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カテゴリ:ホンダS800C 回顧録
17日(土)の朝刊で、『夜から再び寒波襲来』みたいな記事を見て、こりゃあこのままだとわが家も潰れそうでヤバイ!!とばかりに、納期を急かされている仕事もそっちのけで屋根の『雪下ろし』を数年ぶりにしてみた。
屋根に上ってみると、すでに積もっている雪の高さは私の股下をゆうに越える90センチ級だ。しかも北陸地方特有の湿った(水分を多く含んだ)雪なのでかなり重い・・・。 「このまま放っておいたら、今夜の寒波でまた雪が降りでもしたらホントにつぶれるなぁ・・。」と、身震いを憶えながらせっせと『ママさんダンプ』で雪をかき落とす。 ・・・おかげで次の日はみごと筋肉痛でした。(18日現在) --------------------------------------------------------------------- 第1次S再生計画も完了し、地元のもう一人のSオーナー『職人H』さんと知り合えたコトもあって、2000年からはまた精力的に我がSを走らせてやる機会がグ~ンと増えた。 地元や隣県の旧車イベント(地元FTP、輪島AM、チームヤマモトクラッシックカーフェスタ等々)などにも参加したし、何よりもH氏のSとの2台での近場ツーなんかは結構スリリング! H氏もかなり飛ばす方だし、本来二人とも『負けず嫌い』なのか相乗効果(?)も手伝って峠の下りなんかでは現行グルマで付いて来れたコトは未だないと思う・・・^^;(書き込んでいて自粛しよう・・・と思った。) (若干、時期を端折りますが・・・。) そうこうしている間に時は2002年。 久々に我がSに再びちょっとしたトラブルがおとずれた・・。 ある休日、一人単独でSを走らせていた時のコト、エンジンから突然「カチャカチャ」音がしだすコトに気付く。それからすぐにトンネルにさしかかり、トンネル内では反響音も手伝ってスンゴい音に聞こえたっ!! 停車する場所を見つけて、早速様子をうかがうと、タペット音の様だがかなり音がデカイ。 走れないコトはないし、比較的家の近くだったコトもあり(とはいえ20キロは離れていたかな・・)、回転を抑えながらトロトロと帰途についた。 家に帰り、早々とエンジンのカムカバーを外す。 「カチャカチャ」音の原因はコレだった。↓↓↓ ↑画像の上のバルブリフターは一応健全、下のはどれも上面の丸板が剥離しておりカシメの中でクルクル回ってしまう{※バルブリフターの位置関係は気筒配列とは無関係}(画像は保管していたところから本日出して撮影、水没経験あり(苦笑))↑ 3気筒目のEXバルブリフターの欠損。Sのツインカムエンジンは『直打式』で、カムシャフトの山はバルブリフターを介してバルブを押し上げる(下げる?)方式。 このバルブリフター、本体(胴体)はアルミ製でカム山の当たる上面部分のみ鉄製丸板が接着剤で張り付けられ尚かつ周りをカシメてある。 3気筒目EX側バルブリフターはこの接着面が剥がれ、カシメの中でクルクルとあそんだ挙げ句に遂にカシメ部分が弱って崩れ落ちた模様。 調べた結果、8個(IN、EX共通パーツ)のうち、他の3個も鉄板が剥離していた。 Sのバルブリフター(Sの全タイプで互換性アリ)は製造時期で、この接着不良(接着剤が悪い)を起こしたモノがあるらしい。 というコトは、一応大丈夫な後の4個もどれだけ保つのかちょっと不安である。 幸いにして(?)私は予備のバルブリフターを8個持っていたので総取っ替えするコトにした。(←注:本当はレストアベースのSのエンジンに付けるために名岐さんにて購入、準備していたモノ) 画像に撮ってないのだが、新たに装着したバルブリフターは胴体側面に1個につき4カ所孔が開いているタイプだった。 ↑痛々しいね・・・。↑ バルブリフターを総入れ替えするにあたり、タペットシム調整は必須であり、私はこの時初めてミクロの世界を経験するコトになる・・・つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年12月19日 13時30分22秒
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