本のタイトル・作者
家事こそ、最強のビジネストレーニングである [ 堀 宏史 ]
本の目次・あらすじ
「ビジ家事」がもたらす11のメリット
第1部 家事であなたの「仕事力」が向上する
第2部 家事がやりたくなる「ビジ家事」理論
感想
2022年017冊目
★★
男性向けの家事本だからしょうがないんだろうけど、「今更何言うとんねん」感が強かった。
メリットないと家事せえへんのか、お前…?
家事により、
・ビジョニング力
・段取り力
・分析力
・調整力
・スケジューリング力
・同時並行力
・効率向上力
・コストコントール力
・チーム運営力
・アウトソーシング力
・プロジェクト力
・コミット力
が身に着くらしい。
というわけで家事をしているみんな!我々はすごい力を既に身に着けているぞ!!!
ビジネス書や自己啓発本が好きで、家事をしない男性にはいいのかな。
私、独身だったころ、仕事の段取りが苦手だったんです。
今でも結構行き当たりばったりで生きてるんですが、もっとひどくて。
ワーキングメモリ少ないからシングルタスクでいっぱいいっぱいになるし、「自分なんかがこんな○○を決めていいのかな」と思うから仕事進められないし、あかん子。
今、新卒3年目の部下を見ていると、「私なんかよりめっちゃすごいなあこの子」と思うし、同時に「ああ、自分もこんなだったなあ」と懐かしく思う。
結婚して、子供が出来て、復職して。
…仕事効率すごーく良くなってびっくりした。
マルチタスクに対応できることはもちろん、何より段取り力、先を見据えてやる力がいつの間にか身に着いていて、それも手早く出来るし、決断も速い。
え、すごない?!
ってなりました。育休中にまさかそんな能力が身に付けられていたとは。
(でもまだまだ出来てないこといっぱいあって、特に部下が今7人いて、それぞれバラッバラの業務内容なので、そこに自分の担当業務の進捗管理も加わって、頭パーン!ってなってます。その点、ベテランのすごく進行の上手い方を見て真似て学ぶ日々…。)
私、家事好きなんです。
いや、正確に言うと、「お皿を洗う」「洗濯物を干す」といった、マイナスをゼロにするような家事。
料理は、ゼロからプラスを作りだすからあんまり好きじゃない。
皿洗いとかもう、楽しすぎん?
うちは食洗器がないので、食事後すぐに手洗い。
朝は、NHKのWorld-Japan News(日本のニュースを英語で報道しているラジオ)を聞きながら。
夜は、朝勉強したラジオ英会話を復習しながら。
子どもに邪魔されない(「今お皿洗ってるからー!」とアワアワの手を見せると諦めるので)貴重な自分だけの時間。
堂々と勉強できる時間。
ひゃっふー!
私はごはんづくりは苦痛なんですが、この本で「定番メニュー」「日替わりメニュー」「週替わりメニュー」があるレストランをイメージしてみて、と言っていて「なるほど」と思った。
レストランですら、基本的にメニュー表に載っているものは同じなわけですよ。
いわんや一般家庭をや。
私の料理はだいたい毎日「シェフの気まぐれ料理」なので、もはやレシピを見ることもないのですが、「それでいいのだろうか」と思うことがたまーにある。
一定の材料の組み合わせが脳内で固定化されており、シナプスが「だいこん―!」「おでんー!」と繋がってしまう。
もっと目新しいメニューをご提供すべきなのでは?と、たまに思う。
しかし、別にいいですよね。
レシピだってそうやん?
当たり前の、何千何万回と作られて、みんなが定番にしたものが生き残って、今も作り続けられているんだから。
好きな料理は?と訊かれて、珍奇なものをあげる人、そんなおらんやん。
ハンバーグ、皿うどん、肉じゃが、餃子、ポテトサラダ、ぶりの照り焼き…。
当たり前の組み合わせで、ええやん。
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