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BL駄文・華は夜ひらく

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世界征服執行委員会 ウメザワ暗黒卿さん
わたしのブログ ミルク4659さん
2010年09月14日
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BL小説です。興味ない方、嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。


ストレスをそのままぶつけて全の気持ちを考えない怒鳴って、自分の思い込みで傷つけた。
何をやってるのだろう、言い訳ぐらい聞いて上げられる心の余裕が昼間の電話でうしなわれていたんだ。
だからその分を僕の身体で許して欲しい、そして癒して上げたい。

「何が有ったのかは聞かないよ」
「それで良い、だから顕一、お前に触れたい嫌なもの全部出させて」

全の弱音、初めて聞いた。
抱き上げられていた身体は床に下ろされていたから、全は僕に抱きついて背中に顔を埋めてる。
全の体温、息遣い、見えない顔に震える手、背中に落ちる涙?

「全?」
「もう少しこのままで居させて」
「いいよ、気の済むまでそのままで」
「体温が気持ち良い」
「うん・・・」

力強く抱き寄せられる。
背中から肩に頭が移動して、触れる唇、冷たくて気持ち良い、今度はキスして欲しくて身体を反転させる。
視線が絡み合う。

「キスしたい」
「俺もしたいよ」
「抱いてくれる、怒ってない?」
「顕一、お前だから俺は好きになったんだ」

初めて聞いた言葉、僕だから好きに成ってくれた。
嬉しい、なんて素敵な言葉を君はくれるの、愛してるよ、全、僕はそう囁いた。

「嬉しい事を言ってくれるね」
「恋人だから」
「お前は俺の恋人で俺はお前の恋人だ、愛してる」

忘れていた余りににも一緒に居る時間が長すぎて、一緒に居る事が足り前になっていた。
和樹さんと別れてただ寂しいから一緒に居たんじゃない。
僕は全を愛してるから一緒に居たんだ。
全はもっと前から僕を好きで居てくれたのに、一体、僕は何をやっていたのだろう。

「愛してるよ、全、だか僕の前でもっと弱音を吐いて、そんな全も僕は愛せるのだかね」
「なんて事を言ってくれるんだ」

全の顔が輝いて僕は抱き上げられ、キスされる。

「欲しい、俺の嫌なとこ全部吸い取って」

寝室に向かう全の足取りがなんだか軽やかに成ってる。
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最終更新日  2010年09月14日 21時22分50秒
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