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テーマ:アニメあれこれ(26120)
カテゴリ:アニメ
今回見たアニメは「ストップ!ひばりくん」
「すすめ!パイレーツ」と並んで江口寿史の代表作。 <あらすじ> 母を亡くし、天涯孤独となった坂本耕作(古谷徹)は母の知り合いである大空いばり(八奈見乗児)に引き取られることになる。いばりは小さいながらもヤクザの親分で身の危険を感じて逃げようとする耕作の前にとびきりの美少女が現れ、にっこりと微笑みかける。彼女に一目惚れしてしまった耕作は大空家で生活する決心をしたが、それが運の尽きだった。つばめ(平野文)・つぐみ(色川京子)・すずめ(鈴木富子)と美人ぞろいの大空家の姉妹の中で、耕作が最初に会った一番の美少女・ひばり(間嶋里美)は実は男だった。 ・タイトルは関谷ひさしの「ストップ!にいちゃん」が由来。 原作版はいわくつきで当初はオカマキャラを前面に出したギャグ漫画として考えていたが、ひばりくんを可愛く描けば描く程ギャグとなる事に気付き、出来る限りの可愛さでひばりくんを描くようになる。その絵に対するこだわりから原稿を落とすことが増え、週刊連載は無理ということで隔週か月イチ連載にさせてほしいと編集部(「ストップ!ひばりくん」を書いていた頃の編集長は西村繁男)に訴えた江口だが聞き入れてもらえず、原稿を落としたり、休載が増え、締切に間に合って掲載されても本筋とは関係のない話を入れてページ数を稼いだりしてて挙げ句には締め切りに間に合わないってなったときは逃亡したほどで最終的には西村氏に「うちでは面倒を見きれない。それなら余所でやってくれ」と言われて打ち切りに(西村氏は逆に江口と同じ遅筆で知られる寺沢武一に対しては「原稿をある程度描きためるため」という理由があったにしろ、休載を挟んだ『コブラ』の連載を認めている )。20数年後に発売された「~コンプリート・エディション」で一応の完結を見てる。 ・耕作の声は古谷徹さん。同じジャンプ作品の「きまぐれオレンジロード」でも主役を張ってるが、優柔不断なラブコメの主人公にピッタリな役者さん。 ・ひばりは実は男で…ってのは「女装男子」のはしりだけど耕作が惚れちゃうくらい可愛い。担当声優は間嶋里美だが、ほとんど女の子の演技だよ 「海月姫」とか「女装男子」が出てくるラブコメは今ではお約束だが、当時「女装男子」を出したのは男性作家によるラブコメに対するアンチテーゼだったとか。 ・いばりが興奮すると出てくる白いワニは原作では時折出てくる作者を苦しめる存在として書かれてる(白紙の原稿の例えとして)。 ・ひばりは学校で女で通してて男子生徒の憧れの的。下駄箱にラブレターがどっさり…ってシチュエーションは当時の漫画ではベタだけど今はないよなぁ 80年代のベタな展開、登場人物の顔芸とか不条理ギャグを見てるよう。 ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション(v.1) [ 江口寿史 ] ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション 2/江口寿史【1000円以上送料無料】 ストップ!!ひばりくん!コンプリート・エディション(v.3) [ 江口寿史 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 12, 2023 11:22:05 PM
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