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2023/10/31/火曜日/秋深まる
週末の土曜早朝、益子へ ![]() 一度は訪れたいと思いながら、同じ関東でも我が家からのアクセスが悪く先送りにしていたが、ついに 私鉄→湘南新宿ライン→新幹線→バス 大宮から宇都宮移動は一駅、椅子を温める間も無く宇都宮駅に到着。 ![]() ↑初めて降りた宇都宮駅 ↓バスの案内がとても分かりやすい ![]() 事前に練った旅程は待ち時間をできるだけ短くしている。しかしそのプランは女子トイレ長蛇の列を考慮していない。 でもわずかでも新幹線に乗れるのでOK。豪華な個室が用意されております。 を乗り継ぎようよう 濱田庄司記念館に辿り着く ![]() 立派な長屋門に駆け込むより早い雨脚 おまけに雷さまが轟く手荒い歓迎振りではないか。 長屋門左がオフィスとショップ 右が一つ目のギャラリー ![]() ↓今回展示ベスト3、スペインの耳付き壺 ![]() 濱田庄司さんが「負けた」と思ったという手仕事が世界各地で収集されて、ここ益子に ![]() 北欧、メキシコ、英国、モンゴル、朝鮮、イラン、ペルシア、日本 ↓左から濱田庄司、柳宗悦、河井寛次郎 ![]() ↓中心上から時計回り 濱田庄司、バーナード・リーチ、黒田辰秋、富本憲吉、河井寛次郎作品 ![]() ▼第二のギャラリーへ ![]() ↓濱田庄司を紹介するビデオから ![]() 美しい2号館の内装空間。建物は東北大震災で被災したが多くの寄付金が集まり、2年後には修復、公開がなされた。 作品がいくつか割れてしまう被害もあった。 ![]() 今回の展示中のベスト3↓リーチの鹿のプレート ![]() ↓好きな作家、ルーシー・リー作品が一つ ![]() ↓上、3号館から2号館を見る 下2号館出入り口 ![]() ▼3号館 沖縄、角形酒注 ベスト3 ![]() 1.2.3号館に一つずつとてもいいなぁ、と思う焼きものがあった。 既に濱田庄司氏の目のフィルターに掛けられたものなので、どれをとっても素晴らしい。 贅沢な選択ではある。 ▼工房 ![]() ![]() ここで土がカタチになった。 もちろん濱田庄司氏もここでロクロを回した。 ▼上ん台 ![]() ↑頗る立派な百姓家。豪農屋敷と呼ぶべきか。 濱田庄司は早い時期から古民家も収集していた。 焼き物のみでなく、家具や住まい、風景風物、衣装、染め物、おそらく食事に至るまで、みな民藝の風景の中にあり、それは小津安二郎の映画空間にも流れているように感じる。 ▼濱田庄司館 ![]() こちらには喫茶室もあった。 お茶を注文しなくても、椅子に座りぼんやりできるのがありがたい。 ![]() これだけの財産。個人のものに留めれば散逸の難は免れなかった。公開して公共の財産にしていただけたことが有難い。 ![]() 豪農屋敷、上ん台から敷地を下りていくともう一つの長屋門。 ![]() 左右にはやはり小さなギャラリーがあり、濱田庄司氏の生涯とその作品が控えめに紹介されている。 ![]() ↓氏の初期の作品 ![]() 雨の中、入場者は私一人だった。 濱田庄司の求めた世界に浸る濃厚な時間だった。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.31 08:58:25
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