大津祭巡行8番~13番(半年ぶりの西への旅13)
大津祭の曳山巡行の続きです。そろそろお昼休憩も終わり、巡行が始まる時間なのですが、このあたりの曳山はまだ動く気配がありません。「西王母山」は8番目の巡行となります。「西王母山」の見送り。この山は、アーケード内にあるので前日も早い時間から飾りつけは終わっていました。(ただし、まだ人形等は乗せません。)9番目は「孔明祈水山」です。蜀の諸葛孔明が、魏の曹操と戦ったとき、流れる水を見て「敵の大軍を押し流してください」と水神に祈り大勝をした故事によるそうです。孔明が扇を開いて水を招くと水が湧き上がり流れ落ちる仕掛けのからくりがあります。前日見た、「孔明祈水山」の飾りつけ途中。天井絵などを見上げて。中国風の山です。右側に見えるのが巡行13番目(最後)の「西宮蛭子山」です。京都祇園祭ではラストもくじ取らずで決まっていますが(前祭のラストは「船鉾」で、後祭のラストは「大船鉾」)、大津祭ではくじ取らずは先頭だけのようです。前日の「西宮蛭子山」の様子。前日会所で見た鯛を釣り上げたえびすさん。そろそろ午後の巡行が始まります。右奥を見ると、くじ取らずで一番の「西行桜狸山」が出発したところです。先頭の「西行桜狸山」のてっぺんには狸がのっています。そもそも大津祭の発祥は、塩売治兵衛が狸のお面を被って踊ったことだそうです。狸は、屋上にのせられて祭の先導とも守護とも見られるようになり、祭日の天気を守ることになったとのこと。「西行桜狸山」のお囃子の様子を動画で。(つづく)