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BL駄文・華は夜ひらく

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2009年04月01日
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カテゴリ:栢山くんの呟き

BL小説です、興味の無い方、嫌悪感を抱かれる方は閲覧をご遠慮下さい。


 栢山くんの呟き7

ある日の夕方、歩く二人を見つけた。
先輩に影の様に寄り添うもう一人、彼の目を見た時思った、この人は恋をしているのだろう、もしかしたらもうすでに彼の手の中に居るかもしれない貴方を俺は想う。
そんな事を思いながら二人の行方を見ていると一人の女子が現れた。
誰だろう?すると彼女は先輩と歩く隣の人物の横に並びなにか会話をしている。彼女とふたりで歩き出す。
先輩は二人を見送っているけどなんだか泣いている風に見える。
女子が振り返り、先輩を見たが彼は前を見て歩くて行く、なんだろうこの違和感、不思議な感覚を思いながら俺はそこに立ち尽くす先輩に声を掛ける。
これはひょっとしてチャンスなのじゃないかと思う。
俺はあの人の隙に付け込む。。。これでいい。。。きっとあの人は俺の手に堕ちるだろう。。。自信はある。
俺は漏れる笑みを押さえて声を掛ける。
「先輩」
先輩は涙を見せないように懸命になりながら振り返る。
忘れ物をしたのは偶然だった、だけどどうでもいいタオル一枚、明日でも良かったけれどそいつのお陰で思いもかけない場面に出くわした。
このとき俺は思った全ての状況が俺に味方した。
部室を開けてもらいタオルを鞄に詰め、先輩に言う、食事をしないかと。。。
暗く沈んだ先輩の顔、返事はNOだろうか。。。言いよどむ先輩を強引に誘う、歩きながら話す勿論弓道のことが中心だ。
これならこの人は乗ってくるだろう。。。
予想どうり、弓道の話が出た瞬間、彼の顔が輝いた。
笑が止まらない、この人が手に入るのならばどんな事でもするし、どんな仮面でも被る。
貴方が好きだ。だから俺の元に堕ちて来て。。。
貴方と居るこの瞬間がたまらなく愛おしい。
貴方は俺のものになるだろうか?遠くから見ていた時よりも明確な手ごたえ、貴方を捕捉(とらえた)
もう放すことはない。
だから俺を愛して
あの影には離れてもらう。
いや、もう離れているのかも知れない。
貴方はだからあの場に立ち尽くしていたんだよね。
声にならない声であの人の名前を呼んで。。。だけど届かなかったいや届いていたけれどあの人は振り向きもせず、貴方を手放した。
貴方はそれを知っているだろうか?気付いていないだろうね。あの人の想い。。。
貴方を想っているから分かるあの人の想い。
あの人に同情はしない。。。
貴方は残酷で綺麗な人、だから俺が気付かせる。
そして俺の気持ちを貴方に受け取ってもらえるだろうか。。。貴方を愛しています。




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最終更新日  2009年04月01日 01時08分19秒
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