五省(ごせい)
五省(ごせい)とは、5つの反省という意味です。昭和7年、旧大日本帝国海軍の士官学校であった江田島の海軍兵学校長松下元少将が発案し、生徒に各自の行為を反省させて明日の修養に備えさせるための自省自戒の言葉として実施されました。大東亜戦争後、進駐してきたアメリカ軍も感銘を受けたそうです。現在でも、海上自衛隊幹部候補生学校では伝統を引き継いでいます。五省の内容は、軍事部門だけではない普遍性を持ったものであり、現代でも通用する、人が生きる上でも役立つ教訓的なものです。一.至誠に悖るかなりしか(誠実さに背いていなかったか)一.言行に恥ずるなかりしか(言行不一致な点はなかったか)一.気力に缺くるなかりしか(精神力に欠いた点はなかったか)一.努力に憾みなかりしか(努力するのに心残りはなかったか)一. 不精に亘るなかりしか(怠けてものぐさになっていなかったか)私の場合、五省どころか八省、十省です。