バック・トゥ・ザ・ベーシック(ロータス102Dフォード)
なんか、ココの宿主の画像倉庫が一杯になったんだかなんだかよくわからんが、今使ってる倉庫が今月末で新規登録不可になるんだそうで、その代替に新たに「写真館」っつーのを立ち上げて、これからそっちに画像収めてくれっつーハナシで、まぁここ数日非公開にあれやこれやテストしてたんだが、どうも今までのようにデカく表示出来ねーんだなぁ(-_-;)とか言ってみても、こちとらの思惑なんざ知ったこっちゃなく事態は勝手に推移して行くんで、これからはこの大きさで。いろんなブログでよく書いてある「画像をクリックするとちょっと大きく表示します」なんだが、あ~気にいらねえなぁ。スパーク1/43 ロータス102Dフォード “メキシコGP 6位”#11 ミカ・ハッキネン 今でこそ、どんな貧乏所帯でも新しいシーズンにはニューマシンを用意してるけど、その昔は何シーズンも基本同じシャシーを改造に改造を重ねて使いまわすことも多かった。しかも、マクラーレンやロータスじゃ隔年でチャンピオンを獲ったりして、どんだけ素性がいいのよってハナシだけど、それはまあせいぜい40年前までの出来事で、最近の場合は旧シャシーの使いまわしは即ち資金難を示すバロメーターであるだけのことで、90年代にそんなことをやってるチームはロータスくらいなもんだ。ベネトンにしろマクラーレンにしろ、新車開発の遅れで開幕後数戦のみ旧シャシーに新レギュレーション合致パーツを組み込んで。。。みたいなことはあったが、それはあくまで新車ありきのハナシであって、102シャシーみたいに3シーズンにまたがってなんてのは論外、資金難以外の何物でもない。それでも、前年の真っ白けっけな102Bに比較すれば、タミヤから沢山リリースされたプラモのおかげかロータス好きな企業人は多かったらしく、バブルの残滓がマシンのいたるところを彩って一体どこの国のチームよ?と見紛うばかりの日本企業オンパレード。そのジャパンマネーで、カスタマー仕様ではあるもののフォードHBエンジンも獲得して、長らく耳にしなかった「ロータス・フォード」となって、3年落ちシャシーにもかかわらず入賞を果たしたのはこの時代の奇跡と言ってもいいかも知れない。無論、後のワールドチャンピオンのハッキネンやジョニー・ハーバートのドライバー力あればこその結果ではあろうが、なんとなくワークスのマルチエンジンを追いかけて失敗を繰り返したロータスが、マルチ全盛のご時世にカスタマー仕様のフォードV8でポイントを獲るってのは、なんだか結局ロータスは(オールターボの時代は仕方ないとして)あちこちフラフラと浮気せずにF1マシンの基本ともいえるフォードV8一本でやり続ければ、もしかして違った歴史を歩んだかもしれないわなぁ。それほどに「ロータス・フォード」ってのは呪縛だ。