ホテル川久(パンダ沢山の旅 2)
和歌山インターから阪和自動車道にのり、一気に紀伊田辺まで南下した。チェックイン時刻まで少しあったので、白浜の半島部分を一周して時間調節。白浜のシンボル、円月島。この日のお宿はホテル川久。白浜に泊ったことがある人なら、「あ〜 あの川久ね」と意味深な言い方をしてしまうホテル。「バブルの遺産」というと、真っ先に思い浮かべてしまうのがホテル川久だ。バブルがはじける寸前に2代目が巨額の費用を投じて完成したホテルで、会員制で営業しようとしたが、営業時にはバブルがはじけちゃってあっという間に破綻。現在は北海道のカラカミ観光が経営している。建て替える前の旅館川久に宿泊したことがある。もう35年以上前になるかな、両親と一緒に泊った。上品な雰囲気のいい旅館で、絵画が飾られた趣のある空間だったと記憶する。それが嫌味なくらい贅を尽くした建物で、一般庶民には手の出せない会員制(個人2000万)になったと聞き、何だかな〜 と思っていたらコケちゃった。一般も泊れるようになってから宿泊した従姉妹に感想を聞くと、「クッパ城みたいだったわ」と言った。クッパ城、、、あのマリオカートのクッパ城何だかすごく的を得た感想のような気がして、興味はあるもののチョイスせずに15年余りの月日が流れた。でもずっと気にはなっていた。クッパ城を自分の目で見てみたいと思っていたのだ。タイムセールで、リニューアルしたお部屋がバフェの夕朝食付きで出ていたので、クッパ城に泊ってみることにした。かなり大きな建物。これで全88室。ここに泊った人は必ず写真に撮っているエントランスホールずどーんと広いです。天井には22.5金の金箔が貼りめぐらされている。この柱が24本ある。シュトックマルモ(石膏擬石技法)という技法で作られた柱で、当時1本1億円したそうだ。柱だけで24億円、、、 まぁ バブリ〜!!床はローマンモザイク。イタリアのフリウリ州モザイク学校の職人が1枚ずつ手作業で埋め込んだもの。 ほぉーピアノは特注のSTEINWAY&SONS。 あらまぁ。シャンデリアはヴェネツィアンガラスですって。 へぇ〜確かにどれもこれもお金がかかってるわ。とても重厚なエレベーターに乗って客室へ行き、チェックインは客室内で手続きした。