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カテゴリ:Dr.HOUSE S3-8
28歳の消防士、デレクが突然寒気を感じて錯乱する。これで3回目で、本人は6ヶ月前に全身の50%を越える部分に皮膚移植を受けていた。
不整脈もあり始めはMRSAを疑うが、視界が青みがかっているということから、ハウスはヴァイアグラの副作用だという。デレクの症状は更年期症状に似ていた。しかし、ホルモン治療をしようとするとデレクは発作を起こして暴れてしまい、チームは脳を調べることにする。 やがて、デレクの同僚エイミーが同席するときに心臓発作が起きることから、自分の兄と婚約しているエイミーへの片思いが全ての原因ではないかと考え、ハウスは脳に電気ショックを与えて記憶を消すという治療法を指示する。 一方、ハウスは薬物依存のために処方箋を偽造した件で罪状認否を行う。カディはもうこれ以上面倒は見きれないと、ハウスにトリッターと話をするように言う。ハウスはこれまでの態度を改めトリッターに謝罪すると共に、リハビリを始めることにするが… ここまで引っ張ってきたトリッター・エピソードの結末ですが、正直「それで終わりかよ」と肩すかしだった部分もありました。 結局、ハウスを救うのはウィルソンでもなく、キャメロンでもなくカディだということですね。 もう、これ以上「お上」には勝てないと腹をくくって、殊勝にもトリッターに謝罪し、「言葉じゃだめだ、興味があるのは君の行動」と言われて、リハビリを受けることにしたハウス。 しかしトリッターはそんなハウスの姿を見ても、心を動かされることはなかった。 彼が素直にグループセッションに加わるはずがなく、心底悔い改めるにはもっと大きな出来事がないとだめだろうと思っていたら、案の定始めから「ヴォルデモート」に賄賂を渡してバイコディンを飲んでいたのですね。(爆) 結局、トリッターの求めたものは裁判でハウスに勝つこと(ハウスを刑務所に入れる事)だけだったのではないか。「今に患者を殺すぞ」ということに説得力がなくなって見えました。 単に、薬物依存者は抹殺すべきというような、偏見で動いていたように見えてならないです。 ハウスの写し身のようなもっと深いキャラかと思ったら、最後のカディの偽証であっけなく公判棄却になって、もうちょっとマシなことが言えないのかとがっかりしました。 判事が(『ブラザーフッド』のフィッツジェラルドの奥さん)常識的な人で良かった。医者の仕事は人命を救うことで、ハウスが友人の助けでこれからもやっていけると信じたのでしょう。 ともあれ、ひねくれ小僧のハウスが真顔で「すまなかった」と謝罪する姿は、ドキッとさせられてステキ。(笑) これはハウスの本心であって欲しいですが、「結局謝罪は必要なかったね~」とうれしい♪ウィルソンに、「そう思いたければ思っておけ(Believe what you want)」と負け惜しみを言うところに、ハウスらしさが出ています。 患者の方は、小さな髄膜腫が声帯に繋がる神経を圧迫し、それが脳へ送られる血流を阻害するために記憶障害を引き起こしていたという意外な展開になりました。 電気ショックで経験に基づく記憶を消すというのは大胆な方法で、いかにもハウスらしい。同僚のことも、消防士の仕事も忘れてしまって、これからどうやって生きていくのか心配ですが、彼には家族がいて親しい同僚がいる。 これは、「あなたは友人に恵まれていますね」と言われたハウスに通じることがありますね。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 12, 2008 08:14:25 PM
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