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カテゴリ:焦れる僕を満たして欲しい
BL創作小説です、興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。
18禁です。 客旅(かくりょ)17 結局、まんじりともしないで朝を迎えた、鏡を見ると酷い隈が出来ていた、風呂につかり抜けない眠気を流すとサッパリした。 障子を開けて外の景色を見ると一晩で積もった雪に日が当たって銀世界をよりいっそう眩しく輝かせていた。 なんだか心の皺を伸ばしてくれるような景色だった。 和樹さんは帰ってこられるだろうか、少し心配になる、きっと帰ってくるよね。 それを願いながら僕は自分の体に出迎えの為の準備を施す。 それはプレゼントされた深緋色の帯締め、なんだか朝からとても卑猥だと思うけれど喜んでもらえるかな、相当、変態チックだという自覚はあるけれどなんだかこんなのが普通に快感を呼ぶ。 「くっ。。うっつ。。。はぁ、はぁ。。。」 準備を整えて浴衣を着ると苦しいけれどこれで和樹さんを出迎えることが出来る、こうやって僕は彼の色に染められていくかな、けれどそれは僕に取って至幸だと感じる。 少しでも楽なように体を丸めて横になる、苦しくて泣きそうだけれどそれが以外に気持ち良く感じてしまう。 その時だった呼び鈴が鳴る、僕は丸めていた体を起こすと駆け出した、もう苦しいとかそういうのは関係がない。 戸を開ける、冷たい風が懐かしい香りとともに流れ込んでくる、その香りの主に飛びついた。 「ちょ。。。ちょっと。。。顕一。。。」 「お帰りなさい、和樹さん。。。」 「ただいま、参ったよこんなに降るとはね、本当はもっと早くこれる予定だったのだがな」 そう言って抱きついた僕を下ろす手が冷たい、けれど心地いい、部屋の中に僕を押し込めて戸の鍵を掛けると帳場へと電話を入れる、二言、三言と話すと僕が座る布団の方に歩み寄って来る。 「どうしたの?さっきから顔は赤いしそれに息が荒いよ」 さっきから僕の股間が和樹さんの足に触れていてどんなふうになってるか分かっていてわざわざ聞いてくる、僕にその答えを出させたくてニヤリと笑うその顔に色が混ざる。 「分かっているのでしょ。。。」 僕はゆっくり立ち上がると浴衣の裾をたくし上げる、徐々に姿を現す僕の姿態、深緋の帯締めが巻きつく股間のもの、顔を背けて目を閉じる、体中に湧く熱で今まで以上に体を朱に染める、その姿をみて嬉しそうに近づいてくると戒めを施したそれを手の平に載せて先端をさするとそこからは言いようの無い快感が逆流してくるみたいだった。 もう既に立っていられなくて彼の体にしな垂れ掛かるとそれを受け止めてた手が体に触れる、冷えた手の温度が気持ちいい。 「君はなんて素敵な出迎えをしてくれるのだろう、それにこれは君自身でしたのんだよね?」 「はい。。。折角貴方に買ってもらったのだから。。。あれでけじゃ勿体無いでしょ、だから。。見て僕のこの厭らしいここを。。。」 「ああ、可愛いよ、白い肌に巻きついた赤が眩しいね、この前、わたしがした時よりも扇情的で芸術的だ」 「抱いてくれますか?」 「我慢してたのかな?昨晩は一人だったのだろ、どうしてててたの言って」 言葉を口に出しながら僕の股間のものを擦るのを止めない手は感触を楽しむようでそこから離れない、先走りの露が帯締めを濡らし始めながらもまだ成長を続ける、さっきは中途半端な立ち上がりだったから徐々に締め付けが強くなって痛いけれどそれが快感をもたらす。 「はぁ。。。和樹さんごめんなさい、我慢しようと思ったけれど出来なかった、自分でしました」 「ああ、そう、君は正直で良いね、それは少し残念だけどこれで帳消しにしてあげる」 「本当に?」 「ああ、その代わりそのままで家まで帰る?それともここで足を開く?」 どちらも捨て難いのは変わりない、けれど僕はあえて帰宅を選択した、。 ![]() にほんブログ村←ランキングに参加しています、バナークリック宜しくお願い致します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月05日 03時46分58秒
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