蝋梅の実
今年は開花がだいぶ遅れ、3月の10日頃から、例年の半分ほど花を付けた蝋梅に実がなってます。図鑑を見ると蝋梅の実は「偽果」だと書いてあります。「偽果(ぎか)」は花床・花軸・萼など子房以外の部分が、子房とともに肥大して多肉となった果実。オランダイチゴ・リンゴ・イチジクなどの果実の類。だそうです。「偽果」に対して「真果」というのがあり、「真果(しんか)」は受精後、種子の発育に伴って、子房の部分だけが発達して生じた果実。モモの実など、例は多い。そうです。実は「アルカロイド」を含み、猛毒となってました。水仙の葉をにらと間違え食して中毒を起こすのも同じです。たばこのニコチン、ケシに含まれるモルヒネも似たような植物「アルカロイド」とのことです。もう少し熟せばリンゴに似て美味しそうに感じますがね。毒もうまく利用すると薬となるようですが、そんな術は知るはずなく、触らないことに超したことなし。