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カテゴリ:Dr.HOUSE S3-8
これは見ていてすぐに気付きましたが、シーズン1の名作「Three Stories」のスタイルを応用したものですよね。
実際、タイトルもそうなっていますね。実はあのエピソードのレビューはまだ書いていませんでした。エピガイが非常に書きにくいタイプだから棚上げになっています。(爆) ハウスが作り話のような出来事を子供たちに話しているうちに、次第にハウスの真相が描かれていきます。 子役の子たちが実に上手かったし、もちろん脚本が上手いのですが合いの手の入れ方も巧妙でした。 ハウスはとある私立小学校の校長室の前で待っている。隣には放課後にキスをしようとしていたコリーンとザックが座っている。 ハウスは「お仕事紹介」の授業で医師の仕事について話す事になった。 3日前、ハウスとフォアマンは大学生の患者の寮に立ち入り、病気の原因となる毒物を探したという話をする。患者は咳が酷く、口から肺の一部が飛び出したという。 ハウスはルームメイトでPCに詳しい学生に、ノートPCのパスワードを解読してくれと頼んだ。 生徒からなぜ家宅捜索をするのかと質問され、ハウスは人は嘘を付くからだと答える。 コリーンとザックはなぜハウスが校長室に呼ばれたのか知りたがる。 ハウスはコリーンの目の周りのアザが気になる。 お互いに知りたいことを話すという交換条件で聞き出そうとする。 ハウスは「Dr.フラーニ」と名乗り、日常の仕事としてクリニックで女性を診察した話をする。 アダルトグッズの使いすぎだというと、子供たちは怪訝な顔をする。 1日にたった一人を診察している時以外は何をしているのかと質問されて、ハウスはカディがなぜか朝から機嫌が悪くて「ランチ」をさせてくれず、おねだりに行くと自分勝手な人とは付き合えないと追い出されたという話をする。 コリーンは聞いていて、なぜ彼女を怒らせたのかと問う。 ハウスはちゃんとカディには愛情表現をしていると答え、逆に若い2人にキスしたかどうか質問する。 彼氏をじらしたり、誘ったりするんだろうと言うと、コリーンはしていないと言い、それどころかみんなの前で「あんたなんかと絶対にキスするつもりはないから」と公言したという。 患者は最初気管支炎と見られていたが咳が酷かったため、CTスキャンを受けた。 ハウスの話が教育上よろしくないので、担任はハウスを打ち切って広告代理店の保護者の話を進めようとしたが、子供たちは「患者はどうなったの?」と聞きたがった。 検査ではガンも感染症も見あたらず、肝機能も普通だった。 ハウスはサルコイドーシスと決めてかかり、肺生検と抗体検査を命じた。 マスターズが有機溶剤を使っているかも知れないというので寮へ行くことになったが、ハウスが付いていったのはカディのPCをのぞき見るためだったという。 それは彼女の日記を読んで、怒っているカディをなだめる目的だった。 ウィルソンもパスワードが判らず、フォアマンが患者の容態が悪くなったと言いに来ても、ハウスはパスワード破りに没頭していた。 ハウスが女は怒りやすい動物だという発言をすると、ザックはそうは思わないという。 キスの件は強制したわけじゃない、縄跳びの賭けで負けたらキスするという事にしていたんだ、そうすればコリーンがキスしたくてした、とみんなから見られることはない。彼女はわざと負けたんだという。 しかしコリーンは最初から負けるつもりはなかったという。 コリーンはどうしてカディはハウスに腹を立てていたのかしつこく尋ねる。 それは日常の些細なこと、ゴミを捨ててくれないとかトイレのシートを上げたままにしておくとか、カディの歯ブラシを勝手に使うとか、要するにカディの言うことをきかないのが理由だという。 コリーンはハウスがカディの言うことを聞くのは、彼女が間違っていると言うときだけだと指摘する。 ハウスは病院で一番偉いカディに本当の事を言えるのは自分だけで、恋人だからと言って容赦しないと主張する。 コリーンの目の下のアザは、ホッケーの試合中にザックがシュートしたパックが当たって付いたのだった。 ハウスはDr.フラーニのオフィスに忍び込んでパスワード破りに成功した。 それを聞いて生徒たちはハウスがフラーニではないのかといぶかしがる。 サルコイドーシスの検査は陰性で、患者の片方の肺は虚脱していた。それでもハウスはサルコイドーシスの治療を続けろという。 他の病気の可能性を除外する方法は時間がかかり、患者を死なせることになるからだという。 カディの家を訪ねたハウスは、いつもやりたい放題で、自分は常に正しいと思っているかもしれないけれど、もっと私を気遣って欲しいと言われ、家の中に入れて貰えなかった。 コリーンはやはり彼女の言うことを聞かないからだという。 ザックはそれで関係修復のために何をしたのかと尋ねる。 ハウスはカディがレイチェルを入れたがっていた私立幼稚園に入れるようにすることで埋め合わせをしようとしていた。 そのため、病院の理事長の力を借りようとしたが、代わりに理事長もハウスに頼み事があるという。 サルコイドーシスの診断にこだわるハウスは、電話でチームと話をしていて前の車と衝突してしまう。 降りてきたのは例の広告代理店の保護者ドライデンで、ハウスは咄嗟にフラーニと名乗る。 その話を聞いていたドライデン氏はIDを見せろと言い、ハウスとドライデンは生徒たちの前でつかみ合いの喧嘩となってしまう。 校長室に呼ばれる事になったハウスに、ザックはなぜ逃げないのかと尋ねる。 ノートPCの事だって、いずれカディに知られることになるし、自分なら逃げるというと、コリーンはあなたは逃げないという。 なぜなら、キスしようとしてザックは思いとどまった。「こんな風にキスするのは嫌だ。」 実は縄跳びの賭けでは彼女が負けるように友達に仕込んでいたのだった。 怪我もさせてしまったし、ゲームは嫌いだ。君がキスしたくなったら、その時に教えてくれザックはとコリーンに告白した。 コリーンもハウスにあなたと彼女は両思いのようだから、ゲームをしかけるのを辞める事ね、あなたの彼女もきっと許してくれるわという。 校長から教室での大人げない行動について質問され、ハウスは全てはカディと娘のためにやったのだと答える。 本当にそれが2人のためになるのか、それは単にあなたの身勝手なのではないかと聞かれ、ハウスは人生に2人が必要なのだと訴える。校長は大人になりなさいと諭す。 その時、壁にかかっていた絵本の絵を見てハウスは何かを思いつく。 病院に戻ったハウスはCTスキャンで見逃すような小さな豆が気管に入り、閉塞性肺疾患を起こしたので開胸手術をするように命じる。 それからハウスはカディのオフィスに謝罪に赴く。素直に説明して、自分の間違いを認めチャンスをくれと求める。 カディもディナーにくるようにと答える。 こまっしゃくれたコリーンはまるでカディのように高飛車で、彼女に惚れるザックはハウスの写し身ということなんでしょうね。 この年齢の女の子なら、精神構造は大人と一緒かも知れません。 ザックは偉い。私も惚れそうになるような、格好いいことを言ってくれましたが、ありえないな。男はいつになっても子供です。(爆) 教室でハウスの話に見事な突っ込みを入れる映画オタクのティミーなど、子供たちの発言はあり得ない内容ばかりですが(笑)、でも最高におもしろい。 なかなかハウスが銃をぶっ放つシーンなど見られませんから。この構成は良かった。 一体何があったのかと思わせておいて、最後に真実が判るというパターンは「Three Stories」と同じですが、結局はハウスとカディの痴話げんかでしたね。 「あなたが歯ブラシを使うとボロボロになるから」「ディナーの前に歯を磨かなくてはいけないから」という会話もおしゃれ。子供には判りません。(笑) 全て幸せの上に成り立っている話です。 でも、そこがシーズン1との違いなのかも知れません。 確かにハウスの大人げなさは代わらないのですが、助けを求める事さえ拒絶して孤立を望んだハウスからは随分角が取れて、優しいイメージになりましたね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 22, 2013 09:38:51 AM
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