『地元の人の親切プライスレス』
台湾に来たら、「火鍋料理も食べなくちゃ」。どうせなら、ガイドブックに載っているお店に行ってみよう、とタクシーに乗ってでかけた。中国語ができる人がいなかったので、ガイドブックを見せ、「ここ、ここ」と指差してお願いする。そこに書いてある住所を見て、気のいい運転手さんは「OK,OK!」と軽く引き受けてくれる。「この辺にあるはず・・・」「いやいや、運転手さん、あっちの道路の方じゃない?」「そうかなあ~」「ここから歩くから、ここでいいです」「だめだめ、そのお店の前まで行くから」 と、中国語のわからない私たちと日本語のわからない運転手さんは、きっとこんな会話をしていたはず・・・・。小さな夜市が開かれている場所を挟んで、両側に道路が走っている。クルクルクルクルその辺りを回ったものの、その住所にあたるところがない・・・・どこにもないガイドブックには大きく写真入りで載っているお店、住所が違うのかな・・・結局5元まけてもらって、タクシーを降り、歩くことにした。英語の堪能なツアーメンバーが、横断歩道で待っている人に聞いてみる。その親切な人は、自分の自転車をとりに行き、一緒にそのお店を探してくれる。「でも、なんだかこの住所、変だよ、変・・・・」「地図と住所の番号が違っているみたい・・・」なんどもあっちに行ったり、こっちに行ったり・・・あまりに申し訳ないので、お礼を言ってその人と別れ、自分達で探すことにする。「やっぱり、道路の向こう側じゃないかな・・・」と人でごった返している夜市を、もう一度横切って、向こう側へ。でも、やっぱりみつからない。「あきらめて、ホテルの近くで食べようか・・・」と話していると、なんとその親切な人が、道路の反対側にいる私たちを追いかけてきてくれた。「こっちの路地を入ったところにあったよ」と、もう一度夜市を横切って案内してくれる。ようやく、見つけた火鍋屋さん“○鍋”の看板。やっぱり、住所が違ってた親切な人にお礼を言い、趣のある建物に入る。「まあ、大変だったけど、親切な人のおかげで辿りつけてよかったネ!」「まずは、台湾ビールで乾杯!」おもむろに火鍋を注文しようとすると、どうも話がかみ合わない。ガイドブックを見せ、「これが食べたい」というと、「ああ、そのお店は違う場所に移りました~!」とかわいいお姉さんは、こともなげに言った!「へ?」よ~くみれば、“○鍋”の看板も掛かっていた(!!!!)けど、入り口には違う名前のお店の名前が・・・・中ではモデルさんが、写真撮影をしている。そこには次々においしそうな料理が運ばれるけれど、私たちのテーブルにはおつまみが来ない。ようやく運ばれたお皿の上には、ポテトが乗ってる。「ああ、頼んだのこれだったんだ・・・」と思っていると、「あ、違った」とお兄さんが、ポテトのお皿を素早く持っていってしまった。(でも、一本食べちゃったよ・・・・)「ホテルの隣に、火鍋屋さんがあったから、そこに行こうか・・・」と、タクシーでまたまた西門にある火鍋屋さんへ。お店に入って説明を聞いているうちに判ってきたのだが、そこは“食べ放題”の火鍋屋さん。1000円ちょっとで、地元の人たちに混じって、お腹が破裂しそうなほど食べた。人のことは言えないけど、周りの人もほんとによく食べる、食べる。元”○鍋さん”のお店の中:チャイナクラッシクだというお店の中は、そのままなのにね・・・ガイドブックは、2007年4月発行。どうしてくれる、あっちこっちクルクル回ったタクシー代、待ちくたびれたおつまみ代、そして地元の方のプライスレスの御親切!よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!