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カテゴリ:Dr.HOUSE S3-8
本来なら、ファンファーレが鳴り響くようなエピソードのはずですが、全体的に地味というか退屈です。
新しいキャラに感情移入ができないということもあり、くすっと笑ったりニヤリとしたり、しんみりしたりという場面もなくて、やっぱり「最後だね」という雰囲気を感じてしまいますね。 NCISのイーライ・ダビード局長がゲストでしたね。 120年続く企業のCEOサッド・バートンが突然視野が狭まって診察を受ける。 バートンの会社は国内の工場をたたみ、中国に移転する予定で、首を切られる従業員たちから激しい抗議を受けていた。 眼底検査は正常で、ドレスアップし遅れて現れたアダムスは従業員に毒を盛られたのではないかという。アダムスは遅れてきたのは面接があったから、と答える。 パクはセクハラが原因で殴った元上司アンドリュースが公に謝罪を行い、今度はパクの行為が審問会にかけられることになっていた。ハウスはパクが首になる方に金を賭けるといい、パクはその賭けに乗る。 パクは甲状腺障害を疑い、ハウスは自ら薬を与える。 ハウスが高額の診断料をせびる魂胆で、精神疾患を匂わせるとバートンは小切手を切る。ハウスはこれでタウブとチェイスを呼び戻せるという。 バートンの娘エインズリーによると、母親が4ヶ月前に非ホジキンリンパ腫で死亡し、バートンは辛いのだという。アダムスは中国に移転するべきではないと意見する。 薬で視野は元に戻ったが、今度は左肺から出血し吐血してした。過粘稠度症候群が見られる。 フォアマンはハウスから提出された小切手を患者を脅して奪ったとして、破ってしまう。 ハウスはフォアマンの尻を掴んで、自然の反応でフォアマンが殴るかどうか見てみたという。 パクはフォアマンは審問会の議長なのに、ハウスがそんなことをするのはパクが首になって賭に勝ちたいからだろうと問う。 ハウスは診断を早めるために、プロテインCを与えさせ、患者はかゆみを訴える。 アダムスはバートンの妻の診断が間違っていて、性感染でリンパ腫を引き起こすウィルスがバートンに移ったのではないかという。 ハウスはアダムスに放射線治療を命じる。 しかし、バートンは妻からの感染などあり得ないという。 妻はこの国に留まる理由だったが、長く続く会社を継続させるためには中国へ移転するのもいとわないという。 その後、患者の心拍数が上がる。ハウスは心エコーを命じる。 パクはハウスの前で、自分が暴力を振るう傾向があると取られる発言をしてしまい、ウィルソンにハウスの真意を問う。 ウィルソンはハウスは確かにパクを首にしたいのだろうが、それは金のためではなく、名誉の問題だと答える。ハウスには名誉よりも価値のある物を与えればよい、アドバイスする。 ハウスはバートンの会社の株がCEOの病気で値が下がった事を契機にして、株で大もうけをしたいと言い、アダムスに20万ドル貸してくれと頼む。 アダムスはハウスがクリニックの診察を2倍に増やすのなら5000ドル投資しても良いと答える。 心エコーの結果は正常で、パクは電気生理検査を提案する。 パクがハウスの策略に負けないと宣戦布告すると、ハウスはアンドリュースが酒を飲んでいたという事に興味を示す。 フォアマンにもそのことは報告してあるが、アンドリュースは断酒会へ参加することは求められなかった。 パクが直談判で、フォアマンに審問会の中止を求めると、フォアマンは酒を飲んでいたアンドリュースをどうしても使わざるを得なかった事を自分自身も審問会で報告し、減給処分を受けていると話す。 パクはハウスの策略にはまったと弱気になる。 一方、ハウスはすでに2万ドルをバートンの会社の株につぎ込んだが損をしたのでアダムスに20万ドルの投資を求める。 患者の酸素飽和度が急に低下するが、ハウスはその理由を脳神経が専門のパクの元上司アンドリュースに求めるという。 アンドリュースは正常圧水頭症ではないかという。 そのためにハウスは髄液検査をするよう命じるが、パクは自律神経失調だと主張し、傾斜試験を行うと頑張る。 これはハウスが自分を試しているのだというパクは、アダムスに傾斜試験を頼んで自分は審問会に出席する。 その検査の間にバートンは意識を失い昏睡状態に陥ってしまう。 パクが調子よく陳述し始めた最中にハウスが乱入して、命令に背いて検査をし、バートンが死ぬかも知れなくなったので首にしろと叫ぶ。 その後、パクはすっかり動揺し、しどろもどろの応対をしてしまう。 しかし、ハウスはパクが傾斜試験をすると判ってあえてアンドリュースの意見に賛成したと言い、アダムスには肝生検をさせる。 肝臓は正常で、髄液検査で頭蓋内圧の上昇が認められた。 パクは軽い懲罰を受けるだけで結果的に首にはならなかった。 翌朝にバートンが目覚めなければ会社移転のサインは娘が行うことになる。 ハウスは隣の整形外科のレントゲン画像を見ていてY字型のインプラントと骨に気付く。 ハウスの命令で血漿交換を行うとバートンは目覚めた。 患者は関節リウマチでできた抗体が原因で、過粘稠度症候群になり、ドロドロになった血液が各臓器に影響を及ぼしていたのだった。 ハウスはマーケットが開く前にプレスリリースでCEOが完治し、会社を中国に移転させると発表しろとバートンに迫る。 娘は本心では中国に移転して欲しくないと言い、もしサインするなら自分は会社を辞めるという。 バートンは会社を取り、おかげでハウスは大金を手にした。 これでタウブとチェイスを呼び戻すこともできる。フォアマンはハウスに12時間のクリニック診察を命じる。 アダムスに借りられなかった20万ドルは病院の高額な装置を拝借して用立てしていたが、それも返却し、アダムスに借りた5000ドルとウィルソンから盗んだ5000ドルも返却した。 ウィルソンはハウスがわざと審問会に乱入してパクに同情票を集め、首にならないようにしたのだろうという。多分、ハウスはパクを気に入ったのだろう。 アダムスが遅刻してきた理由を詮索していたハウスは、ボーイフレンドに浮気されたんだろうと尋ねる。 アダムスは1年間別居していた夫が浮気をしていたことを知り、離婚届にサインをしたのだと告白する。 整形外科に「占領」されていた部屋ごと買い戻したハウスは、アダムスに好きなだけ怒りをぶつけろとバットを手渡す。 日本の金剛組の話が出て来るとは思いませんでした。 法隆寺を作り世界最古の企業が最近まで創業一族によって経営されていた事に、脚本家は感銘を受けたんでしょうか。これがこのエピソードの元ネタかな。 今回は、会社を残すためには国への忠誠心も犠牲にするものだ、ということですね。 アメリカの雇用がなんとかという話で、パクのフィリピンのいとこは学校に行くよりもアメリカの工場で雇われる方がまし、という話題も日常的な会話なのでしょうね。ちょっと、実感しにくいエピソードだったと思います。 ハウスが中国語を話すのは初めてではなかったですね。 とにかく、前回もそうですが、ハウスはチームを取り戻すために金が欲しい。手っ取り早く金持ちから奪えばよいというわけですね。 隣の整形外科の診察室が丸見えで、普通はちょっと考えにくいのですが、取り戻すためにハウスが妙案、秘策を練るところをもう少し見たかったです。 本当は刑務所から出て来るのに、もっと時間をかけても良かったと思います。 アダムスのプライベートを探るのは少し早すぎる感じもあって、ハウスの関心ほどには意識しませんでした。 いずれにせよ、来週にはチームが勢揃いするのでしょうね。 フォアマンが残っていても、「ダメ」をいうだけの魅力のないキャラクターになってしまって残念でしたから、懐かしい顔の再会に歓迎したいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 25, 2013 09:52:55 PM
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