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テーマ:今日聴いた音楽(73746)
カテゴリ:音楽(歌番組・MV含む)
今回のお題は戸川純の「玉姫様」
1984年1/25にアルファ/YENレーベルからリリースされた1st。 デビュー作のゲルニカ「改造への躍動」、オムニバス「WE WITH YOU A Merry Christmas」を挟んでリリースされた。 <曲目> Side A 1. 怒濤の恋愛 2. 諦念プシガンガ 3. 昆虫軍 4. 憂悶の戯画 5. 隣りの印度人 Side B 1. 玉姫様 2. 森の人々 3. 踊れない 4. 蛹化(むし)の女 *対応サブスク:Apple・Spotify(2016年リマスターで) #1:サウンドのテープの伸びてるような音はこの曲の作曲担当である比賀江隆男のオープンリールが使われている #2:アンデス民謡「EL BORRACHINO」に歌詞を付けたもの。「一塊の肉片なり」とあるが元々「一介」とあったものをレコード会社が勝手に書き換えられた 「♪その暴虐な仕打ちさえ もはや甘んじて許す」「牛のように 豚のように殺してもいい いいのよ 我、一塊の肉片なり」って曲のタイトルに合ってない?「プシガンガ」は円座を組んでお酒を飲んで歌い踊るって意味らしいので #3はハルメンズの「昆虫軍」のカバー。ハルメンズ版よりエキセントリックに聞こえる #4はコールユーブンゲン『No.26のC』に歌詞を付けたもの。タイトルの「憂悶」は山本舜勝(自衛官で三島由紀夫主宰の「楯の会」の指導官で知られる)の著書「三島由紀夫 憂悶の祖国防衛賦」から。歌詞の中に「コールユーブンゲン」が出てきてる #5は調子がゆったりめからテンション高めに歌うのでエキセントリック #6のタイトルはタクシーで見た「玉姫殿」の広告をヒントに「殿」を「様」に変えている。 「六感は…」という歌詞があるが、元々「第六感は・・」だった。デモテープを聞いたところ変えられていたが、作曲した細野晴臣に敬意を示す意味でそのままにした。「六感」とあるのに「見えない」「聞こえない」と矛盾した箇所があるのはそのため。「玉姫様 乱心」と言う歌詞の通り、色々とおかしい。 #9は「パッヘルベルのカノン」に歌詞をつけたもの。歌詞に当初カブトムシがでてきたが字数が合わなかったことからセミに変えている。虫を擬人化したような歌詞で真面目とエキセントリックさが同居してる。 戸川純 / 玉姫様(Blu-specCD2) [CD] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 29, 2024 04:45:40 PM
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