おはようございます。
年の瀬と言うのに暖かい日が続くと思っていたら、昨日はま
るで10月の様な気温。新潟では大火災が発生し、慌ただし
い年の瀬に焼け出された方々が気の毒でなりません。少しで
も心休まる新年が迎えられるようお祈り申し上げます。
さて、たまに無性にお出ししたくなる料理に中華丼が有りま
す。ラーメン、タンメンなどと並ぶ和製中華ですが、日本が
誇れる丼ぶりものの一つです。
中華丼(具沢山版)(画像をクリックすると拡大できます)
![DSC03639.JPG](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/a4f17e078a61a0b7a48d747685bc7e8da05442ea.58.2.2.2.jpg?thum=53)
![DSC03638.JPG](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/37486c6f7b5a23621138db39421c47e9a00d58c1.58.2.2.2.jpg?thum=53)
材料(3人前)
白飯 3膳
人参 1/3本
蝦米 大さじ3
蒲鉾 6cm
豚肉 120g
ニンニクの芽 2本
木耳 10g(乾燥)
ヤングコーン 6本
鶉卵 6玉
もやし 一掴み
玉葱 1/3玉
筍 7cm
塌菜 1/2把
白菜 1枚
ニンニク 3片
生姜 2cm厚
塩・胡椒 適宜
片栗粉 大さじ2
ガラスープ 230cc
胡麻油 大さじ4
1.蝦米、木耳は水で戻し、木耳は食べやすい大きさにちぎります。
2.ニンニクと生姜は皮を剥いてつぶし、微塵切りにします。
3.野菜類は写真のように薄切り、食べやすい大きさに切ります。
4.ニンニクの芽は1cmの小口、蒲鉾も1cm厚に切ります。
5.鍋を熱して胡麻油を引き、弱火で2.を炒めたら肉を入れて火を
通します。
6.人参、玉ねぎ、白菜、塌菜、木耳、蝦米を入れて中火で炒めます。
7.鶉卵、蒲鉾、もやし、ヤングコーン、筍、ニンニクの芽を入れて
塩・胡椒少量を振り、強火で炒めます。
8.全体に火が通る前にガラスープを入れてなじませたら、片栗粉を
倍量の水で溶き、全体に回し入れて強火でとろみを付けます。
9.器に温めた白飯を盛り、8.を回しかけます。
これ一皿で実に16品目の食品を採ることができるすぐれものの料理
ですが、具材が多すぎて書いていて厭になるほどです。塌菜(ターツ
ァイ)は最近市場でも良く目にするアブラナ科の中国野菜ですが、冬
場の中国では白菜と並んで良く食卓にのぼる野菜です。本来丸く平た
く育つものですが、気候のせいか日本では縦長に育っています。今回
は塩味でお出しいたしましたが、醤油味のほうが馴染み深いかもしれ
ません。数あるぶっかけ飯の代表として、街中の中華料理屋では欠か
せない一品です。原型は中華の八宝菜、雑砕(チャプスイ)をご飯に
かけたものと思われますが、蒲鉾、ヤングコーン、鶉卵などを入れて
いるあたりに和製中華の面影が見えます。
それでは、熱いうちにがっつりとお召し上がりください。
亭主敬白