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カテゴリ:NCIS~ネイビー犯罪捜査班 S20-
『森の魔物』
今回も平和というか脱力エピというか、まあ人情ドラマのようでしたね。 昔の時代劇でいうと「一心太助」くらいの温度感です。 もっとも、誰が一心太助かと言われると困りますが、ヴァンスとパーカーは長屋のご隠居の雰囲気でした。 テーマはナイトとパーマーくんの交際でしたが、他にもっと話題はないのかなあと思います。 国立公園キャンプ場のトイレで、三等兵曹が刺殺されているのが見つかる。 始めはクマに襲われたかと見られたが、傷は3箇所の血管を刺しており、パーマーは12時間前に失血死したという。 防御創がないことから、顔見知りの犯行か不意打ちだったか、と見られる。 パーマーはナイトとの関係を前に進めようと、週末の旅を提案する。 考えてみるというナイトだったが、犯人が逃走したルートを追っていたナイト、トーレス、マクギーは池で水浴びをしている男性を見つけて驚く。 男はナイトの元彼で、国立公園局のISB捜査官、ゲイジ・ウィンチェスターだった。 ウィンチェスターは殺人事件の捜査のためにわざわざやってきたと言い、他の国立公園でも殺人事件が起こっているという。 ナイトとは訓練時代に知り合い交際を始めたが、ナイトがNCISに入ったことで関係は消滅した。 そこにパーマーが現れ、ウィンチェスターを紹介される。 パーマーは元彼と聞いても、動揺する様子はない。 被害者はアウトドア好きでソロキャンプをしていたと見られ、機密を知る立場ではなかった。 国立公園局長からヴァンスに電話があり、ウィンチェスターと合同で捜査するよう指示があった。 パーカーは自身がかつて国立公園局とモメたことがあり、反発する。 ヴァンスはそもそもナイトとウィンチェスターが関係があったことを心配する。 パーカーが直接パーマーに大丈夫かと尋ねるが、パーマーは「あなただって元妻と組んだでしょ」と答える。 至ってプロに徹するパーマーは、ナイトもウィンチェスターもプロとして職務を全うするはずだ動じない。 被害者は刺されて数分で失血死しており、手口から殺しのプロによるものだという。 さらに、パーマーは他の国立公園で殺された被害者にも同様の刺し傷があるのが見逃されていると指摘する。 犯人は刺した傷跡を隠すために、焼死や転落死に見せかけたのではないか。 ケイシーは傷口の位置などから、犯人は180センチ台と想定する。 犯人の逃走ルートを辿るナイトとウィンチェスターは、焚き火を発見し、犯人が何かの資料を処分しようとしていたのを見つける。 焼け残ったのは何とウィンチェスターに関するファイルや公園内の地図で、NCISはウィンチェスターが次のターゲットではないかと考え、現場の捜査から外す。 焚き火の現場から採取された部分的指紋をケイシーが合成し、連続殺人犯のプロファイリングから容疑者を割り出す。 元外科医のグレッグ・ウォルシュは、国境なき医師団として中央アメリカの難民に関わっていた。 しかし薬物影響下で手術をして人を殺す医療ミスで懲役刑を受けた。 1年前に仮出所して狩りを始めたようだ。 空港近くのモーテルにチェックインしたことがわかる。 パーマーはウィンチェスターの登場で悩ましい心境をダッキーに相談する。 ウィンチェスターがナイトを「トリプシー」と呼ぶのも気になる。 ダッキーはすでに関係を築きつつある2人に「肩書」は必要ないのではないかという。 そこに、いきなりNCISが追っているウォルシュが現れ、自分をNCISに連行してくれと要求した。 パーマーはすぐさまパーカーらを呼んで身柄を確保するが、ウォルシュは弁護士が来るまでは話さないという。 ところが走ってきた車から2発の銃弾がウォルシュに撃ち込まれ、死亡してしまう。 犯人は2人組でプロの手口だった。 パーカーはウィンチェスターの安全を優先する。 ウィンチェスターはパーマーの様子を心配するナイトを見て、2人の関係を察する。 ウィンチェスターは直接パーマーに、今もナイトに気持ちを持っていることを告げ戦う姿勢を見せる。 殺されたウォルシュの指先に紫色の樹脂のようなものが付いていて、ケイシーが分析する。 ケイシーはさらに現場で回収した薬莢に、軽飛行機用の潤滑油が付着していたことから、犯人は航空機の関係者ではないかという。 その時、本部にウィンチェスターの姿が見えないことに気づく。 ウィンチェスターは紫色の樹脂に心当たりがあり、国立公園に戻っていたがクマに追いかけられていた。 幸いパークレンジャーに助けられたが、クマはハイになっていたのか、麻酔銃を3発打たれてやっと倒れた。 クマからはコカインが検出され、パーカーは80年代にあった、コカインの密輸事件を思い出す。 航空機からコカインを投げ落とし、受け取り側がそれを回収するのだが、クマが食べてしまった。 ウォルシュはその受取人として紫色のアスターの花が咲く場所を探していたのだが、殺された三等兵曹が目撃したため口封じをしたのだろう。 コカインはまだ現地に残っていると見られ、ウィンチェスターがクマに遭遇した場所とアスターが群生している場所などから、密輸グループは4輪バギーを使ったと考える。 キャンプ場に駐車しているキャンピングカーでバギーを所有している持ち主を探し、2人組の男を逮捕する。 2人はグアテマラの元特殊部隊隊員で、ウォルシュは彼らと知り合うことでコカインに関わっていったのだろう。 この件はDEAに引き継ぐことになり、パーカーはウィンチェスターの活躍を上司に申し送ることにする。 トーレスはパーマーの娘のヴィクトリアのために、自分とのランチ券をオークションに出し、マックス・ロートナーという人物に落札された。 男性だと思っていたが、魅力的なシングルマザーだと知りトーレスは喜んでランチに出かける。 ナイトはパーマーにウィンチェスターからのメッセージを渡す。 トリプシーの由来については、ボードゲームのスクラブルから来たもので、2人は弁当を食べながら週末のスパ旅行について話す。 パーマーは自分たちの関係に肩書を求めたことを謝り、そんなものは必要ないと2人はキスをする。 せっかく顔を出してすぐ殺されたウォルシュがなぜウィンチェスターのファイルを持っていたのかが疑問です。 NCISが捜査していることを知り、出頭しようとしてパーマーを探し出したのはまあ説明がつきますが。 全体的にどーでもいいや、と思いながら見ていて「おっとダッキーが出ている!」と、そこは引き締まりました。(笑) どうやらダッキーには心臓に心配があるようですね。 ご無事で何より、そもそも殺し屋の腕がすごく上手くて幸いでした。(笑) なかなか前に進まないジェスとジミーを後押しするようにいきなり現れた元彼、ウィンチェスターがマッチョ、ワイルド、濃いという、ジミーの正反対のタイプで笑ってしまいました。 しかも、いきなりのヌードシーンから。 本来ならセクシー担当はトーレスの役割なのでしょうけど、まー、さすがにあれはレギュラーにさせられないわね。 NCISとしても珍しい。 でも、ジミーは鍛えた腹筋をちらっと披露して、これって元々の脚本にあったのかどうか。 国立公園局とは趣味の野鳥撮影で違反をして、ブラックリストに載っているというパーカーだとか、くすくす笑うネタは多かったですね。 今日本でもクマによる被害は現実のもので、笑いのネタにはできませんけど、「クマゴロー」は良かったな。 「コカインベア」という映画は本当にあるようで、レイ・リオッタの遺作となっているらしいです。 国立公園の犯罪捜査官とはちょっとびっくりしました。 まさか新たなスピンオフではないでしょうが、政府の管轄にはいろいろあるものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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