本のタイトル・作者
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(2) (一迅社文庫アイリス) [ 山口悟(作家) ]
本の目次・あらすじ
15歳になったカタリナは、魔法学園へ入学する。
ここから1年、先輩の卒業式までがゲームの世界。
そこで出会うのは、マリア・キャンベルーーゲームの主人公である、光の魔力を持つ平民の美少女。
彼女とゲームの攻略対象たちの恋路を邪魔しないこと!
そのために、魔法学園でも片隅で農業にいそしむカタリナ。
けれど何故か、婚約者である第三王子ジオルド、義弟のキース、第四王子アランのフラグをへし折り続けてしまう。
あっれえ?
はたしてカタリナは、破滅エンドを回避できるのか?!
引用
「あなたが苦しんでいるのを救ってあげることはできないけど……でも、傍にいることはできるから」
悪役令嬢である私に、他人を救えるような力はない。でも、傍にいることはできる。
「傍にいて、悲しい時、辛い時には話を聞いて、元気がでるまで一緒にいるわ」
感想
2020年読書:231冊目
おすすめ度:★★★
男女問わずハーレムにしちゃう無自覚主人公の転生ラブコメ。
頭スコーンと空っぽにして、何も考えずに楽しめる。
アニメの第一期はここまで。
しかし既刊9巻なんですよね…?2期はここからどこまで行くんだろう?
光の魔力の使い手である主人公・マリアの孤独な過去。
闇の魔力を持つ生徒会長のつらい過去。
ひとりで抱えていた哀しみに、カタリナが光をあててくれる。
一人じゃないよ、と手を差し伸べてくれる。
…聖女じゃん…。まったく気付いてないけど…。
カタリナラブ!のみんなが可愛い。
自分のものになって欲しいけど、カタリナファンクラブ(仮)のみんなとわいわいして、カタリナが楽しそうな今の状況も悪くない。
それぞれの孤独を癒してくれた人。
…聖女じゃん…。(2回目)
アニメ11話の挿入歌「君の影、オレンジの空」と、教室が粉々になっていく描写がドンピシャですごく綺麗で悲しくて。
ここばっかりはアニメを…!アニメを見てくれ…!
そして、ジオルドのキスシーンは、本編ではサイドストーリー的な扱いだったんですね。
アニメの構成うまいなあ。
私はラファエル、けっこう好き。「一生お仕えします」タイプに弱い。
ニコルもかなり好きなのだけど、一学年上だから絡みが少なくて悲しい。
まあ、アランもジオルドもキースもメアリもソフィアもマリアも好きなので(これだけ「このキャラ嫌い」というのがないのも珍しい)、みんなと幸せになって欲しいなあ。平行世界で…。
さて、続刊読むのが楽しみです!
これまでのレビュー
2020.12.21「
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(1) 」
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