民主党がダメな理由
自由民主党の支部大会が行われました。サボろうと思っていましたが、前日に司会をやれと!トホホ・・・前自民党総裁の麻生太郎衆議院議員が基調講演し、政局についての話をしました。基調講演趣旨民主党政権がダメな理由その1鳩山はダメ、菅もダメ、野田もダメみたい、と個人の資質を問う意見があるが、個人の問題ではなく、民主党の体質の問題である。民主党には総務会がない、会社で云えば取締役会がないのと同じである。自民党では総務会で、喧喧諤諤の議論を戦わせる。しかし決まった以上は、それに従う。ところが民主党は党の意思決定機関がない。だから与野党協議で決まったことが、いとも簡単にひっくり返る。ついに公明党も堪忍袋の緒が切れて、机を叩いて席を蹴った。民主党政権がダメな理由その2一川防衛大臣は輿石幹事長の直系、山岡大臣は小沢元幹事長の直系、だから野田総理は2人を辞めさせることはできない。問責決議が可決された閣僚が答弁することで、紛糾が予想される。2人の閣僚の件では、他の野党も怒り狂っている。民主党政権がダメな理由その3かつて昭和の世界金融大恐慌では、日本は世界に先駆けて不況を脱却した。積極的に財政出動して社会インフラを整備した。日本が成功したのを真似たのが、アメリカのルーズベルトである。当時の日本の経済政策をやったのが、高橋是清である。高橋是清は大蔵大臣を6度務めたが、宮澤喜一氏でも4度である。高橋是清の凄いところは、デフレ時にはデフレ対策を、インフレ時にはインフレ対策をやったことである。財務省は日本の財政赤字を唱えるが、日本は自国の国だけで国債を発行している。これをできるのは、日本、アメリカ、イギリスの外にはない。これが根本的にギリシャなどと異なることだ。デフレ時には財政出動で社会資本を充実させる。高橋はこれをやって、経済を立て直した。そしてデフレからインフレに向かうと、今度は予算を大幅にカットした。最も削減したのが軍事費であり、この恨みをかって2.26事件で暗殺された。現在の日本には高橋是清がいない。民主党は官僚の言いなりになっている。関係者から聞いた話ですが、自民党政権では内示が出ると、すぐに都道府県や市町村ではすぐに事業を発注したそうですが、民主党政権では内示が出ても、模様眺めをして、放ったらかしにするそうです。内示がでてもコロコロ内容が変わるので、安心して執行できないそうです。だから政策が動かない、とのことです。なるほど!