三部作の結末編。
喜びと悲しみと、複雑な気持ちですが、よくぞやった!と言いたいです。大満足。
前話の続き。
ケンジーは脚を切り落とそうとするフェリスに語りかけ、優位に立とうとする。
サバティーノの携帯を調べたエリックは、電波の出処からコリアタウンの教会にフェリスがいると判断する。
カレンからの電話を受けたフェリスは、急遽ケンジーに注射を打ち場所を移動する。
教会に突入したカレンたちは、頭巾を被って椅子に縛り付けられているジョエルを発見する。
ジョエルは今朝、車のトラブルに巻き込まれ、いきなり拉致されたという。
ヘティはサバティーノを尋問するが、サバティーノはケンジーの居場所は知らないと言い続ける。
実はシャロフとフェリスを追っていたのだが、彼らが作戦を変更して後には引けなくなった。
自分は黒幕ではなく、ヘティ立ちの味方だという。
ディークスはいらついてサバティーノを殴るが、状況は変わらない。
代わりにカレンが取り調べるが、CIAの不正を正すつもりだったと開き直り、自由にしてくれたら一緒にケンジーを探すという。
フェリスは病んだ男で、CIAに入ったのも愛国心からではなく、侮るべきではないという。
そもそもヘティがケンジーをアフガニスタンに送り込んだのが発端で、そのためにCIAは費用が増大して作戦のためにNCISを始末することになった。
ヘティがケンジーのターゲットを明かさなかったために、警告することもできなかったという。
サムは妻のミシェルがサバティーノを信用していたことなどから、サバティーノを受け入れる事にするが、ディークスは逆にもしケンジーの身に何かあったら、ヘティの責任だと言い出す。
ネルは教会の地下室を調べ、車椅子のタイヤ痕を見つける。
タイヤ痕はジョエルが捕らえられていた部屋にもあった。
支局を一人守るエリックの元に、JAGを引退したチェグウィデン少将が姿を表す。
指揮官不在のLA支局の援軍となるため、友人であるヘティに呼ばれたという。
グレンジャーの病室に捜査官の女が現れ、殺害を試みる。
グレンジャーは隠し持っていた銃で反撃し、相手を倒す。
サバティーノは心当たりがあるとして、CIAのセーフハウスを教えるがそこにはケンジーとフェリスの姿はなかった。
ヘティはジョエルがCIAの捜査官であった事を突き止め、尋問にかかる。
ジョエルはカレンの監視の任務で近づいたが、本当に思うようになり、カレンを守るため身を引いたと弁明する。
そんな言葉に揺るぎないヘティにジョエルが銃を向けたところ、チェグウィデンがジョエルを殴る。
新たな隠れ家に連れて行かれたケンジーは、反撃の隙きを待ちフェリスに襲いかかる。
傷を付け優位に立ったその時に、フェリスの部下がやってきて、ケンジーは再び拘束されてしまう。
カレンはジョエルが工作員だったことを知りショックを受ける。
ジョエルはあなたを守るためだったと謝るが、カレンは仕事上の嘘は許すが裏切りは許さないと答える。
しかしジョエルはあなたもこれまでは裏切ったことはないのかと言う。
ネルはグレンジャーを襲った女の携帯を調べ、2つの携帯が同じ場所にあることを突き止める。
NCISが隠れ家に突入し、ディークスがフェリスを撃ち殺す。
ケンジーは無事救出されたが、サバティーノは逃亡してしまう。
ヘティはチェグウィデンにもう少しLAに残って、弁護士として後始末を手伝って欲しいと話す。
グレンジャーを見舞ったヘティはゆっくり休んで欲しいと語りかける。
何と言っても、A.J.チェグウィデン少将の登場に快哉を叫びました。
本家にもちょこっとゲスト出演をしていましたが、病気のミゲル・ファーラーの役割を補って代わることができるのは確かにJAGの御大に登場してもらうことほど、素晴らしい解決策はありません。
キャリアから言ってヘティの友人だったと言っても不思議ではないし、ゆるゆるのLA支局がピリッと海軍スピリッツで引き締まったのを感じてうれしかったです。
ただ弁護士として、ということなので本当に後始末ですね。できればレギュラーになってほしいくらい。
フェリスが何かしらケンジーに執着していたとしたら、それはそれで納得です。
CIA局員なら精神鑑定など、何らかの措置を受けているはずですが、その辺はいつも悪役のCIAなので放置状態だったのでしょう。
ジョエルの再登場は上手いと思いました。
なるほど、姿を消した理由も納得だし、それでカレンが荒れまくるという落ちまでついて、今後に何かありそうですね。
サバティーノについては、彼が内通者の一人だとしても、本当の黒幕ではなさそうな印象ですね。
やはり、このまま潜伏してしまうのが本性なのでしょうね。
随分前のアフガニスタン編を上手く復活させて、一応、内通者問題は関係者が全員死亡ということで解決したと思って良いのかな。
後、何よりも印象的だったのは、グレンジャーの病室に入ったネルの涙目でしたね。
多分、若い役者さんなのでこれが最後のシーンになるだろうと思っていたんだろうなと思いました。
私も、このシリーズで初めてもらい泣きしそうになりました。
もちろん、ヘティとの会話も実際に亡くなっているので別れの言葉として受け取りました。
ベッドの上あのアクションは大したものです。ただただ胸を打たれました。