日韓エクスチェンジ
お昼休みを利用して、近く、職場の友人と「日本語-韓国語」のランゲッジ・エクスチェンジ(お互いの言葉を教えあう)を始めることになりそうです。エクスチェンジ・パートナーは、たぶん、朝鮮族の女の子になりそうです。彼女は私の知り合いの一人で、いま日本のお客さん相手のプロジェクトをやっている関係で、急遽、日本語能力を伸ばさなくてはいけない、という事情があり、韓国語(朝鮮語)を学びたい私と、ちょうど利害(?)が一致する、というわけなのです。彼女は、中朝国境に近い、吉林省の延辺で育ちました。周りは漢族よりも朝鮮族人口の方が多く、極端な話、漢語ができなくても朝鮮語ができれば一生困らない、という環境だったので、学校では北京語よりも先に、まず朝鮮語を習ったそうです。いわゆる「民族学校」というやつですね。中国の民族学校というのはなかなか面白くて、外国語科目は必ずしも英語でなくても良いらしいです。ちなみに朝鮮族の学校では、第一(必修)外国語に日本語が選ばれることが多いようです。日本語は言語的に朝鮮語と近く、学びやすいのが一番の理由でしょう。彼女の場合、英語は大学に入ってから初めて学んだそうです。大学生になってから、ようやくA,B、C・・・というのも近頃珍しい話かもしれませんが、真面目な話、延辺の朝鮮族はそういう人の割合が非常に多いそうです。だから、大学卒業時点で、日本語はある程度できるけれど、英語はさっぱり・・・という人が多いのです。実際、当社の人材募集の際も、「朝鮮語+日本語」という組み合わせならまだしも、「朝鮮語+英語」の人材を見つけるのに、大変困難を極めました。話は変わりますが、ここ中国でも、韓国語検定試験なるものを受験することができます。試験時期は毎年9月で、2006年より初級、中級、高級という3段階の評価がなされるようです。来年あたり、中級を目標に頑張ってみてもいいかな?と一瞬思いましたが、一つ残念なことは、中国における受験会場は北京、上海、香港、長春、青島の5ヶ所しかなく、大連では受験できないようです。特に青島(チンタオ)は、大連のライバル都市。だから、「青島で受けられて、なんで大連で受けられないのじゃ?」と、不満タラタラの私なんですが、ま、青島は景色の美しい街だそうですから、観光がてら、受験しに行ってもいいかもしれませんね。