「鋼/の/錬/金/術/師」二次創作小説です。
興味ない方、BL小説に興味ない方はご遠慮下さい
また、ここに有るイラストは頂き物であり、作者の碧様の力作です。
お持ち帰り等の行為はなさらないようにお願いします。
ブログ仲間の碧さんからPC復活のイラストを頂きました。
それに駄文を付けてみたので感想など頂けると幸いです。
誘われるままに君に触れ
人気の無くなった薄暗い廊下をコツコツと歩く音がする。
疲れた表情で眉間に皺を寄せ、自室のドアを開けると窓際のデスクに突っ伏して眠る一つの塊を見つける。
一体、どのようにして入ったのか?そのような疑問は問うまでも無い、彼は鋼の称号を持つ錬金術師、エドワード・エルリックなのだ。
壁が有ろうが、ドアに鍵が掛かっていようが錬金術で入り口を造り入り込むのはお手の物であることは部屋の持ち主、ロイ・マスタングは嫌と言うほど良く知っている。
そっとデスクに近づき、エドを見下ろす。
トレードマークのコートを敷きその上に頭を預けて気持ち良さそうに眠る彼を見下ろす。
「こんな体勢でよく眠れるものだ」
独り呟き、昼に溜まった生ぬるい空気を入れ替える為に窓を開けると、秋の涼やかな風がサァーっと入り込んで来る。
空には満月が昼間の刺すような太陽の光とは対照的な柔らかい明かりを放ち、ほっと息をつくと相変わらずすやすやと眠る彼を見詰め、どうするべきか考えながら、背中に回ると三つ編みの解けた金色の髪に触れ、弄び、綺麗な髪だと思う。
髪から手を離すと今度は肩に置くと揺り動かし、ちいさな声で名前を呼んでみる。
「エド」
「う~ん」
少し身じろぎ、右向きの顔が左に変わる。
デスクのライトを付けると顔に明かりが当たる。
もう一度、肩を揺さぶりさっきよりもボリュームを上げて呼んでみる。
「エド」
「う、何だよ」
顔を顰めて金色の瞳を開き、眩しそうにロイを見上げ、右手で乱れた髪を掻き揚げる。
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まだ完全に目覚めていないのか、体はデスクに預けたまま、ロイを見上げ、唇の端を上げて笑う姿がロイの目には誘っているように見える。
「何時、帰った?」
「朝、だからここで一休みだ」
「どうやって入ったなんて台詞は愚問だな」
「分かってるじゃんか、退屈だからな・・・アンタの顔でも拝んでやろうと思っただけだ」
ロイは皮肉の篭った笑顔で上からエドの顔を覗き込むとそのまま口付け、そのまま離れて行った。
「な・・・ば、ばかじゃねぇの・・・」
体をガバッと起こしてシャツで唇を拭う、デスクのライトの明かりの下でさえ分かるほど紅潮しているのが見て取れる。
袖で唇を拭う姿が子供っぽいと思える瞬間だ。
そんなエドを椅子ごと背中から抱き締め、今度は髪に顔を埋める。
「た、大佐?」
「このまま、少しだけ・・・静かに・・・」
「ちょ、どうしちゃったんだよ・・・」
スルリと、シャツの中に手が忍び込む。
「え、あつ・・・嘘・・・」
「誘ったのは君だ、意識していないだろけどな、ここからは大人の時間だ」
「あっ」
首筋に唇が落とされ、指が乳首に触れると甘い声が漏れ始め、 硬くしていた体は力が抜け、ロイに体重を預けた。
「たいさぁ・・・」
顔を上げさせてもう一度、今度は深く甘い、官能を引き釣り出す口付をする。
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