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テーマ:政治について(19787)
カテゴリ:時事
民主党が衆院選に合わせてマニフェストの取りまとめを行っているようですが、その内容に対して、未だに中身を明らかにできない自民党が、民主党の安保外交政策がブレたとか何とか滑稽な攻撃を仕掛けているようです。 そういうのは自分のマニフェストを示した上でやるものだと思いますけどね。 確かに民主党の外交安保政策は変化しています。 でも、それってそんなに問題があるんですかね? だって民主党はまだ政権も取っていないのですから、これから政権を取るにあたってこういうことをやりますと宣言しているだけで、それが状況に応じて変化するのは当たり前でしょ。 その変化でどれだけの支持を集められるかは、民主党と有権者の問題であって、自民党がとやかく言うことじゃない。おそらく私は比例では民主党に投票しないでしょうけど、それはブレたからではなく中身が気に入らなくなったから。 「ブレ」ることが問題なのは、ある公約を掲げて有権者の支持を取り付けておいて、選挙後にそれを反故にすること。あるいは、政権にあるものが朝令暮改をすること。 それを繰り返している麻生政権が、「民主党もやっている」と泣き言を言ったって、「同じことをしたいなら、あなたも野党になりなさい」と答えれば十分ってことですね。 で、その一環として、自民党は民主党が海賊対策にあたって自衛隊派遣を容認したことを「ブレ」だと攻撃している。 でも、これはデマでしょう。 だって、民主党は4月の海賊新法審議の段階で、既に海自派遣を容認していたじゃないですか。民主党が反対したのは、海自派遣の意思決定プロセスと国会の事前承認が無いこと。海自派遣そのものには反対していませんでしたね。 相手の政策を批判するのは政党として当然のことですけど、嘘を言っちゃあいけません。 -- 麻生首相、民主の安保政策転換を批判 2009/07/23 20:56更新 麻生太郎首相は23日夜、民主党がマニフェスト(政権公約)の原案で、海賊対策での自衛隊派遣や北朝鮮関連船舶への貨物検査実施などの容認を打ち出したことを受け、「現実的対応になったというのは違う。あれだけ国会でテロ対策などに反対だったのに選挙直前になったら変わるのか。理解できない」と強く批判。自らが「ぶれた」と批判され続けたことを念頭に「『ぶれた』というのはそういうことではないのか、と言いたくなる」と皮肉った。首相官邸で記者団の質問に答えた。 公明党の北側一雄幹事長も23日の記者会見で「これまでの民主党の国会対応はなんだったのか。現実路線に転換したと言うなら今まで現実的でない国会対応をしてきたのか。政策よりも政局で判断をしてきたと言わざるを得ない」と批判した。 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/281462/ -- まあ、これは記事を書いた産経の勉強不足の可能性もありますけどね。 でも、麻生首相も記者にそういう質問をされてもその誤りに気付かなかったのは確かですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月28日 03時01分28秒
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