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そんな「竜馬がゆく」の誕生秘話が紹介されている。 なぜ、司馬遼太郎氏が「竜馬」を主人公にしたのか、その小説のためのモデルとしての高知出身者とハンガリーからの学生のお話など、司馬「竜馬」ファン必読の一冊かもしれないのじゃ。 「司馬遼太郎が書いたこと、書けなかったこと」 小林竜雄著:小学館文庫
第1部 第1章 「竜馬がゆく」誕生秘話 第2章<武士とは誰なのか> 帰宅途中で見つけて第2章まで過去に読んだ小説を思い出しながら読んだ。 忍者モノの「梟の城」と新聞記者 「竜馬がゆく」の坂本龍馬と「燃えよ剣」の土方歳三の2作を中心に、「幕末」や「新撰組血風碌」にふれ、<武士に憧れる男>をテーマに宮本武蔵にもふれ、<武士>を書くために「峠」の河井継之助から、いよいよ最後の武士である「坂の上の雲」に進んでいく。 いずれもオレが青春時代に読んだ本ばかりで、それぞれの主人公がオレに大なり小なり影響を与えていると思っている。 司馬さんは「偏執者に近いけんかい孤高な性格」の持ち主の「宮本武蔵」や「粗野な出世主義者」の近藤勇に対する嫌悪感があったと著者は言い、「戦に美学をもった漢(おとこ)」の土方と世界に誇れる青春像の龍馬と「人生を詩にした」河井のことを主人公にして書いたと説明している。 司馬さんが書く「日本人の漢(おとこ)」 司馬さんの思いが感じられていきいきと小説の中で活躍している。 世界に誇れる青春像としての竜馬・・・ 若者を魅了するはずじゃ。
NHKの「龍馬伝」にはいろいろ思いがあるけど、高杉役がとってもはまっている。 高杉の天才性や薄命性、危険な男をよく現わしていると思う。 高杉とその師、吉田松陰を主人公にした「世に棲む日日」をまた読みたくなったのじゃ。
明日はこの続き、第3章「坂の上の雲」と<明治後期国家>を読むとしよう。 久々にブックセンターに行ったTackeyでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 27, 2010 10:40:30 PM
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