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伊奈利短歌 ツイ短歌 小説…伏見稲荷大社の物語 小説西寺物語 小説盆栽物語 小説鯖街道 小説老人と性 音川伊奈利

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2017年02月02日
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星働く女性たち…「病院検査技師 静香」…40歳年上老人との禁じられ恋 24話・あんこう鍋

人の1日の行動というのはかなり規則正しいものです。その私の朝の行動はまずPCをチェックしたりコラムを書いたりですが、それを7時半に切り上げて駅前のパン喫茶で新聞を読みながらモーニングコーヒーを楽しみます。その途中で駅から各職場に向かう人たちもすべてといっていいほど同じ人とすれ違います。私の家から駅までは歩いて約7分ほど、すれ違う人たちは約50名ほどになる。

その10年ほど前にまだ幼さが色濃く残る可愛い少女とすれ違っていました。その少女は色白で髪は長くて背が低く少し斜めに傾いて歩く癖がありました。この少女が勤めている会社などはまったくわからなかった。そのすれ違いざまに私は「可愛い」というテレパシーを発信していたがそれが少女に届いていたかはわからない。

やがてその少女とすれ違い3年ほど経ったぐらいからその少女は薄い化粧から大人びた綺麗な化粧に変身してきた。高校を卒業して就職したのならもう21歳ごろの大人で彼氏の1人や2人は経験しているのではと妄想しながら楽しんでいた。そしてその彼女が25歳になったころから顔も大人になり赤い口紅が似合うお姉さんの雰囲気がでてきた。

それまでにもこの彼女はファッションに敏感なのか着ている服装も毎日のように違う雰囲気のお洒落屋さんだった。一方の私は年中ジンーズで上に着ているものはほぼ毎日同じだった。その朝のすれ違いざまに私の愛のテレパシーを送り続けて10年目の朝にこれは偶然だが、電車が少し遅れたのか私がいつも行くパン喫茶の前で会った。その時は通り雨なのか雨が降ってきて人々は急な雨に走っていたが、私はその彼女に傘をなんとなしに手渡していた。そして彼女に、
「これ、使ってください。で、その傘はこの店の傘立てに置いといてください」
その彼女は、
「はい、ありがとうございます。でもこの傘は今夜あのお店に持っていきます」
「あぁ、私の店を知っていたの?」
「はい、毎日会社の帰りにお店の前を通っていましたから」

その店とはJR西大路駅近くにある「洋風居酒屋 ポン吉」でここのマスターが私こと音吉でした。その日の夜、その彼女は店に来てくれた。そして音吉に、
「今朝は傘をありがとうございました。私はそこの塔南病院で検査技師をしている田淵静香といいます」
「いぇいぇ、やはりあの病院でしたか、私もねえ~静香さんが通勤する方向からしてJA塔南かあの病院かと山をはっていました。それに検査技師さんなら病院の待合室でも発見できない」
「私も毎日お会いしていましたから、多分、音吉さんは駅から電車にと思っていましたが、6年ほど前にこの店の前を掃除している音吉さんを発見していつかは勇気を出してこの店に来たいと思っていたのです」
「そうでしたか~それで10年前から私が愛のテレパシーをすれ違いざまに出していたのを知っていましたか?」
「はい、それはわかっていました。もうあの病院に勤めて10年です。私もおばさんになりました」

それから静香はこの店に度々来るようになったが、マスターの音吉は5時半の開店と同時にママの幸子とバトンタッチして店には顔を見せなかった。この静香とママは気が合うのかなにかと相談をしていた。幸子が、
「静香さんももう28歳だからそろそろ結婚だけど…彼氏はいるの?」
「ううん…彼氏どころかまだ1度もデートをしたことがないの…」
「あらら、それならまだ処女?」
「はい、両親や親戚から毎日のようにお見合いの話があるの~それが嫌で嫌で…」
「病院ならドクターを捕まえたら?」
「あの病院は少し異常で政治的な活動ばかりしているドクターばかりで…とても私にはなじめません」
「そうよね~それは有名だものネ、で、好きな人は?」
「はい、もう10年も前からお慕いしている人が」
「へえ~誰?一度この店に連れて来たら、私がその男の性格を判断したげる」
「それが~この店の音吉さんです」
「な、なに~マスター、あの音吉どん、あのね、静香、あのマスターは若くは見えるけどもう68歳なのよ!40歳も年上よ!正気なの?」
「はい、私は女子高を卒業してすぐにあの病院に就職したのですが、その通勤の最初の日に眼が合って一目惚れしました。この病院では色々なことがあってもう何回も辞めようかと思っていましたが、そうなれば音吉さんと毎朝会えないからと我慢して10年にもなりました」
「へ~あんな老人ドスケベーのどこがいいの?」
「うん~なんていうのか~すれ違う時にオーラを感じて胸がドキドキするの~」
「そらあかんわ~病気やわ~」

それから静香は火曜日の夜と金曜日の夜は決まって店に来ていた。ママはこの静香のことを音吉には伝えていなかった。それはママの幸子の「やきもち」もあったが、これは禁じられた恋と判断していたからだ、その音吉と静香はそれからも毎朝すれ違ってテレパシーの交換をしていた。それはそれで静香は楽しかったがある日、ママに、
「私~もう一生涯独身で暮らすことにしたの」
「でも、ご両親は?」
「そら~毎日口うるさく見合いを勧めてくるわ…それで私もう家を出て音吉さんのマンションで暮らそうと決心したの」
「おぃおぃ、こら~重症だわ~それでマスターは許可したの?」
「ううん、それをママにいってもらおうと考えているの…ママお願いします」

これは音吉に責任があるとついにママは今までの事を打ち明けていた。そして、
「マスターこれはマスターにも責任があるのよ!、そんな若い娘に愛のテレパシーを贈るからよ!」
「しかし、それは…」
「いつもの定番なら、私は静香を抱いてあげなさいというが、まだ静香は処女ょ!そんなことは犯罪になるのよ!マスター」
「いやいゃいゃ、誰も私は静香を抱くなんてはいってはいない」
「そうなの?それなら今夜は私を抱いて?」
「うん、なんでそうなるの?」

こうしてとりあえずは静香に刺激を与えず音吉も朝のテレパシー以外には店で静香に会わないいようにして、そしてそれとなくママの幸子と音吉が仲が良いと感じてもらい静香を諦めさせる大作戦というのを静香は提案していた。この提案に反対してまたいい考えも音吉には浮かばなかったのでこれを受け入ていたが、心の中では、
「ううん…これはなんかおかしい?」
ひょっとして幸子と静香のデキレースではなかったかと疑っていたが証拠はなく音吉と幸子を乗せたタクシーは南インターのラブホテル街に消えていた。


クール…男の安くて不味い料理…あんこう鍋

正月に食べたいと思っていたこの「あんこう」も高くて手がでなかった。ところが先日これが安くてその上に半額になっていた。年金支給日まで後15日もあるがこの半額のチャンスを逃したらもう一生「あんこう」を食えないと清水の舞台から飛び降りるつもりで買った。

やはり馬勝った牛負けたという味で大満足をした。これで今年の一つの願いが叶った。もう一つの願いは「かに鍋」を食うことだが、これも高くて手も足も出ない。こうなったら小説だが、魚屋さんの人妻と仲良くなってカニを持ってきてもらう方法もある。こんな妄想で満足する私が怖い。

       

星「働く女性たち…「ゴミ屋敷の女 美幸」…駆け込み寺 「洋風居酒屋 ポン吉」23話・100均のすぐれもの、デッキブラシ
星「働く女性たち…「眼科医 瞳」…鋭利な剛毛は凶器にもなる」…22話…フランス食パン(ハードトースト) ブラザーベーカリー西大路店
星働く女性たち…「老人女装の玉ちゃん」…駆け込み寺「洋風居酒屋 ポン吉」21話

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働く女性たち…「女の愛の計算は複雑怪奇 恵梨香」…駆け込み寺「洋風居酒屋 ポン吉」20話
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屁理屈コラム…女の綺麗好き、男の汚い好き・妄想を定着させるのが小説なのか?、それとも邪道なのか?…関西のアイドル・出町柳けい子

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小野篁の禁断の恋…藤原香子に貢いで閻魔さんの書記官としてのアルバイト。生まれた子供が「小野小町」「紫式部」 伏見稲荷大社の物語 85話

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小説…「働く女性たち」…「めんどう婚 瑠璃子」 19話~「洋風居酒屋 ポン吉」駆け込み寺 音川伊奈利
星
ミニ短編小説3連発…「京都タクシードライバーの日記」「熊子のセックスは社交辞令」「タクシー代は新妻とのH」「江戸の仇を京都で討つ」…音川伊奈利

星
京都・高齢タクシードライバー争奪戦冬の陣、定時制社員、なんと賃率60%・ヤサカグループのラクヨータクシ・高齢者は金の卵
星
嵯峨天皇の即決断で1200年前からお寺に保育所ができた。この日本ではまだ「保育園落ちた!」の状況とは日本の恥になる。伏見稲荷大社の物語 84話
星
屁理屈コラム…準高齢者は65歳から、高齢者は75歳から、超高齢者は90歳の三段階…準~超になるまで25年もある。奇妙な野菜発見!「ターサイ(搨菜)」
星お笑いコラム…ツイッターの翻訳機能…まだまだ未熟らしい?翻訳しやすい文章が必要になる。しかし、すごい

星小説…「働く女性たち」…幸子の復讐 18話~「洋風居酒屋 ポン吉」駆け込み寺 音川伊奈利

ハート
働く女性たち…「中流階級の落とし穴、離婚しても地獄・紀子」 17話

無料の電子書籍…「働く女性たち」~22話はここでも読めます

星
お賽銭の勘定に京都銀行の行員10名が一週間もかかるという伏見稲荷大社・その1200年前のお賽銭のお話し 83話
星
神様は目に見えないからこそ神である。仏壇の位牌は元々朝廷の官位を証明するものであった。伏見稲荷大社の物語…82話

星
初詣客の警備にフォックス警備の狐が大活躍するも人間に化ける特訓は大変になる・伏見稲荷大社の物語…81話

 

星お笑いコラム…「伏見稲荷大社」の物語も80話にもなりました。最初の1話は「吉祥院天満宮・政所公園の白狐」これになります
星
堀川・堀川下水は新種の植物、野菜の宝庫だった。堀川牛蒡は鴨と合う・嵯峨天皇823年3月に生前引退決定 80話
星平安時代のお菓子とは唐菓子で果物、木の実の乾燥した物…日本初の本格的お菓子は「かりん糖」…79話

ハート京都の老舗生八ッ橋の人形、おたべちゃんの出生の秘密…おたべちゃんに双子の妹が…巫女ちゃん~どす。

星世界三大美女の小野小町と深草少将との100日の恋、そして100日目に大雪で転落凍死…伏見稲荷大社の物語 78話
星
伏見稲荷大社の物語…全国狐連合会26代目の会長「白藤」の襲名披露・キツネ灯の正体は「人魂」だった。 77話
星
伏見稲荷大社の物語…「同じ金でもカジノで使うより神様に使うほうが品があると「お塚」が建立された」…マイ神様1万基 76話
星
短編小説「タクシードライバー・ジョッキーの竜」第6話『ジョッキーの竜は、まだ青い!』
音川伊奈利のツイッター


ハート
新・京のいけず石・いけず石・古典のいけず石、背丈80センチ、駐禁ダメ押し、花壇風の上品な、・ど根性いけず石…

ハート1~78話は↑の「記事一論」からお入りください。

電話この コラムに関するご意見等は「音川伊奈利の掲示板」にお書きください。HNは必ず書いてネ、

新電子書籍…このブログの記事をまとめた無料の書籍になります。

星「伏見稲荷大社の物語・嵯峨天皇と稲荷神社 73話…更新随時」

http://p.booklog.jp/book/108339/read

ハート関連…京都歴史裏のコラム

 星「京都歴史裏のコラム・吉祥院天満宮・政所公園の白狐、北政所御墳墓、吉祥院稲荷・キュウリの糠漬け」

http://plaza.rakuten.co.jp/kyoto24/diary/201607090000/

 

 星京聯、破産手続きへ、運転手・京聯タクシー倒産、160名解雇・(京聯自動車が破綻、8月29日)

http://plaza.rakuten.co.jp/kyoto24/diary/201504020000/?scid=su_369

ハート無料の電子書籍 長編小説「トラック3姉妹・ダンプ姉ちゃん理絵」...1部(31話) http://p.booklog.jp/book/103886/read
星「伏見稲荷大社の物語・大石内蔵助と白狐の恋など4話…更新随時」

http://p.booklog.jp/book/108339/read

星無料の電子書籍4冊できました。それぞれの題名で検索もできますから読んでください。 http://p.booklog.jp/book/103886/read

星お笑いコラム…ツイッターの翻訳機能…まだまだ未熟らしい?翻訳しやすい文章が必要になる。しかし、すごい

星小説…「働く女性たち」…幸子の復讐 18話~「洋風居酒屋 ポン吉」駆け込み寺 音川伊奈利

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働く女性たち…「中流階級の落とし穴、離婚しても地獄・紀子」 17話

星京聯、破産手続きへ、運転手・京聯タクシー倒産、160名解雇・(京聯自動車が破綻、8月29日)

http://plaza.rakuten.co.jp/kyoto24/diary/201504020000/?scid=su_369

ハート無料の電子書籍 長編小説「トラック3姉妹・ダンプ姉ちゃん理絵」...1部(31話) http://p.booklog.jp/book/103886/read






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最終更新日  2017年02月02日 06時14分07秒
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