ハローワーク求人
ハローワークから電話がかかってきた。「御社の求人票を見て入社したいという人がいるので、面接をお願いしたいのですが…」わが社では地元のハローワークに求人を出している。「ではお待ちしております」ところが、待ち人来たらず。今回で3回目だ!いくら不人気業種でも、これは酷い。前回のすっぽかしの後、ハローワークに苦情を言ったが、「こちらから本人に注意しておきます」とのこと。すっぽかしには失業手当を打ち切るぐらいの強い態度で臨まなければ、いたちごっこである。昨年末にハローワークの紹介で面接に来た青年は、真面目そうだったが…面接の練習をやっているようで、定番の受け答えはできるが、その他の会話が成り立たない、字が書けないし、文章も作れない…失業期間が長いのも頷ける。自分の頭で考えることも、事務処理もできないではいくら何でも採用は無理である、丁重にお断りした。私の経営者の仲間は、全員、ハローワーク経由で採用しない、と言っている。何回も苦い目を味わった人が多い。いい人材が来ない、とのことだ。ハローワークの矛盾は、仕事を真面目に探している人と、失業手当をもらいたい人とが混在していることだ。ハローワーク経由での採用を増やすために、助成金・補助金を餌にせざるを得ない。助成金・補助金には天下り団体がぶら下がっている。彼らのために企業は雇用保険料を支払わなければならない、おまけにハローワークの職員は国家公務員、彼らの人件費もバカにならない。ハローワークの存在意義は何であるのか?私にはよくわからない。