トラクションコントロール禁止、全幅200mm縮小。変わる2008年F1規定
ワンメイクタイヤの採用や、エンジン開発制限など変わりつつあるF1シリーズですが、2008年に向けての改訂作業も進んでいるようです。その中でも、2008年からのトラクションコントロールの禁止が決定したようです。2008年からトラクション・コントロール禁止へ 2008年、スリックタイヤの復活は見送り現在では多くの市販車にも搭載されているトラクションコントロール機能ですが、1990年代のウイリアムズFW14を初めとするハイテク時代を経て禁止されましたが、結局その取り締まりができないという理由から2001年から再び合法化されていました。2008年シーズンからは統一ECUが搭載されるために、その違反を取り締まることができることから、再びトラクションコントロールが禁止されるrことになったもので、すでに全チームの合意も得ているとのことです。私にとってはうれしいニュースととらえます。ドライバーエイドが禁止されることは、それぞれのドライバーの技量やテクニックを、現在よりも際だたせてくることと思います。かってのスタートシーンでは、今よりも緊張感がありました。ホイールスピンから白煙を上げるシーンも多く見られましたが、最近はラウンチコントロールの搭載におり、アクセルをONするタイミングと、ラウンチコントロール性能の優劣がスタートを決めるように感じられていました。スタートに限らず、コーナーでのアクセルテクニックなど、マシンではなくドライバーのテクニックの優劣が現れやすくなってくれることでしょう。また、マシンの全幅が200mm狭くされることも決定したようです。これに関しては、現在の1800mmから1600mmmに縮小されるのかと勘違いしたのですが、F1とテレビとケータイと。さんによると、実際は現在の1800mmのままのようです。拡幅して2000mmにする予定だったものを、1800mmに縮小という意味だそうです。ちなみにIRLシリーズは1,969~1,994mm の全幅があります。全幅の縮小によって、空気抵抗が減少して直線での最高速が上昇する一方で、コーナーではグリップが落ちて、コーナーリングスピードが減少することになると思われます。スリックタイヤの復活が見送られたのは残念ですが、車幅の変更がどのような影響をもたらすのか確認した後に考慮するということなのでしょうか。変わりつつある、F1シリーズ。それがレースにどのように影響するのか、楽しみでもあり、不安でもあり・・・というのが心境です。モータースポーツBlogランキング