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『信賞筆罰』 ある在野研究者の記録

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読書日記

2021.12.01
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カテゴリ:読書日記


中央大学在学の時から「理論経済学」は役に立たない!!と、ウェブページで散々批判していた私。
1994年から2000年にかけて シカゴ大学のフリードマンの経済学が主流となっていたのに、「人間が合理的に行動することなどありえない」と、散々書いてきました。

理論経済学を勉強するにも、人間の非合理性や感情的などに焦点をあてた反主流経済学を中央大学で学んできました。まだ、実験経済学、臨床経済学と言われていた時代で、今では「行動経済学」「実験経済学」として、演繹から帰納法で「人間」の経済活動を見つめる経済学を学んでいました。

その当時まケインズ経済学なら、ケインズ→吉川洋→ハイマン・ミンスキー・スティグリッツ。制度派なら、宇沢弘文→ヴィブレン→ガルブレイス。行動経済学ならカネーマン。

制度派のヴィブレン、ケインズ経済学、カネーマンの「行動経済学」、スティグリッツの「非対称情報」論と、反主流経済学を学んでいました。
そして、アメリカでは当時クリントン政権だったので、民主党の経済ブレーンであるレスター・サローやロバート・ライシュなど「政治経済」からアプローチする経済論も出ていたので、彼らの著作もよく読んでいました。

そこから奥村宏先生との出会いで企業論を研究する上で、土台となる組織論や社会心理学、組織の意思決定論を学ぶ上、複雑ネットワーク論、ゲーム理論、社会心理学も最新研究を織り込み統計学もフィッシャーからベイズになり、IT技術やPCの発達で簡単にシュミレーションができるようになり、帰納法+実証+統計・確率で、経済を俯瞰的に知ることができつつある時代になってきました。

さらには 『ファストアンドフロー』のカネーマンの行動経済学 

そして、本年度のノーベル経済学賞は 実験経済学の米カリフォルニア大バークレー校のデービッド・カード MITのヨシュア・アングリストと米スタンフォード大のグイド・インベンスが受賞した。

最低賃金を上げても 失業率は急激には高くならず、そのままを維持する。
(これは どの経済環境でもあてはまることはできない。お隣 K国では これをやって さらに失業率が増加し とんでもないことになっている。経済政策 経済環境が違うと 最低賃金を上げたところで 失業率は高くなる事例もあることに注意が必要)

これらのようなアプローチで経済を見ていた欧米の研究者は、なかなか知られていなかったのですが、今回、そのど真ん中を記したものが、この『経済は「予想外のつながり」で動く――「ネットワーク理論」で読みとく予測不可能な世界のしくみ』である。

参考文献が非主流経済学のオンパレード。
ダンカン・ワッツ、ハーバード・サイモン、スティグリッツ、カネーマン、マクルーハンと、経済学の枠を飛び越えた分野、複雑ネットワーク、産業経営論、情報学、社会心理学。

日本の経済学者で、これらの分野を統合して経済を考える学者や研究者は、ほとんどいない。

しかし、これらの分野を横断的に積極的に取り入れ、既存の理論経済学に対して真っ向から反論し、新しい経済学の分野を構築しているところが、この本のすごいところなのである。

複雑ネットワークと情報学とIT、そしてベイズ統計から組織の意思決定が、経済を大きなダイナミズムとして捉えないと、グローバル経済の一長一短を把握することが非常に難しくなるだろう。

そのためにも、日本でも 輸入の理論経済学に頼らない新しい経済学の構築が急務なのであるが、今でも海外で輸入した経済学を学んで 大学教授になることが主流なので 日本で経済学が発展することは まぁ 将来はないだろうと悲観していますが。






最終更新日  2021.12.01 20:03:13


2021.11.30
カテゴリ:読書日記


ビジネス書 特に、兵法から経営を考えるにあたり、私が一番参考にしているのは大橋武夫先生の著作群である。

最近、PHP文庫が立て続けに大橋武夫さんの著書を復刻している。
『経営幹部の100の兵法』 『マキャベリの兵法』である。

立花隆と佐藤優の文春新書でも大橋さんの『兵法 孫子』が取り上げられていた。

多分、この2冊以外で続々と復刊されることは非常にうれしい。
どうして、今、大橋武夫先生が注目されるようになったのか?

やはり、日本企業の経営がガタガタに崩れているからであると私は思っています。

日本の経営の悪い所=旧 日本陸軍の悪い所と全く同じ原因があると、大橋さんも指摘されているし、小室直樹博士の『危機の構造』や、同じく中公文庫の『失敗の本質』でも同様である。

つまり、日本企業の経営システムや企業統治機構、さらには、企業風土がガタガタになっているわけだ。
だからこそ、最近、パワハラやらブラック企業やら、ギスギスした職場になることが多いことも必然であろうと思えます。

経営マネージメントでは、ヒト・モノ・カネ・情報の管理が注目されてきました。
人事管理においても、アメリカからの輸入モノばかりで、コーチングやらギスギスした職場の改善などに注目ばかりされ、結局、有効な処方箋もなく、経営コンサルティングの思う壺=情報商品として消費され、何の改善もなされていません。

そのような日本の企業環境の中で、ヒトをマネージメントするための「統率力」の大事さに注目された日本の経営評論家や神戸大 一橋などの大学教授はいませんでした。

ただ、唯一、「統率力」について言及されたのが、大橋武夫先生だったわけです。

企業のトップとミドルでは、「統率力」について違う。

トップが参考するのは、この『統率』です。
ミドルには『統率力入門』か、もしくは日本実業出版の『統率力 101の法則』があります。

この『統率』の中で、大橋さんは次のように書かれています。

「統率を本職とする軍隊にも統率の理論が確立しておらず、現在の大学にも統率の講座はなく、一流の企業にも統率錬成について本格的な構えを持っているものはない。また、市井の書店には統率(またはリーダーシップ)の本は数多く出ているが、いずれもたんなる実例や思いつきの羅列に終わっている。

統率の本質を捉え、これを的確に実行することが経営の秘訣であり、そのための理論化、系統化が必要であると思って挑戦したのがこの本である。
しかし、統率は人の心に関するものだけにこれを理論化し、体系化することは容易なことではない」
『統率」 P5

あと、『統率力 101の原則』では、りーだーシップとヘッドシップの違いについて言及されているところは非常に参考になる。

本来、『統率』を読む前に、『統率力入門』や『統率力 101の法則』を読まれたほうが、統率の大事さが理解しやすくなるように思います。

例えば、号令・訓令・命令の違いをご存知の方はいますか?
号令ばかりやっているから、統率できない管理職が多いという大橋さんの指摘は「あ、なるほど」と思うわけです。

今こそ、日本の企業経営で十分通じる、大橋武夫さんの著書を是非ご覧になることをおすすめします。
初めて大橋さんの著書を読みたいと思うなら、『図解兵法』が、一番大橋さんのエッセンスがつまった作品です。

11月30日で いったん 毎日の読書日記を一旦 終了します。
12月 1月と繁盛期で 海外出張などもあり 毎日本を読むこともままならず 会社の企業戦略など 結構な意思決定に関わることが多くなり それほど自分の時間も取ることが難しくなってきました。

時間があったときに ちょくちょく更新する予定です。






最終更新日  2021.11.30 00:30:05
2021.11.29
カテゴリ:読書日記



今なお、久しぶりに読み返してみると、彼の予言どおりのことが次から次へと起きている。

アメリカのグローバリズム(アメリカ民主党やウォール街派)の批判は、イギリスの論客が非常に鋭い批判をすることで有名だ。その中でもジョン・グレイの指摘は、その当時、1998年に『ニューヨーク・タイムズ』や『FT』などで書評され、欧米の経済論壇に衝撃を与えたものなのである。

グローバリズム関係の洋書では、この本が必ず引用文献に出てくるほど、反グローバリズムの急先鋒として現在でも影響力をもっているのが、ジョン・グレイの『グローバリズムという妄想』なのだ。

この本では非正規労働者の不安定な労働環境の非安定性、労働組合の弱体化(P100)、雇用の不安定性による先進国のブルジョワ生活の崩壊、社会的機関としての産業空洞化など、全て懸念材料として書かれている。

1999年の段階で、この予言は今の日本の経済状況を全て的中させている。

グローバリズムは、日本では輸入経済学者がその旗振り役だった。
竹中平蔵氏しかり、御用学者と呼ばれるアメリカで留学をした大学教授たちだ。

彼らが行ったグローバリズム=アメリカの経済政策のゴリ押しによって、日本経済がボロボロになり、日銀の誤った財政政策やら、政府の誤った経済政策によってデフレが20年も続いたともいってよい。

そして、私達は、グレイの批判していたグローバリズムの世界の取り込まれてしまったわけだ。
そして、世界市場というメガコンペティション(世界競争)の中で、日本企業が生き残りをかけて存続していけるかどうか_?のまっただ中に今いるということをもっと私達は認識しないといけないわけです。

このグローバリズムの経済政策としてTPPもその一つであり、米中衝突の環太平洋地域の経済連合いか構築することがが勝負になるというのに、岸田親中内閣で 完全に日本が米中にどっちつかずになるということになってきている。

グレイの主張するように、グローバリズムやその思想による自由主義経済など妄想で、長続きせずにそのシステム自体がすぐに崩壊する。

そして、それが経済社会にとって負の側面しかないという彼の主張を、もう一度、再確認する必要があるように思います。

逆に グローバリズムを逆手に取り 封じ込め施策 ブロック経済の一環として 対中のカウンターの経済政策として利用すべくとも。

今こそ、読まれるべき本ではないか?と思います。






最終更新日  2021.11.29 00:30:04
2021.11.28
カテゴリ:読書日記


『孫子』に関して、あまり注釈書は読まないようにしています。
評論家の勝手な孫子の解釈でグチャグチャになってしまうからです。

唯一、『孫子』の解釈書で参考になるのは、大橋武夫氏と、このグリフィス版だ。

グリフィスに関して、あまり日本では知られていないが欧米で『孫子』といえばグリフィスである。
それぐらいグリフィスの『孫子』は、欧米では名著として読まれ続けていることが知られていない。

グリフィスに関して、毛沢東研究・支那軍の研究について有名であるが、支那 朝鮮に関する研究で戦前は日本が最先端の研究・資料・調査を行っていたことはあまり知られていない。

特に、満鉄調査部が行っていた支那の調査研究や朝鮮銀行が行っていた調査などは、今でも研究されていて、ひそやかながら出版されている。

さて、最近、自己啓発というか戦略論・インテリジェンス論が巷では流行となっているので、『孫子』が、にわか注目されている。

しょうもない『孫子』の解説書の本を買うぐらいなら、講談社学術文庫か、新刊の日経クラシックのグリフィス版の『孫子』を読み比べてみると非常に面白いと思います。

グリフィスの場合、太平洋戦争を戦ったことから日本は『孫子』を軽くみていたと断じています。

しかし、『孫子』の教えを忠実に従ったとしても、上層部・パワーエリートが『孫子』の教えを理解していなかったら、意味が無い。

優秀な部下がいても、実際に組織を動かすパワーエリートが判断を誤ったなら、いくら『孫子』の教えに忠実だったとしてもダメである。

もっと積極的に、情報戦・プロパガンダ・戦史・組織論を総合的に把握する必要があるように思います。

だからこそ、『孫子』について深く研究する必要があるように思えます。






最終更新日  2021.11.28 00:30:04
2021.11.27
カテゴリ:読書日記



精神分析にかんしては、小此木先生のほうが断然良書が多い。

ただ、不満点は「困ったひと」に対する対処法が全くと言っていいほど具体的ではない。
だから、対処法について知りたいなら、別の著書を参考にしなければいけない。

この本の画期的なところは、ある程度の「困った人」の大まかな分類と、その困った人がどのような言動をするのか?ということが具体的に書かれていることなのである。

最近、パーソナリティー障害について、様々な書籍が出ているが、1995年では、まだ性格障害が「精神病」として取り扱われている部分が多く、性格障害として、なかなか認知されていない部分が多かった。

また、『ココロジー』など、TVの影響で心理学がかなり注目されはじめ、心理学の初歩であるロールシャッハ・テストなどで、かじりだけでも大学で勉強したい学生が集まったものだ。

ただ、心理学を勉強したところでカウンセラーになりたい=人の性格を改善したいというのは、あまりにも無謀だということは、このブログでも何度も指摘していることです。

心理学を勉強する目的こそ、本来、自らの人間関係の距離感やコミュニケーションをする方法として活用すべきというのが私の持論です。

この本の初版は大和書房から1995年に刊行され、ようやく性格障害について注目された本でした。

本来、組織を運営する上、人事部や組織を統括する人にとって、この性格障害をもつ人との関わり合い方、さらに、組織運営で適材適所をどのように活かせるのか?で用いなければいけないわけで。

そのように活用している人事部や経営、マネージメント運営こそ、人の性格にもっとフォーカスしなければいけないと私は思います。

その上で、文庫本としては、かなりのボリュームですが、古本屋で100円で売っているなら、十分もとがとれる本でもあります。

性格障害やパーソナリティー障害の初級者用としては、まだまだ、十分に価値がある本です。






最終更新日  2021.11.27 21:40:00
2021.11.26
カテゴリ:読書日記



コーチングや、人材教育において、「なぜ、この本があるのに」と思ってしまうことがあります。

デール カーネギーの著作は、ビジネス本でも古典の部類にはいるものですが、さすが、長年多くの人に読み継がれている作品群なので、買って、もしくは読んでも失敗がない数少ない信頼できるビジネス本であると思います。

大体、自己啓発本やビジネス本は、ナポレオン・ヒル、そして、デール カーネギーなどの著作群からパクっている本が非常に多い。

これらの類の本は、まず、引用文献や参考文献を書かないことがほとんどなので、これらの作品群のエッセンスと自らの経験や主張を入れて、作り変えることが主流となっているわけです。

さて、今回、カーネギーの作品群の中で、一番のオススメは、この本だと思います。

数多くの作品の中で、この本が一番実践的であり、カーネギーの数々の著作を「どのように現実に生かしていくのか?」ということ、そして、ラジオ番組を使った台本から増補された作品なので、聴衆者にわかりやすく理解でくるような工夫が数多くなされていることで、具体例が多くさかれており、文字も大きく印刷されているため、スイスイと読みすすむことができます。

第二十五章にわたって、「人を動かす」こと、そして、「リーダーとは?」という問いに真正面から見事なまでの具体例に基づく回答・成功談・人を動かす工夫と言い方、接し方についてのアドバイスは、どれも超一級品です。

新人研修などに、この本を読めというだけで、十分の内容だと思います。

日本の企業で、この本で描かれているリーダーや管理署は、あまりいないのではないでしょうかね。






最終更新日  2021.11.26 00:30:04
2021.11.25
カテゴリ:読書日記



本間先生が、いつのまにか京都芸術大学教授になられていました。
確か、この大学の学長は浅田彰氏だったように思いますが、なかなか良い人選をされているように思います。

かつては NHK教育で『ビジネス英語』をTVで行っており、非常にためになる英語講師のイメージでしたが しかし 専門は英語教育ではなく コーチング。 かつ 松下政経塾の塾生という かなりの経歴の持ち主です。


京都芸術大学には、画材について研究されている先生もいらっしゃり、油絵を描くときの絵の具についても、既存品に頼らない独自の作り方を教えている先生もいるし、芸術大学では京都芸術大学が非常に良い教授陣を揃えてきているように思います。

本間先生のビジネスでの指導法・教育法は、教育学と名付けられていました。
しかし、コーチングにフォーカスを宛てた著書が多く、教育方法論で本間理論がようやく三部作として刊行されました。

その三部作とは

『人を育てる「叱り」の技術』 ダイヤモンド社
『ほめて!叱って!励まして!―部下が育つ魔法のキメ技』 ぱる『出版社
『叱らなくても部下の心をつかむ方法』 フォレスト出版

叱りについて、現在、企業内部で問題になっているのは「パワハラ」「セクハラ」問題です。

現在、学校の体罰問題やいじめ問題、学級崩壊がクローズアップされていますが、日本の企業内でも全く同じ問題が起こっているのです。

しかし、日本のバカマスコミは、それほど注目もしていません。

取り上げているのは、日本共産党やブラック企業研究など、大企業に対して広告宣伝などに頼らなくても対抗できる勢力のみが、事実を発信しているような状態です。

日本企業で発生している問題は、まさに日本の教育現場で起こっている問題と同じことが現実に起こっているわけです。

大企業や中小企業も含め、管理職が部下を教育できる人が少ないという事実に、もっと注目しないといけないのです。

裏をかえせば、日本の学校教育においても教師が生徒を管理できない・教育できない問題と同じことなのです。

企業再生や企業風土改革を行うのは、まさに管理職の意識改革、さらには教育学の習得が欠かせないようになってきました。

また、上からのリーダーシップが部下を管理することだと、勘違いしている上司は首にするべきでしょう。
そういう上司ほど、統率力がないバラバラ組織であり、お山の大将、裸の王様状態に必ず陥るからです。

部下をどのように教育するのか?
どうやって、育てていくのか?

その方法論として、アメリカなど海外で利用されているのが、この本で書かれている「フィードバック理論」なのです。

外資系の有名企業では、この教育論は常識です。

日本企業は、人事部や社員教育の外注先への丸投げ、さらに産業大学などを使っての通信教育などやっていますが、今の時代、彼らの方法論は時代遅れであることを知るべきでしょう。

そのような教育制度があるからこそ、管理職がますます部下を教育できなくなる組織へとなっていくのですから。






最終更新日  2021.11.25 00:30:04
2021.11.24
カテゴリ:読書日記



子供の頃からサンテレビでプロ野球の阪神戦を試合終了まで見ていて、小学校六年生で阪神 日本一まで見届けると、中学校で近鉄ファンの友達に誘いを受けて、大阪球場でのプロ野球の試合が最後の日だった南海VS近鉄戦を見に行きました。

初めての パ・リーグの試合。
鈴木貴久選手のホームランなどで 近鉄のボロ勝ち。

ただ、南海ホークスが もうなくなってしまうので、当たり前のように 南海電車の中吊り広告での南海戦のプロ野球の試合の広告がなくなるのも。

南海ホークス 全盛期を知らない子供にとっては 大阪球場に無料で入ることができたことだけでも 「まぁ よかった」という印象しかありませんでした。

そして 『ニュースステーション』で ぶちぬいた 伝説の 10.19 ロッテ 対 近鉄。
夏の高校野球中継で 植草さんに継ぐ 名アナウンサー 朝日放送のアベロクの中継で 興奮しないわけがない。

ロッテVS近鉄の熱パの試合を テレビ観戦し かじりつくように視聴し 中学時代の近鉄ファンだった同級生の誘いで 藤井寺球場の外野スタンドに通いつめ、いてまえ打線の近鉄優勝戦を間近に藤井寺球場で観戦していました。

この時の近鉄の首脳陣がすごい。

監督 仰木彬
打撃コーチ 中西太
投手コーチ 権藤博 

野球論でいえば野村克也さんは経営者の考え方は非常に的確。
しかし、中間管理職としてのコーチ論は野村理論や考え方ではダメ。

いろいろな野球論を読んできたが、一番「人を育てる」こと、特に中間管理職の生き方 処世術に関しては中西太さんの考え方が一番しっくりくる。

中西太さんといえば西鉄で活躍した怪童丸。
野球選手であの当時、ウェイトトレーニングで筋力UPをはかり、打撃コーチとしては名コーチとして日本のプロ野球を知っている人なら知られている方だ、

古田敦也のプロ野球ベストゲーム「近鉄優勝・ブライアント4連発」

中西さんのコーチ論を知るには、上記の西武戦のブライアント四連発のドラマの舞台裏、特に、中西太コーチのブライアントの育て方が一番参考になる。

そして、もっと中西さんのコーチ論を知りたいと思い、購入したのが『人を活かす 人を育てる』と『活人術』だ。
この『活人術』が書かれた内容は近鉄時代 オリックス時代の戦友だった仰木監督の時代である。

どのようにチームを強くするのか? 勝てるチームにするのか?がコーチの視点で書かれているところが、昨今の野球論の中で無かった分野だったわけだ。

監督の立場 選手の立場ではなく、コーチの立場から見た野球論 組織論は、たぶん、この『活人術』が初めてだろうと思う。

ただ、『人を活かす 人を育てる』と『活人術』は構成は、ほぼ同じで内容も似たり寄ったりである。多少、『人を活かす』のほうが写真や、エピソードが細かく書かれている。

これらの本の中で、「人を育てる」という視点での中西流の考えは、かなり革新的であり、現在の組織論でもTOPレベルの考え方だ。

柔軟にかつ大胆に。

そして、創意工夫と努力。

野球人として、もっと中西さんの考えが注目されてもいいのではないか?と思う。






最終更新日  2021.11.24 00:30:04
2021.11.23
カテゴリ:読書日記





最近、ビジネス本、特にリーダーシップ論で「誰が信じるものか!」と思えるものが多々ある。

ビジネス本、特に、自己啓発系は宮崎学さんの『自己啓発病」社会 「スキルアップ」という病に冒される日本人』(祥伝社黄金文)で指摘されているように、あまり役に立たえないものが多すぎると感じることが多い。


会社内ではリーダーシップなど本当にできる人は、あまりにも少ない。
これは、私が数多くの有名企業で働いてきた中で「本当のリーダーたる資質を備え、組織を引っ張っているような人は少ない」ということを実感するからだ。

会社の企業研修や書籍なども「眉唾」ものでリーダーシップの研修などやらされるが、本当に役にたったと思うことは全くない。

また、日本の株式会社論を研究していても、リーダーたる経営者の資質は社内政治でのし上がっているものであり、グローバル化がすすむ資本主義の中で、大企業病が蔓延し企業不祥事や不正会計、経営戦略の失敗、新商品開発 人材不足と活用不足に伴う業績不振で自滅している日本の大企業が、多く見受けられるのも、日本式リーダーシップ論など勉強するものではないと断言できます。

すべて、日本の経営方式がグローバリズムでぶっ壊れてしまったという事実を私達は認識すべきだと思う。

その中で出てきたのがジェフリー フェファーのこの本。

中身を読んでみると、所詮、会社で出世するヤツは利己心の塊で、会社の利益など、これっぽっちも思っていないヤツが出世し、さらに、リーダーシップの研修どおりバカ正直にやれば、身を滅ぼすという実証例が、これでもか!と書いてあり、自らのサラリーマン人生で思っていたことが実証されたように思えました。

さらに、もっとも納得したのが、リーダーシップ論を教えている講師は、リーダーシップなど経験などしていないものがほとんどであること。
さらに、企業でV時回復などを成功した経営者や賞賛されている経営者が書いた著作は、ほぼ、自らが行った言動や成功とは違う、理想論、自分でやってきたところのいいどこ取りしか書いていないという指摘である。また、自分がやっていた経営 意思決定が、本に書いていることとまるで違うことや、自らの理想論や飛躍しすぎた表現で講義をしているのだから、もう、自己満足の宣伝のようである。
悪いところはフタをし、そして、名声に傷がつかないところしか書かないのも、経営論や経営者論の悪しき学問であるように思う。

この本を読んだときは 思わず手を叩いて喜んでしまいました。
データも基づいて実証し、論理的に『どんなヤツが出世するのか?』をしっかりリアリストとして指摘できる大学教授がようやく出てきたと。

MBAや経営学、組織論、リーダーシップ論。
はっきりいいまして、使える知識は、そんなにありません。

ただ、経営に成功した=まぐれの要素のほうが強いわけです。

いつも書いているのですが、もし、成功した経営手法を同じようにしたとして、果たして同じように成功するのか?

同じことをやって、同じように成功するなら、そりゃ~誰でも真似して、みんな億万長者になれますもんね。
しかし、現実はそうではない。

その冷酷な事実をしっかり受け入れることができないと、所詮、組織が動かすことができません。

ビジネス本を読むぐらいなら、古典の名著を読んだほうが全然いいと思います。






最終更新日  2021.11.23 21:14:29
2021.11.22
カテゴリ:読書日記



もうお亡くなりになってしまったヤマト運輸会長の小倉さんの経営方針について、ヤマト運輸の社内報になっていたコラムを一般書籍化した本が、この本である。

小倉さんはヤマト運輸という運輸会社の経営者。

運輸会社として求められるものは「サービス」だということを、いち早く気が付かれ、そして、お客様に喜ばれるサービスとしてアメリカのUPSを参考にした宅急便を導入したことは有名なお話だ。

私も運輸会社に携わっていたので、小倉さんが社員に伝えたいメッセージがよく理解できました。
飲食業やサービス業に従事している人や経営者にとって、この本は非常に有益な書籍であるように思います。

現在、ヤマト運輸は絶好調の業績を上げ、ついに佐川急便や日通、郵政公社を突き放し、ダントツNO1の宅配業者になったことは、小倉さんの経営方針がしっかりヤマト運輸に根付いた結果であろうと思います。

思いやりのサービス・人柄のヤマト運輸のイメージは、まさに小倉さんが社員に何度もメッセージとして伝えられたことで、社員のすみずみまで、その精神を実行にうつした結果ともいってよいのではなかろうか?

ただ、小倉さんが経営者として苦労されていたのは、やはり、組織の硬直化=大企業病であったことだ。

その原因こそ、この本の第四章 「会社の健康診断」という章で、事細かに記されており、ヤマト運輸でも、現在の日本の大企業が苦しんでいる閉塞感があるのだと。

それをそのまま放置するか、しっかり改善できるか?が、今後のヤマト運輸の業績がダントツの地位を保つことができるかどうか?にかかってくる。

小倉さんが会長の時代でも社員からの匿名の苦情や労働環境の劣悪さを告発する書が数多く届いていた。

まさに、この問題を解決しないと、絶好調の歯車は一気に逆方向に加速度的に向かってしまうようになる。

今、佐川急便や西濃運輸が、その状態になりつつある。

いずれ、ヤマト運輸も、社内改革や企業風土改革にメスをいれないと同じような状況になると思います。

さらに、最近、ヤマト運輸の新サービスが、社員に負担をかける業務になっていることが気になります。

ECサイトやネット通販大手のAMAZONや楽天など、宅配便会社へ小口便・雑貨便・丸投げにするようなことをせず、運輸会社・物流子会社を作り、自前で物流を行う動きになっています。

これから小倉イズムが、しっかり継承されているか? これから数年がヤマト運輸の勝負の年になるのではないでしょうか?

ヤマト運輸が運輸会社ではなく「サービス業」の会社であることを認識し、しっかりとした宅配サービスができるのか?

そして、大企業病を克服できるように、企業の閉塞状況、不満、企業風土改革・組織改革を行わないと、大企業病が蔓延し、ヤマト運輸が没落する可能性さえあると思います






最終更新日  2021.11.22 00:30:04

全211件 (211件中 1-10件目)

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