カテゴリ:西金沢学習支援センター
![]() 今回お話するのは、6年前に聞いた佐藤学園長の講演の内容を 私なりにまとめたものになります。 引きこもりの状態にある子どもたちは、 発達障害という病名をもらった子ども達と同じような問題を抱えています。 それは何かというと、社会のなかでやっていけない、というコンプレックス、や 学習についていくことができないというコンプレックスです。 なによりも一番大事なことは、その心理的ケアになります。 親たちは、「どうしてこんなこともできないんだ」とか 「どうして学校にいけないのか」とマイナスの評価で子ども達をとらえてしまいます。 それが子ども達のプレッシャーとなっていることに気づきません。 その心理的なケアをすることなしに、 学習面に対しても“やる気”を出すことができません。 学習障害児という病名をつけられた子ども達のなかにも この“やる気”を阻害されているために勉強をしようとしないだけで、 子ども達の中の学習意欲を引き出すことができれば、 徐々に、その子のペースで学習をこなしていくようになっていきます。 そういうとりくみをする中で最終的には9割の子ども達が、障害を克服し、 残った1割の子ども達が先天的な脳の障害部分を持つ子ども達として 社会的支援を必要とするようになる、という数字が出ています。 けれども学習面のケアを行うまえに、もうひとつ大事なことがあります。 それが“コミュニケーションの技術”などのソーシャルスキルになります。 具体的にいうと あいさつの仕方 仲間の入り方 断り方 になります。 1.心理的ケア 2.ソーシャルスキル 3.学習ケア この3点を丁寧にケアしていくことによって 子ども達が小学生レベルの学習を習得することができるということです。 小学生レベルというのは、具体的には、 読み、書き、計算という基本的な能力になります。 学歴偏重主義のしくみを伴ったいまの教育体制においては、 そういう基本的能力ができる、できないにも関わらず、 学年が自動的に上がり、勉強することも進んでいきます。 そんな中で子ども達は、学習についていけなくなり、 不登校へという道をすすむようにもなります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.01.25 05:26:25
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