【RPGのアンチテーゼ】MOON・5【switch】
少年は日夜
傷つき疲れた動物の魂と接するうちに
自らの心がすり減っているのを
感じた。
(夢には生首が出てくるし)
私の足は自然と
1件のお店に向かっていた。
そこのお店の名は「BAR WANDA」
昔はスリムだったのに
今はカウンターから出られなくなってしまった
ご機嫌なママさんがいるような
どこにでもあるありふれたBARだ。
そこで酒を飲んでいるのは
これまたどこにでもいるような
おじさんだ。
門番というお堅い仕事をしている。
バツイチ。
今や珍しい話ではない。
しかしその顔はどこか寂しげだ。
どうやらおじさんは
愛というものに
深く悩みこんでいる様子。
愛の二歩三歩の
少年ぼたんはもとより
このブログを書いている私でさえも
それは永遠に分からないものかもしれない。
さあ、どうだろう・・・・。
王様は
いつも中庭で鳥に
餌を上げている。
↑の画像は
王様が鳥に餌を上げている横で
何か知らないけど
大臣に怒られてしまったところ。
王様に愛情があるかは
分からないけど
鳥たちはとても喜んでいるように見える。
餌というのは
人間で例えてみると
お金・・・かな。
金品で幸せを得られるのであれば
ということだろうか。
愛とはなんだろう。
このおじさんの言葉を
このブログを読んだ方はどのように受け止めるのだろう。
なんとなく忘れられない話になりました。
とある日曜の朝。
バルコニーに行くと
BAR WANDAで出会った
おじさんがエアプレーンを飛ばしていた。
朝焼けに飛んではすぐに落ちてしまう
エアプレーン。
飛ばしては落ち。
落ちたところに
走って行って
拾ってはまた飛ばす。
その愚直にも
繰り返される動作。
何も分からない人から見れば
「いい大人が何をやっているんだ」と
バカにするようなその行為。
しかしながら、
息子との約束を果たすために続ける
その行為自体が
私には
少しだけ愛のように見えた。