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カテゴリ:仕事関係
不動産業界の日本と中国との営業の違いは、営業各個人が売買或いは賃貸などお客さんより依頼された場合に、公にその情報を出す日本と個人的にその情報を持ってしまう中国との大きな違いがある。
営業は歩合給であるのは日本も中国も同じ。ゆえに少しでも自分に有利に売買や賃貸をこなしていく方法をとるのは回避できない。 しかし、お客さんより依頼された不動産の売却や賃貸の斡旋を依頼された場合に法律により公にしなければならない日本と、そうでない中国とでは営業方法が変わる。 日本の不動産業の場合は、広告や現地売り出し、ネットでの反響が集客のほとんど。中国では広告の前に、まず知り合いを通じての紹介客がほとんど。 その為、現在売り手市場である中国では、オーナー側に営業も偏る。分かりやすく言えば、オナーのマンションの売却希望価格が100万元の場合に営業が120万元で契約をまとめられそうなお客さんだった時に予めオーナーと商談し、希望価格より高く売れた分を折半する話をしている営業も少なくない。 これは賃貸に関しても同様である。先日店舗を探していた時、私と相方の張くんとで聞いた1ヶ月の家賃と敷金(内装金)は1万2千元と敷金6万元。 しかしあまりに高額だったので、知り合いの不動産会社の店長に依頼し同じ物件の価格を聞いてもらったところ・・ 1ヶ月の家賃は1万元で敷金(内装金)は3万元という連絡をいただいた。あきらかにオーナーと密談していたに違いない。 日本ではこの方法は”一発屋”と呼ばれる不動産会社がよく使う方法。しかし情報管理を徹底されている日本の不動産会社ではこうゆう方法は特殊な場合を除き、ほとんど存在しない。 しかし中国では営業個人の持っているお客さんの情報はほとんど公にされる事はない。ネットで掲載されている不動産情報も存在しない情報を掲載しているケースがヒアリングをした結果多い。 いわゆる、不動産業界で言う”お化け物件”。不動産を探している人を探すのに一番効率の良い方法。新築で面積が大きく値段が安い物件を作ってしまえば、真剣に探しているお客さんなら、うそかもしれないと思っていても心理的に連絡をしてしまう。 私の認知するところ、現在の日本ではこの方法はご法度。まず90%以上の業者はしていないと思う。 ところ変われば・・と感じつつ中国での営業手法と集客方法について頭を悩ませるひろしでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年04月22日 09時00分38秒
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