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カテゴリ:The Closer(クローザー)
『ゆがんだ恩返し』
ブレンダを苦しめるにっくき弁護士ゴールドマン。 今シーズンはずっと悩まされていますが、本丸での一騎打ちの前に、意外な展開となりました。 それにしても、ブレンダのしたたかさ、強さには圧倒されますね。すごい! タレル・ベイラーの双子の兄と同僚の軍人を殺したレジー・モーゼスの元にゴールドマン弁護士が現れ、レジーの再審請求をするので、ブレンダの裁判で証言してほしいと頼む。 それでブレンダを無一文にすることができる、自白したときの捜査官が堕落警官だと証言すればよい、というのだが、レジーが逮捕の直前、タレルが釈放されると電話したときに、関係者の名前をゴールドマンが知っていたため、レジーは激怒する。 レジーは再審請求の書類を全て用意しなければ協力はしないと、ゴールドマンを追い返す。 駐車違反の車の中に射殺死体が見つかり、その車の名義がタレル・ベイラーで、被害者がギャングの110クリップスのメンバー、Jロックでゴールドマン弁護士の名刺を持っていたため、ブレンダが現場に呼ばれる。 この事件を捜査することでブレンダと市が訴えられている裁判に影響をするのではないかと、ポープとギャヴィンが対策を練っているところに、独自にゴールドマンを探っていたガブリエルが、ゴールドマンはレジーと面会したという情報を持ってくる。 レジーがその後、使い捨て携帯にかけた音声が残っており、相手は判らないが5人の捜査官のうち口の軽い奴がいるらしいと話していた。 ブレンダはゴールドマン弁護士がタレルを殺した犯人の名前を知っていると察し、直接尋問ができないので、レイダー警部に尋問してもらう。 ゴールドマンは情報提供者の名前を明かすことはできないと協力を拒みながら、Jロックはタレル殺害を目撃していたと漏らしてしまう。 しかしすぐに、Jロックからはタレル殺害の場にいたメンバーの名前について何も聞いていないと答え、ポープはレジーが電話をかけた相手を探れと命じる。 どうやらシアトルにかけた事は判っているという。 ブレンダは偶然を装って聴取室に入り、ゴールドマンがレジーの部下たちに殺される事になるので保護すると申し出るが、ゴールドマンは恐れる事はないと開き直る。 そしてタレル殺害犯を逮捕することは、ブレンダが訴訟で不利になるぞという。 ブレンダはあくまでタレル殺害の件で自分が潔白であると証明すると言い、ポープはまずはゴールドマンを見張り、レジーの部下の動きを探れと命じる。 Jロックの携帯電話にはゴールドマンとの通話の履歴があり、ベイラーの裁判で証言するつもりだったという。 Jロックとベイラーは友人同士で、ベイラーの車からは多数の指紋が採取された。 身内の犯行を示しているというが、サンチェスはブレンダを他の刑事たちから引き離すと、Jロックを殺した実行犯を捕まえてもしかたない、指示した黒幕を捕まえなければならないという。 しかも、それを重大犯罪班で捜査するとゴールドマンに情報が漏れるので、ブレンダ一人で探るべきだという。 ブレンダは自分の部下の中に裏切り者がいるとは信じたくないが、覚悟を決め、フリッツに協力を求める。 タレルが殺したコンビニの店主と孫の店は、「マイマ・インダストリーズ」という会社が買収し、その会社の倉庫がシアトルにあるという。 ただしペーパーカンパニーで、そのオーナーはベイラーの家の近く出身のマービン・エバンスだという。 エバンスはタレルの葬儀代を支払っていて、商売ではかなりのやり手で財産を得ていた。 ブレンダはエバンスが黒幕と考え、警察に呼び、尋問の様子を部下たちに見せる事にする。 レジーがかけた電話の相手はエバンス本人かと問い、Jロックはゴールドマンにタレル殺害犯の名前を教えたでしょうと鎌をかける。 始めは様子を見ていたエバンスは「協力する」と答え、帰る。 一方、監視していたゴールドマンは自分がエバンスのターゲットになったと文句を言いに来る。 エバンスの名前はタレルの母親から聞き、タレルを殺せと命じた男だという。 やはりゴールドマンは殺害犯の名前を知っていて、それを警察に隠したとブレンダが迫ると、しぶしぶゴールドマンは、レジーに告げた部下の名前のメモをブレンダに手渡す。 重大犯罪班は4名の部下の現状を調べ、身柄を確保に向かう。 ブレンダは部下を全員送り出した後、一人エバンスの高級マンションへと向かう。 エバンスはブレンダを部屋に招き入れると、盗・聴器を身に付けているかどうかをチェックした上で、ブレンダの銃を取り上げ、Jロック殺害を命じた事を認める。 お互いに得になったというが、ブレンダは間違いで殺された兄のタイや同僚の兵士はどうなのかと問う。 エバンスはコンビニの店主チャーリーが地域のために力を尽くし、ギャングも手を出さない店だったのに、ビールのためにタレルがチャーリーを殺したのは許せないという。 警察はチャーリー殺害で何も捜査してくれなかった、と非難するが、ブレンダはチャーリーはそんなしかえしを喜ぶのかと問い返す。 ゴールドマンを殺すまで警察は手を出すな、二度とここに来るなと部屋から追い出されたところで、待ち構えていたFBIがエバンスを逮捕する。 フリッツはエバンスの部屋を盗・聴していたのだった。 Jロック殺しについては、4人の部下たちが取引目当てで自白を始めた。 その後、ゴールドマンはブレンダへの告訴を取り下げ、市と和解を求めてきた。 ゴールドマンへは100万ドルの費用負担が支払わるという。 ブレンダは自分の潔白の証明を求めていたが、和解ではそれができず、さらに「ジョンソン規則」というのが取り決められると聞いて激怒する。 それは警察が容疑者や証人を危険な環境に放置してはいけないと決めたものだが、ブレンダは私はタレル・ベイラーの事件で間違ったことをしていない、バカにするなと出ていく。 レイダー警部はブレンダの気持ちを理解しつつ、最後に情報を漏らした人物の名前をゴールドマンから得るという。 5人というと、プロベンザ、フリン、サンチェス、タオ、ガブリエルですよね。 口が軽いというと、やっぱりプロベンザかな、フリンかなあ。誰が裏切り者でも嫌ですが、どこかで形勢逆転のひねりがあると良いなと思います。 ブレンダは裁判で一切の妥協をしなかったし、タレル殺害犯を逮捕することは自分の判断でタレルが死んだ事になるので微妙なのに殺人事件を解決しようとしたし、本当に信念を貫いたのだなと感じました。 普通なら、タレルが殺されたことに少しは罪悪感を感じるのじゃないかと思うところですが、そうは考えないのですね。揺るぎがない。 やはりそうでなければ責任ある立場に立つことはできないのでしょうね。 また、危険だからと反対しつつフリッツがバックアップで協力するというのも凄いことですよね。 こちらも「夫」の立場でダメだと止めそうですが、エバンスはブレンダを殺さない、傷つけないという確信があったからでしょうね。 怖かったはずなのに、大したものです。少なくとも犬だけでも気後れしそう。 市の立場でブレンダの同意は必要ないという話でしたが、和解という形が受け入れられるかどうかがブレンダの進退を決めるのかも知れませんね。 ポープは難しい案件を上手く処理した事になるのかな。 スリムになった狸オヤジは、やはりやり手です。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 11, 2013 05:04:41 PM
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