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テーマ:読書(8195)
カテゴリ:本日読了
2023/06/15/木曜日/午後から雨降る
〈DATA〉 吉川弘文館/ 編者 圭室文雄(タマムロフミオ) 2004年7月1日 第一刷印刷 〈私的読書メーター〉〈何しろ吉川弘文館である。学術的と信頼して主に天海の章を読んだ。これを読んだ限りでは、都市計画者として江戸のグランドデザインを行なった様子は想像が難しい。八重洲にその名の残るオランダ人ヤン・ヨーステンの方が関わり大かな。しかし、顕密修養した上の、江戸城鬼門の東叡山寛永寺、更に江戸武州の鬼門に日光山東照宮。幾重にも江戸を守る陰陽の仕組み。山王一実神道を打ち立て家康を大権現という神にまで祀り上げた天海の眺望は仏道か政か。家光からは実父のように慕われ、比叡山焼き討ち後には信玄の元に身を寄せるも若い時は杳として。〉 本書は「日本の名僧」シリーズ全15巻の15巻目。 1から順に見ていくと、聖徳太子、行基、最澄、空海、空也、重源、法然、親鸞、道元、叡尊・忍性、一遍、日蓮、日親・日奥、と続く。 執筆者と主な著作 宇高良哲 / 『近世関東仏教教団史の研究』 管原新海 / 『日本人の神と仏』 浦井正明 / 『上野 時空遊行』 高藤晴俊 / 『日光東照宮の謎』 佐々木邦世 / 『平泉 中尊寺金色堂と経の世界』 原田正俊 / 『日本中世の禅宗と社会』 上田純一 / 『九州中世禅宗史の研究』 伊藤真昭 / 『織田信長の存在意義』 竹貫元勝 /『新日本禅宗史』 船岡誠 / 『沢庵』 #太字は読んでみたい本 ヨーロッパの芸術文化を知ろうと思えば、キリスト教を学ばねば深化しない。 日本の古典に関心があれば自ずと仏教に触れずにはいられない。 私はあまりにも仏教を知らなさすぎた。 ひょっとしたらキリスト教よりも知らないかも。 日本に生まれ、日本語を話し、四季の巡りやご先祖さまの関わりが時代と共に薄れたとはいえ、子ども時代の記憶に未だ結びついているに関わらず、全く無知である。 幾つになっても遅くはないだろう。 少しずつ、仏教と日本人について知りたいものだけど、どのようにアプローチするのが良いのか。 思案中。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.06.15 20:54:42
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