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テーマ:釣り好きの人集まれー(7896)
カテゴリ:小ネタ
神経締めを行うことによって死後硬直を遅らせることができるという事は殆どの釣り人なら知っていることだと思いますが、その手順による違いって実際どうなんでしょ?ってデータを山形県が公開しています。
神経締めの手順よる違いってあるの?マダイによる神経〆のデータ青物釣りシーズン真っ最中ですが神経締め、みなさんやられていますね。神経締めを行うことによって、死後硬直を遅らせ、結果腐敗などを遅らせ、生食可能な時間を伸ばすことができます。 今回私が参考にさせていただいたのは山形県水産試験場の資料です。 クリックで山形県のホームページで公開されているPDFファイルを開くことができます。 ↓↓↓ 山形県産活け越しマダイの締め方の違いによる鮮度保持効果の検証 この資料は手順の違う締め方でマダイを締め死後硬直の時間を調べ、鮮度保持効果に差があるかどうか検証したデータかと思われます。 その手順とは A:血抜き優先:活け越し → 鰓切り → 脱血 → 延髄切り → 神経締め B:延髄切り優先:活け越し → 延髄切り → 鰓切り → 脱血 → 神経締め とのこと。 血抜きが優先なのか、延髄切りが優先なのかの違いです。 以上の手順で神経締めを行い死後硬直までの時間を計測したわけですが、延髄切りを優先した手順の方が、血抜きを優先した手順に比べ、顕著な死後硬直の遅延が認められたとのことです。
んーーー!!! 凄い!! 延髄切り優先の締め方をした方が、苦悶死より最大10倍も完全硬直まで時間が伸びています!! また、血抜き優先の手順では 苦悶死区と比べても大きな差は見られない結果となり、延髄切りをする前に脱血することで、脱血の際に苦悶状態となり、活け越しの効果が打ち消されたと考えられる。 とのこと。 血抜きを優先するより神経締めを優先した方が最終的にはメリットが多いように感じます。 実は私、今まで血抜き優先で魚を締めてました・・・・。 いや~勉強になりました。 今度からは延髄から先に攻めて、釣った魚を最大限美味しく食べたいと思います!! まとめ今回の資料は、必要最小限のデータで非常にわかりやすかったです。また、別の機会に色んな角度から魚の締め方について考えてみようと思います(⌒∇⌒) それじゃ、今日はここまでっ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.20 10:01:44
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