『等時性拍音?』
「なんだそれ?とうじせいはくおんって読むのかな?」初めて見る言葉。俳句っていったいなんだろうと知りたくて、入門の入門書とうたっている金子兜太さんの「俳句のつくり方が面白いほどわかる本」を読んでいる。 その中に、「日本人は自分の気持ちを相手に強く訴えるときには、言葉のかたまりで伝えた」という一文があり、その理由のひとつが「日本語が、等時性拍音である」ということだと書いてある。(等時性拍音ってなに?初めて聞くわ・・・)日本語は一字一音であり、「わ・た・し・は・あ・な・た・が・す・き・で・す」と、一音ずつの時間の間隔がみな同じ・・・というのが、等時性ということ。そのために、「トン・トン・トン」と太鼓をたたいているようでメリハリがなく聴こえ、いくら口で「好きです」と言っても太鼓が鳴っている感じで、相手に気持ちが伝わりにくい。そこで相手に心から気持ちを伝えるためには、言葉のかたまりにして伝えると効果的で、特に奇数のかたまり(奇数拍音)が最も効果的であり、そのなかでも五七のかたまりが良かったために、詩歌は七五調で作られたといわれているそうだ。日本語には、そういう特徴があったのか・・・と日本語を再確認した。この本は、超素人にも俳句のことがわかりやすく書いてあって、俳句の魅力ってのは、ただ五七五の言葉あわせではないんだな、「日本の文化って結構いいじゃん!」と思わせてくれるなかなか面白い本だ。 よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓ Thanks!!