テーマ:身近な生き物(371)
カテゴリ:生き物
世の中には、ナミアゲハの飼育をしている人がいっぱいいらっしゃるようで、検索すると、いろんな記事を読むことができます。
そんな中、前蛹になってから、17時間半で脱皮を始めて、サナギになる、というのがありました。 昨日、ミナちゃんが前蛹になったのは、朝の6時から7時の間です。 (前蛹の形になったのが6時で、手を離したのが7時) ということは、脱皮してサナギになるのは、夜の12時くらいのはずですからね、十分に見ることができそう。(昨年のナミちゃんは、私が寝ている間にサナギになっていた) 夜の11時半くらいから、わくわくしながら待っていましたよ。 ![]() するとね、12時近くなったころに、この前蛹のミナちゃんが、少しもぞもぞし始めたの。 これは、期待できる、 すぐにカメラを準備して、様子を見ていました。 ![]() 背中が割れるところを、ちゃーんと見て、パキッパキッというような音も聞きました。 ミナちゃんの模様がだんだんと下に下がっていくので、皮がむけているのがわかりやすいですね。 ![]() 皮を下に落とす瞬間をどうしても見たくて、カメラの動画で撮りましたよ。 ここにのせているのは、動画をキャプチャした画像です。 上半身は帯糸で引っ掛けているだけ、お尻を竹箸にくっつけて留まっているのに、いったいどうやって脱いだ皮を落とすのか、本当に興味津々でした。 失敗したら、だらーんとぶら下がってしまいそうですもの。 動画に撮ったもので確認したら、脱いだ皮を下の方に寄せたあと、今度はお腹の方にまとめ上げて、お腹で何度も押して固めて、それから体をよじってぶん投げるようにして落としていましたよ。 お腹で押し付けている間に、お尻を竹箸にくっつけ直しているのでしょうね。 これは、無事サナギになって、大人しくなったところ。 ![]() 体の前面が、まっすぐです。 それが、しばらくして見たときには、下腹を突き出したような姿勢になっていました。 ![]() ![]() 確か、サナギは、もっとスリムだよねー、と思いつつ、昨夜は安心して就寝。 そして、今朝見たら、ミナちゃんは、こんな感じ。 下半身がちょっとスリムになりましたね。 ![]() 昨夜からの体形の変化を見てみてね。 ![]() ナミアゲハになったときの、眼玉の位置や、触角、前脚の場所、翅が格納される場所なんかも、わかりますね。 ![]() 羽化の予定は、18日から19日頃。羽化が近づくと、中の翅などが透けて見えるようになりますよ。 楽しみです。 ![]() それでは、別のお話もね。 昨日書道会の冊子が届いたのですが、大筆で書いた私の作品が掲載されていました。 ![]() これは、「大禹惜寸陰」…大禹は寸陰を惜しむ、と書いています。 中国古代の伝説の聖王・禹は、大聖人であったけれど、それでもなお、わずかな時間も惜しんで努力した、ましてや、我々凡人は、時間を大切にして、努力を惜しんではいけない という意味だそうですよ。 出典は「晋書・陶侃(とうかん)伝」 常語人曰、「大禹聖者、乃惜寸陰。至於衆人、当惜分陰。豈可逸遊荒酔、生無益於時、死無聞於後、是自棄也」 陶侃が常に人に言っていたのは「大禹(夏の禹王)のような聖人であっても「寸陰」を惜しんだ、普通の人などは、当然「分陰」を惜しむべきだ」 一寸が十分なので、分陰は、寸陰の1/10の短い時間ということでしょうかね。 この陶侃という人は、東晋時代の名将だったそうです。いつもこの言葉を部下たちに言い、みずからにも厳しくしていた人らしいです。 その精励ぶりは、たとえば仕事中は一日中膝を崩さずに事務仕事をし、その日の仕事を翌日に延ばすということがなかった、だから、部下が酒や博打で仕事をなまけているのを見ると、酒器や博打の道具をとりあげて川に投げ込んで、「ばくちなどは、人間のクズのやることだ!」と諫めたとか。 今なら「パワハラ」とか言われるかもしれませんね。 それから、以前階段の壁にかけていた掛け軸を、ここにかけ直しました。 ![]() 見慣れたせいか、この紫色も、まあいいかな、と思えてきた。 ![]() 今度の作品展には、自詠の歌を作品にして出品するつもりですからね、それも楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ミナちゃんの脱皮の推移、見事に撮りましたね~、流石です。
あと十日くらいで蝶になるのですか・・・生命の神秘ですね。 Kororinさんの書も見事です。私にはムリなり。 (2019.07.08 16:27:09)
成る程、こうやってさなぎになって行くのですね。黒い模様は薄皮だけだったのだ。
(2019.07.08 16:37:35)
ミナちゃんのこととても楽しみに見ています。
これほどまでに観察しブログのアップされる方はいないでしょう。 写真もとても美しくさすがkororinさんと興味津々です。 無事に旅立つ日のことも楽しみにしています♪ (2019.07.08 18:45:01)
scotchケンさんへ
昨年見ることができなかった場面を、今年はちゃんと確認できたので、大いに満足しています。あとは、羽化に失敗しないことを祈るのみ。 大筆で書く漢字は、とても苦手だったのですが、こうして冊子に載るとうれしくて、意欲がわいてきます。 (2019.07.08 21:17:45)
nik-oさんへ
イモムシからサナギになる途中に、前蛹という段階があることは、昨年初めて知ったことです。その前蛹がさらに脱皮して、ようやくサナギに。 面白いです。 (2019.07.08 21:19:15)
たくちゃん9000さんへ
四年前に退職してからは、日中の自由時間がたっぷりありますので、こういうこともできるんですね。ありがたいことです。 ミナちゃんのことは、あと8日間くらいは、ほとんど変化がなさそうですので、これからは別の話題で日記を書いていきますね。 (2019.07.08 21:20:58)
ごねあさんへ
蝶になったら、もう飼育はできませんから、いっぱい写真を撮って、それから外に出してあげたいと思います。 サナギの殻にひっかかったりしないで、きれいに翅を伸ばせるように祈っています。 あ、注文していたコスモス画家の荒木幸史さんの画集が、今日届きました。とても立派な画集でたくさんの絵がのせられているのに、108円(アマゾンの中古)。こんな色で、パステル画を描けたらいいな、と思います。 (2019.07.08 21:25:00)
himawari6017さんへ
今年も、無事、サナギまではたどりつきました。 昨年ナミちゃんを育てたときの記録がありますので、成長の過程が予測できたのは、安心でした。 去年見損ねていた、前蛹になるときの幼虫の様子、前蛹からサナギに脱皮する様子などを、今年きちんと観察できたのは、大きな喜びです。 (2019.07.09 11:11:00) |
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