カテゴリ:日本の政治と政治史
クロニクル 吉田首相のバカヤロー発言
1953(昭和28)年2月28日 67年前のこの日、吉田茂首相は、衆院予算委員会での質疑の際に、質問者の右派社会党、西村栄一議員に対し、「バカヤロー!」と発言し、物議を醸しました。 当然、この発言で国会審議はストップしました。翌々日の3月2日には、衆院で吉田首相懲罰動議が可決されました。それでもなお、強気の姿勢を崩さない吉田首相に対し、発言から丁度2週間後の3月14日、野党三派は吉田内閣不信任案を衆院に提出しました。この時与党の1部も賛成に回り、不信任案は可決されました。吉田首相はただちに衆院解散に踏みきりました。このため、この解散劇は、バカヤロー解散と命名されました。 麻生太郎元首相、現財務相は、当時の吉田首相のお孫さんに当たりますし、バカヤロー発言を引き出した、西村栄一氏は、後に民主社会党(民社党)の委員長を務められました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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