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BL駄文・華は夜ひらく

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2011年10月15日
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カテゴリ:二次創作
嫌悪感抱かれる方、興味の無い方はご遠慮下さい。
七夕の織姫・彦星の伝説をBL風味でお届けしています。やっぱり二次創作になるのかな?
では、O.Kなかたのみお進みください。

Love in the Milky Way

「今、なんと?」
『私の姫』そのように聴こえたのは幻聴ではなかっただろうか。
鷲仙があれほど織也の姿に怒りを抱いたのは自分の好いた人を織也が真似たのだと勘違いをしたのが始まりだった。しかし、今はあの時の姫が織也であった事を認識している口ぶりなのだ。
それやりも、息も出来ないほど強く抱きしめられて言葉が出ないが、この上なく幸せだと今、織也は思っている。
「織也、好きです、いや、愛しています、私は貴方が愛おしい、友人以上の感情を抱いても良いだろうか」
お互いの鼓動が高々となり、共鳴しあう、そんな錯覚さえ起こしそうな距離で鷲仙の低く優しい声が告白をする。
「あのような形をして歩く私を嫌だとはお思いにならないのですか」
一番、触れなければならないところに織也自身が触れる。
以外に冷静にそれを言ったことに驚きをだきながらも、自分の仕事を理解して欲しくて、そして全てを受け止めて欲しいからこそ避けては通れない現実、好きとか愛してるで片付けられない問題がここにはあるのだ。
そしてそれは、織也自身だけでなく、織の宮にも深い問題となるのだ。この屋敷を織也が出て終わりというわけにも行かない現実を抱えてしまってるのだ。
「戸惑っておいでか?」
鷲仙自身は愛の言葉を告げればそれで良いのだと思っていたのだったが、織屋の態度から、それだけでは済まない事を悟る。
「時間は有ります、ゆっくりお考え下さい、私は待ちます、それよりも貴方も何か言いたいことが有るのでしょう」
戒めを解き、織也の手を捉えて立たせると、自身が椅子に座り、膝に織也を乗せる。その行動に織也は戸惑いながらも、今度は抗うこともなく、頬を染め体を安心して預ける。その顔はとても幸せそうである。
それを観ただけでもさきほどの問いの答えを知った気がして鷲仙は幸せに浸れるのだった。
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最終更新日  2011年10月15日 01時56分04秒
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