赤いサラファン
昨日は、世界の名曲とリコーダーサークルの日でした。どちらのサークルも、体調不良でお休みの人がいたので、いつもより少なかったです。インフルエンザかなぁ・・・?ここニ、三日、チュニック風ベストを二枚編んでいたので、ブログの更新が遅れてしまいました。さっきアイロン仕上げをしたので、久しぶりに書いています。さて、昨日、「世界の名曲」サークルでは、新しい楽譜を頂きましたよ。「赤いサラファン」です。よく知っている曲でしたが、ロシア語の歌詞にカタカナが振ってあったので、とても新鮮な気分で歌いましたよ。私がよく歌っていた日本語の歌詞は、こんなの。たぶん、教科書にのっていたのでしょうね。その頃には、サラファンが何なのか、まったく気にしていなかったのですが、楽譜の下の方に・・・サラファンとは帝政ロシア時代、農婦が着ていた袖なしの晴れ着のことで、精巧で美しい刺しゅうが入ったものは婚礼の晴れ着に使われた。と説明書きがあったので、調べてみました。これは、普段用かなぁ?これは、刺しゅうが豪華ですね。 そして、これは、間違いなく婚礼用みたい。 婚礼では、赤いサラファンと、頭にかぶるココシュニックという飾りがセットになっているようです。「赤いサラファン」Не шей ты мне, матушка,Красный сарафан,Не входи, родимая,Попусту в изъян.私には縫わないでよ、お母さん、赤いサラファンなんて。母さん、そんな意味のない無駄なことはしないでね。(原曲では、このあと娘の言葉が続きます。)まだ早いのよ、私のお下げをほどいて一つにまとめるのは。栗色の髪にリボンを飾りなさいと言ってよ。絹のベールで髪を覆わせないで、若い男の子たちの目を楽しませるのだから。若い娘のくらしを変えてしまうような結婚を急ぐと、悲しむだけだわ。この貴重な自由が、私には何よりいとしいの。この世の何にもかえられないわ。ここで、母親が言い聞かせます。Дитя моё, дитятко,Дочка милая!Головка победная,Неразумная!娘よ、娘、愛しい娘!考えが足りないよ。Не век тебе пташечкойЗвонко распевать,Легкокрылой бабочкойПо цветам порхать.永遠ではないのだよ、おまえが楽しく歌う小鳥でいられるのは、花から花へ飛び移る蝶でいられるのは。Заблекнут на щеченькахМаковы цветы,Прискучат забавушки,Стоскуешься ты!ケシの花のような赤い頬が色あせて、遊びに飽きたら、きっとお前は寂しくなるだろうよ。А мы и при старостиСебя веселим,Младость вспоминаючи,На детей глядим!だけど、私ら(母親)は、歳をとっても楽しみがあるのさ。子供たちを見ていると、若い頃を思い出す。И я молодешенькаБыла такова,И мне те же в девушкахПелися слова. 私もお前のような若い娘だった。そして、私も娘の頃には、そんな風に歌を歌っていたかったものだよ。この歌を、ロシア語で歌います。といっても、本格的に習うわけではないので、発音が正確ではないかもしれません。でも、お客さんたちの中にたぶんロシア語のわかる方はいないはずなので、大丈夫でしょう。では、最初のところだけ、カタカナで書いてみますね。ニェ シェイ トゥイ ムニェ マートゥシカ(お母さん) クラスヌイ(赤い) サラファンニェ ファディー ラヂィーマヤ(お母さん) ボブストゥ(意味のない) ヴィズィヤーン(無駄なこと)この後も原曲では娘の言葉が続いていますが、私たちが歌う楽譜では、ここからすぐに母親のせりふです。ヂィチャ マヨ ヂィーチャトカ(娘よ) ドーチカ ミーラヤー(娘よ)ガローフカ バビュードナイヤ(足りない) ニェ ラズウームナィヤ(愚か)こんな感じ。まだまだ続くけど、省略ね。この歌は、発表会でも歌うみたいなので、張り切って覚えなくては!! 今年も歌詞を丸暗記したいです。