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カテゴリ:短編 SS
駄文です。 「どうした?したくなった?」 クスリと笑われ尻を揉まれる。 「止めて、声が出ちゃう」 「声を出したいから付いて来たんだろ、こんな格好して男漁りしてたくせに、まだ、声は出しちゃダメだよ」 囁かれて耳を舐められた。そんなことされたらもっと欲しくなる。触って欲しくて上目遣い男を見つめると冷たく視線を逸らされた。SEXしたくてここまで連れて来たくせにちょっとイラッとくる。それにしても、シタイのだったらここで好いからシテ欲しい、どこまで行くのだろう。 「あの車」 ポツリと呟いた先には黒塗りの高級車、ちょっと待て、何も考えないでシタイだけで付いて来ちゃったけど、ヤバイ職業の人だったらどうしよう、チラッと過ぎる恐怖、売り飛ばされたりしないよね。さっきまでの高揚感が少し引いてしまう。逃げようか、でも、追いかけられたら逃げる自信ないし、こんなんじゃ走れない。躊躇してる間に車のドアが開いて後部座先に乗るように薦められた。抵抗したって勝てる気がしない、諦めよう、言うこと聞いておけば痛い目には合わなくて済むんじゃないかな。 「どうした?」 「ねぇ、シナイの?」 「我慢のきかない奴だな、ホテルまで待てないのか?」 ホテルか、危ない目には合わなさそうだ。男は運転席に乗るとルームミラー越しに視線が合うと嗜虐的な笑みを浮かべる。何かされるのかな、恐怖心よりも期待感を持たせる笑みにさっきまでの思いは消えてしまった。 「スカート捲って足開け、シタイんだろ?」 背筋がゾクリとした、僕が待っていた言葉はこれだったんだ。躊躇はしない、広い車内、靴を脱いで足を座席に乗せてスカートをおずおずとたくし上げる。パニエが邪魔だ。 「それじゃ見えないな、スカート脱げるか?」 足を元に戻して腰を浮かせるとファスナーを手探りで下ろしてパニエごとスカートを下げる。足元に出来た塊の中から足を抜いてもう一度、座席に足を広げて乗せる。萎えかけたペニスが丸見えだ。ルームミラー越しに声がする。 「いいねぇ、丸見えだ可愛い男の娘だ、毛も処理して変態だな、見せろよ、イクところ」 ペニスに手を掛けると車が動き出す、バランスを取る為に深く腰掛けると後ろの孔まで見えてしまうのじゃないかって思えて興奮する。そして、他人に観られる心配は無い、濃いスモークガラスに守られているのは確認済みだ。 「本当は助手席でヤッて誰かに見せるのも面白いんだが今日は俺だけの楽しみってとこだな」 こいつの方がよっぽどの変態だ。だけど、その言葉に興奮を隠せない僕も居る。ペニスは既にはち切れそうだ、見られながらするのも実は嫌いじゃない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年06月25日 10時04分31秒
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