COLONYの裏側

　本日読んだマンガのお題はYJで連載されている「テラフォーマーズ」を。
　「このマンガがすごい2013」オトコ向け1位をとった作品と言うことで興味があり一読。
　火星地球化計画の一環として火星に放たれたゴキブリが人間大サイズにまで異常進化。人類側は特殊な改造手術を受けて改造人間となった宇宙飛行士による駆除部隊を火星に送り込んで対抗する・・と言う内容。
　話は2部構成になっており、読んだのは第2部。第2部は第1部から20年後が舞台。火星由来と思われる致死率の高いウイルスが地球で蔓延し、その解決策として宇宙局”U-NASA”はウィルスの調査ため調査隊を派遣することを決定。調査クルーはゴキブリ対策として第1部に登場した”バグス手術”の改良型”M.O（モザイク・オーガン）手術”を受けて火星に向かうが・・・と言う筋。
　第2部冒頭は主人公格・膝丸燈が地下格闘技場で危険なデスマッチに挑むと言う展開でそこは「グラップラー刃牙」ばりの展開。彼は幼馴染の治療代を稼ぐため闘技場生活を送っていたが、身体能力と格闘センスを宇宙局の小町小吉（第1部の主人公）に買われて火星調査団のクルーにスカウトされることに。燈の他不法移民のマルコス・Ｅ・ガルシアとアレックスと言った志願者と宇宙局所属の幹部とで調査団が結成されるが、火星に着いてから各小隊はゴキブリと死闘を繰り広げることに。調査隊のメンバーはゴキブリ対策として昆虫などの生物の遺伝子を組み込むという改造手術を受けており、ゴキブリとの戦いでは改造ベースとなった生物の特殊能力を駆使して挑むんだけど生物の生態を説明するナレーションの使い方がAmazonのレビューで言われている通り上手い。
　
　Amazonのレビューで言われていた第1小隊のマルコスがシーラへの思いを胸にゴキブリをやっつける話は感動まで行かなかったがいい話だし、第2小隊の戦いを書いた話では小隊長ミッシェル・K・デイヴスがゴキブリ相手に頭突き、プロレス技を喰らわせるという男前な戦いを披露。ミッシェルって一応ヒロイン格だけど戦いぶりを読んでるとかわいいというより男前だよ。

最近のマンガって「物量で勝る相手に絶望的な戦いを繰り広げる人類」「未知の場所でサバイバル」と言う展開のものが増えてる傾向にあるけど、本作に、同じく『このマンガがすごい（2011年度）』で1位を取った「進撃の巨人」といい、ガンツ、月刊チャンピオンで連載中の「ハカイジュウ」もこの手の作品だからな。
　「テラフォーマーズ」は絵は荒削りな「進撃～」より綺麗ですがゴキブリとグロ描写に免疫がないと続けて読めないです。人がバタバタ死んでいくし（首が飛ぶ等の描写もある）原人みたいな宇宙ゴキブリが不気味すぎますので。その割りには自分「進撃の巨人」「孔雀王」「クレイモア」「ベルセルク」「強殖装甲ガイバー」読んでるんですけど。


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オトコ1位は「テラフォーマーズ」、オンナ1位は「俺物語」でしたが、「テラフォーマーズ」のメッセージイラストはウケてしまった（ゴキブリが主役で、脇で主人公サイドがドン引きしていると言う絵）。


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この作品はガイバーと刺客の怪人デザインが秀逸。単なる変身ヒーロー物ではなく人類創世の謎なども絡めた壮大なドラマも用意されています。3回アニメ化されており、OVA版では「W」の三条陸氏が、TV版では「電王」の小林靖子さん、戦隊と平成ウルトラマンの武上純希氏とヒーロー番組出身の脚本家がホンを書いてます。