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カテゴリ:美術館・展覧会めぐり
今回行った展覧会は「コスチュームジュエリー-美の変革者たち-」。
シャネル、クリスチャン・ディオール、スキャパレリ、イヴ・サンローラン等の有名どころからアメリカのコスチュームジュエリーコレクションを紹介。 今回のジュエリーコレクションは宝石と同じようにカッティングされたガラス、人造パール、エナメル彩色、ラインストーン等を使った大量生産品がメイン(使用されてる素材がレアだったり、生産数が少ない作品もあるが)。 ・シャネルの作品:椿を愛でてたということで椿モチーフのアクセサリーを展示。松かさモチーフと言う珍しいアクセサリーが登場。ビザンツ帝国風のアクセサリーは歴史の教科書に載っていたものにそっくり。 シャネルのコスチュームジュエリーはメゾン・グリポワという所で制作されてるが、細いフレームにガラスを流し込んで作る仕様で、花びらはこの製法でないと表現できないよなぁと思う。 ・クリスチャン・ディオールの作品: ディオール初期のコスチュームジュエリーはミッチェル・メイヤーが担当デザイナー。流れ星モチーフのネックレスはダイヤモンド風にカッティングしてるガラスを多用してるが綺麗。 ディオールは香水「ディオリッシモ」でスズランを使用してるが、コスチュームジュエリーにもスズランをモチーフにしたものが。 ・スキャパレリの作品 衣装に奇抜なモチーフを用いてたスキャパレリだが、アクセサリーも奇抜なものが。ピエロ、パイナップルと珍しいモチーフが。 ・リーン・ヴォートラン: ブロンズ、タローセル(セルロースとレジンを掛け合わせた素材)を使ったアクセサリーを展示。 ブロンズを使ったアクセサリーは古代の金細工を思わせるデザインも。 ・リダ・コッポラ/コッポラ・エ・トッポ クリスタルガラスをふんだんに盛り込んだアクセサリーが綺麗 ・シス(シシィ・ゾルトフスカ) クラックガラスを用いたアクサリーがクール ・ミリアム・ハスケル 新興国のアメリカでは宝石で着飾る習慣(?)はなく、コスチュームジュエリーが発達しセレブ御用達ブランドもあるほど。 ミリアム・ハスケルは実際にデザインはしておらず、チーフのフランク・ヘスと後任のロバート・クラークがメインでデザインを行っていて花をモチーフにした繊細なデザインが多数。 ・トリファリ 1910年にイタリアからトリファリがニューヨークに移民し、トリファリ社を設立。もともとはシルバーのヘアーアクセサリーを製作していたが、徐々にコスチュームジュエリーを扱い始め、1930年代にヴァン・クリーフ・アーペルで働いていたアルフレッドフィリップがチーフデザイナーに。ヴァン・クリーフ・アーペルの商品にはバレリーナ等のプローチがあったが、トリファリの作品にも人物を題材にした作品も。 最後はユニークな素材を使ったアクセサリーを展示。このエリアは写真撮影可能エリアで数点写真を撮ったが七福神がモチーフになってるアクセサリーは珍しかった。 ヴァン・クリーフ・アーペルの展覧会を見に行った時は本物の宝石を使ってるため一ついくらするんだろうか?と思いながら見てたが今回の展覧会のアクセサリーは宝石のようなカッティングをされてるガラス、人工パール等イミテーションを使ってるせいか値段は気にしなかったが、有名ブランドから販売されてたものもあるから名前で売れてたのかな?とか思ってしまったが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 22, 2024 12:15:55 AM
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