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新しいヘイト犯罪なのかな、説明が多くて理解しにくかったです。
そこに「リベンジ」という要素を持ち込んだので、さらにややこしい。 しかし、実際にあった大量殺人事件などの背後にこの集団がいるらしく、記憶に入れておく方が良いかもしれません。 ミレニアル世代についても、知っておいたほうが良さそう。 高級アパートの一室にピザの配達員を装った男が銃を持って侵入し、リックを殴り恋人のアンをレイプした。 犯人はフルフェイスのヘルメットを被っていて、捜索に繋がる特徴が見当たらない。 しかし、リックのことは「チャド」、アンは「ステイシー」と呼ばれたという。 SVUは犯人が部屋を間違えたと考え、同じアパートに住むチャド・ムーアに話を聞くが、チャドの妻はブリアナで、はやり犯人に繋がる情報は得られない。 しかし、後でブリアナがSVUを訪ねてきて、以前スポーツジムのインストラクターと浮気をしてその後、付きまとわれたという。 そのインストラクターを捕らえて話を聞くが、レイプ事件の発生時にはアリバイがあり、さらに2件目の同様な事件が起こった。 パオロとベスは自宅で同じように襲われ、ベスは犯人が小柄だったと証言する。 犯人はやはりベスをステイシーと呼んで、激しい憎しみをぶつけてきたという。 カリシは「チャド」と「ステイシー」が実在の人物ではなく、ダークウェブで「インセル」と標榜する集団が使う用語だという。 インセルとは、「不本意の禁欲主義者」、「非自発的独身者」をもじった造語で、女性に持てない男たちがその原因は女性側にあると考え、生まれながらに女性を手に入れられる魅力を持つのが「チャド」、チャドしか相手にしない女性を「ステイシー」と呼ぶらしい。 インターネット上ではこのようなコミュニティがあり、6000人の男性が怒りや嫌悪、差別などの投稿を行っているという。 ベスに再度話を聞くと、パオロと付き合う前にミレニアル世代のパーティで知り合ったライリーという男がしつこかったという。 このパーティは参加するのに審査があり、ライリーは中に入ることはできなかった。 ところが、その後ライリーを度々見かけ、自分がストーカーされていることに気づいたという。 パーティを主催するブライトマンから、審査に落ちた「ライリー」の情報を手に入れ、話を聞く。 ライリーは犯行時仕事をしていたと言い、レイプについては女は男の欲望を受け入れるのが当然という考えを披露する。 その時、3件目の事件が発生したが、今回は男性が銃で頭を撃たれた。 婚約者のキャロルは、やはり犯人の顔を見ることはできなかったというが、婚約者の事を「チャド」ではなく、実の名前のジョンと呼んでいたという。 さらに犯人の口から「友人のオライリー」という言葉が出て、SVUは1番め,2番めと3番めの犯行に違いがあると気づく。 ベスのストーカー行為をしていたのがライリーで、アンが襲われた時にライリーにはアリバイがない。
つまり、ライリーがアンをレイプしてそのインセル仲間がベスをレイプすることで、お互いにアリバイを作ったのか。 ストーンは事件として立件するのは難しいと考えるが、とにかく、彼らの交際関係を調べるようにいう。 ダークウェブでライリーは「ヘイトフルワン」という相手にメッセージを送っていた。 SVUはライリーを再度聴取し、ジョンが頭を打たれて死亡したことから、3件のレイプと暴行、殺人の共謀で罪に問われると迫る。 ライリーはヘイトフルワンはクリス・カルナシスという名前だと明かす。 ジョンを撃ったのはクリスがネットで知り合った「アイアンクロス」だという。 クリスはミレニアル世代で立派な屋敷に母親と住んでいた。 クリスを逮捕して自供に追い込もうとするSVUだったが、弁護士が付いて何も離さない。 ストーンはRICO法を適用し、クリスの家の家宅捜索を行って証拠を手に入れると迫る。 追い詰められたクリスはアイアンクロスはトニー・ケリーという男だと明かす。 トニーは文学を学ぶ大学院生で携帯のGPSでキャロルの家にいたことが証明され、逮捕される。 ところが、ストーンは法改正が行われてGPSについては礼状がなければ手に入れることができず、証拠と認められないと指摘する。 案の定、判事はトニー側の証拠排除の申立を支持し、トニーは釈放されることになった。 オリビアはトニーを調べて新たな証拠を見つけることにする。 トニーが犯人だとして、なぜジョンの事を知っていたのか、トニーの母親に話を聞く。 トニーは高校時代、キャロルに夢中で一緒にプロムへ行ったという。 ところが、キャロルにフラレて10年経っても恨んでいたようだ。 ライリーとクリスはそれぞれ司法取引で刑期が決まった。 確たる証拠がない中、トニーを検察局に呼び、ストーンはキャロルと面会させる。 キャロルはトニーのことを全く覚えておらず、プロムにも別の人と行ったという。 トニーはキャロルのことは何でも知っていると言い、ジョンに色目を使う尻軽女だったとなじる。 ジョンは「チャド」でキャロルは「ステイシー」だ。 トニーのような男は女性から愛されることはなく、だから思い知らせる必要があった。 SVUはトニーを自供したとして逮捕する。 キャロルはトニーがプロムに誘った時にかけたという携帯電話の番号は自分のものではないと言い、全く根拠のない言いがかりだという。 インセルについてwikiを読んでなるほどと思いました。 新たなヘイトグループとも言えて、インターネット上の投稿だけでなく、実際に大量殺人を起こしたりして、注目されているらしい。 女性蔑視や、パートナーのいる女性を「罰する」事を奨励するなど、今後行動がエスカレートする可能性もありますよね。 寛容さがなくなりますます社会が複雑化していくような印象で、日本にもそういう動きが伝搬するのかなと気になります。 犯人たちが思い込んでいるところはカルトみたい? 形は違いますが、日本で注目を集める躾と称する子供への虐待事件も深い部分で共通しているのかもと思いました。 手続き論でもめるのは「Law & Order」らしいですね。 携帯電話の情報を手に入れたら、GPSの情報までくっついてきたとか、いかにもありそうな話題です。 カリシは法律家ではなくて、警察官。 痛いところをつかれましたね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ミレニアル世代ってゆとり世代とほぼ同じくらいなかんじでしょうか。
日本のゆとりは教育時間?内容?のことだと思うのですが、デジタル世代と言うかネットに強いと言う面は同じですね。 「相手の側に原因がある」って思うのは「こんなに好きなのに分かってくれないあなたが悪い」と言うことでストーカーの同類みたいなものかなぁ… ストーカーは「あなたも好きよね、私のこと。分かってるわ」って感じ? いや、やっぱり「こんなに好きなのに受け入れないあなたが悪い」もストーカーか… インセルの場合は男性が優位だから被害者は女性になるわけですね… キャロルは本当に電話を受けてなかったのでしょうか。 「何で番号を知ってるの」みたいな台詞があったと思うのですが、友人の番号とか家族の番号とかだったのかしら。 カリシって法律の勉強してなかったでしたっけ? 記憶違いかな… 真面目なカリシだから今後はきっとすごく調べてから行動しそうです。 (June 11, 2019 04:53:30 AM)
「ミレニアル世代」も検索してみると、アメリカでいろいろと新しい価値観やライフスタイルを持ち、行動をする世代ということらしく、そのまま日本の世代論に当てはめることはできないようですね。
ただ、インターネットなどとの関わりは世界共通でしょうから、似たような価値観は共有しているかも。 電話があったとしても、キャロルは本当にトニーの事を覚えていなかったのでしょうね。 自分もレイプされ、婚約者も殺されているのだから、「何でお前にそんなことされなきゃならないんだ」という怒りの気持ちで、「お生憎様」と言い返したのかも。 それこそ「ステイシー」のキャラなのかもしれません。 カリシは夜学でロースクールに通って司法試験に合格していましたね。 でも、本職は刑事なので専門家ではないというところをストーンに突かれたのだと思います。 (June 11, 2019 09:47:01 PM) |