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2008年12月25日
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カテゴリ:「秘密」詩・小説
BLの苦手な方は読まないでください。

  18歳未満のお子様も読んではいけません。

  あくまで二次創作ですから、苦情は一切受け付けません。

  何卒ご容赦くださいませ。


   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート


 僕がわざと答えずに寝たふりをしていると、青木は後ろから僕を

 抱きすくめ、僕のパジャマに手を入れてきた。

 「うん、やめ・・・」

 「反応良いですね。やっぱり起きてました?」

 青木が耳元でささやく、そのまま耳たぶを甘噛みされ、ねっとりと

 舐められた。

 「あ、やめろ・・・」

 僕が首をよじって青木を見ると、青木は僕の唇に口づけした。とろ

 けるようなディープキスに僕はまた抵抗することを忘れてしまった。

 青木の手が僕の身体を狂わせる。舌と舌を絡め合わせ、快感を

 むさぼるように何度も唇を合わせた。

 「口でしてあげましょうか?」

 青木が意地悪く僕に聞いてきた。青木はいつもベッドでは意地悪

 になる。僕は少し照れたようなしぐさで目を閉じて青木が服を脱が

 せるのを待っていた。僕はいつも何もしない。青木が与えてくれる

 快楽を味わうだけ。快楽は甘い蜜のように僕を溶かし、トロトロに

 溶けた僕を青木は美味しそうに舐め上げ味わうのだ。

 「薪さん、もう1本指入れていいですか?2本じゃキツイかもしれ

 ないけど、慣らさないと俺のが入らない。」

 「あ、ダメ、やだ、いっ、痛いっ。」

 「薪さん、ローションって知ってます?これつけると滑りがよくなるん

 ですよ。明日のために買ってきたけど、今日、使っちゃいますね。」

 「あ、やだ、やめろ、青木。」

 「また、痛いのヤダって泣くんじゃないでしょうね?もうこれ以上待

 てませんから。」

 「あああああああああああ~」

 青木が僕の身体に入ってきた。信じられないほどの激痛が僕を

 襲った。僕は身体をのけぞらせ苦痛に耐えた。身体の中で青木が

 動くたびに僕は悲鳴をあげ、青木にしがみついた。

 「薪さん、痛いですか?すみません。」

 「ばか。あやまるなよ。」

 「薪さん、好きです。愛してます。」

 青木は僕にくちづけした。愛してるという言葉は魔法の言葉だ。

 どんな苦しみも愛があれば乗り越えられる。僕に再び快感の波が

 押し寄せた。僕の悲鳴はいつの間にか嬌声へと変わり、愛の高波

 が僕を更なる高みへと押し上げ、僕の思考回路は津波にさらわれ、

 頭が真っ白になった。

 「薪さん、大丈夫ですか?ちょっと切れちゃいましたね。でも、

 薪さんが感じてくれて良かった。」

 青木はティッシュで僕の身体を拭いながらそう言った。

 僕はぐったりとして何も答えなかった。

 とうとう一線を越えてしまったけど、不思議と後悔はなかった。

 「薪さん、メリークリスマス!開けてみてください。」

 青木は可愛いリボンの付いた小さな箱を差し出した。

 「青木、クリスマスイヴは明日だぞ。」

 僕がそう言うと青木はくすっと笑って、こう言った。

 「薪さん、時計を見てください。もう夜中の2時ですよ。薪さんが

 ベッドに入った時にはすでに12時まわってたのに気づかなかった

 んですか?」

 僕は時計を見て、今日が24日であることにようやく気づいた。

 「さあ、早く開けてみてください。」

 青木にせかされて僕は包み紙を破って小箱を開けた。指輪だった。

 シルバーリングかと思ったが、プラチナだった。

 「プロミスリングです。ステディに贈る。」

 青木は僕の手をとり、左手の薬指にそっとはめた。

 「結婚してください。」

 「ばか、僕は・・・」

 「籍を入れるのは無理だってわかってます。でも、一緒に暮らしま

 しょう。一生俺のそばにいてください。俺は死ぬまであなたを愛し

 続けます。」

 青木は僕を抱き寄せた。僕は青木の腕の中で、それも悪くないと

 思った。僕はまだ青木に愛してると言ったことがない。今まで誰も

 愛したことがないから、これが愛なのかわからないからだ。青木は

 勝手に僕が照れて何も言わないだけだと勘違いしている。僕は

 青木のそんな傲慢で強気なところが好きだった。愛とはただ単に

 好きの延長上にあり、一緒にいて幸せと感じることであるなら、

 100%僕は青木を愛してる。でも、まだそれは確かな定義では

 ないのだから、確信できるまで黙っておこう。いつか僕は青木に

 愛を告白する時が訪れる気がする。それまで僕の思いは秘密に

 しておこう。僕はまた何も答えずに青木の腕の中で寝りについた。

                             (完)

   
   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート


             





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最終更新日  2024年02月27日 17時55分16秒
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こんばんわ!   樹紫 さん
PCを買って、今日ほど良かったと思ったことはありません。

一人で部屋を閉め切って、楽しんで読ませていただきました♪ (2008年12月25日 23時02分55秒)

コメントありがとうございます。   あみりん9129 さん
樹紫さん
>PCを買って、今日ほど良かったと思ったことはありません。
>一人で部屋を閉め切って、楽しんで読ませていただきました♪
-----
 喜んでいただけて光栄です。
 欲望の趣くままに書いたのでR18になっちゃいました。
 私はこんなものをブログに載せて良かったのか悩んでいます。
 小心者なので~そのうち後編を削除するかもしれません。
 
(2008年12月25日 23時59分52秒)

萌~!   菜々里 さん
すごい~わたし今あみりんお嬢様がこのシリーズ書かれてるの知ったんですけど、私読むの遅くて、ゆっくり読みたいのでもう少しできたら消さないでください~(>_<)o
というか消さなくて全くOKだと私は思うのですが(*>▽<*) (2008年12月26日 00時42分29秒)

つ、ついに・・・   都 めぐる さん
あみりんさん、ついに一線越えっっ!!

迷っていた割には結構大胆です(笑)
ドキドキしながら読ませていただきました!

ま、薪さんがついに・・・

「秘密」のR小説は他にも書いている方いらっしゃいますが、「初」の薪さんを書いたのはあみりんさんが初めてですよね?
興味深く読みました(笑)

青木も男性は「初」だと思ってたんですが手際がよろしかったようで(笑)きっと真面目な彼らしく予習をしていたんでしょうね?
これからは復習も怠らず、薪さんをより開発していくのだろうと思います!

>「結婚してください」

原作で雪子さんに言ったセリフを、薪さんに言わせちゃったあみりんさんにしびれました(笑)

明日メロディ発売ですね・・・。
青木と雪子さんの結婚が「無し」になりますように!

あみりんさん、いいクリスマスプレゼントでした。
ありがとうございます!
(2008年12月26日 08時24分00秒)

コメントありがとうございます   あみりん9129 さん
菜々里さん
>すごい~わたし今あみりんお嬢様がこのシリーズ書かれてるの知ったんですけど、私読むの遅くて、ゆっくり読みたいのでもう少しできたら消さないでください~(>_<)o
>というか消さなくて全くOKだと私は思うのですが(*>▽<*)

 ではお言葉に甘えて消しませんね。
 R18を書いたのは10年ぶりです。
 小説自体大学を卒業してから今年まで一度も書いてませんでした。
 せっかく封印していたのにとうとう書いてしまいました。(笑)

(2008年12月26日 09時38分22秒)

コメントありがとうございます   あみりん9129 さん
都 めぐるさん
>あみりんさん、ついに一線越えっっ!!
>迷っていた割には結構大胆です(笑)
>ドキドキしながら読ませていただきました!

>23日に初Hシーンを書いたのですが~25日まで
 前回3行カットしたみたいに今回も30行カットしようか迷ってました。
 
>「秘密」のR小説は他にも書いている方いらっしゃいますが、「初」の薪さんを書いたのはあみりんさんが初めてですよね?

>私は今でも原作の薪さんは童貞処女だと思っています。(笑)

>青木も男性は「初」だと思ってたんですが手際がよろしかったようで(笑)きっと真面目な彼らしく予習をしていたんでしょうね?

>そうです。書物で勉強してたんです。
 青木は薪さんを好きになるまでノンケの設定です。

>「結婚してください」
>原作で雪子さんに言ったセリフを、薪さんに言わせちゃったあみりんさんにしびれました(笑)

>へへ・・原作から持ってきたセリフって気づかれましたか。
 原作でも雪子じゃなく薪さんに言えよって思ってましたから!

>明日メロディ発売ですね・・・。
>青木と雪子さんの結婚が「無し」になりますように!

>そうですね。雪子に不幸が訪れますように・・・(笑)

>あみりんさん、いいクリスマスプレゼントでした。
>ありがとうございます!

 私からのRのプレゼントを喜んでいただけて嬉しいです。
 ありがとうございました。
(2008年12月26日 10時05分25秒)

薪さん、おつかれさまでした   こゆう さん
いや~、あみりんさんお疲れ様でした。
青木のまずい料理を食べさせられる薪さんが哀れです。
「薪さんの3大欲求を満たし隊」隊長の私としては、青木の行為はイえろーカードです(笑)
薪さんに焦げたものを食わせちゃイカン(>_<)

あみりんだったか、ともさんだったか、「最初は青木が無理やり・・・」みたいなことを書いてたような気がするんですけど、私もこっちのが萌えるみたいです(笑)ごちそうさまでした♪
青木が指輪を薪さんに贈ってくれるなんて思わなかったです。薪さん指輪はめて出勤しないですよね?さすがに。チェーンに通してネックレスにして身につけるとか?・・・勝手に想像してしまいました。





(2008年12月27日 00時09分51秒)

コメントありがとうございます   あみりん9129 さん
こゆうさん
>「薪さんの3大欲求を満たし隊」隊長の私としては、青木の行為はイえろーカードです(笑)
>薪さんに焦げたものを食わせちゃイカン(>_<)

>薪さんは一口しか食べてませんから。
 迷惑そうにしてる薪さんを書きたかったもので~
 ツンデレ好きな私を許してください。

>あみりんだったか「最初は青木が無理やり・・・」みたいなことを書いてたような気がするんですけど、私もこっちのが萌えるみたいです(笑)ごちそうさまでした♪

 嫌がるのを無理やりが一番萌えますよね。
 
>青木が指輪を薪さんに贈ってくれるなんて思わなかったです。薪さん指輪はめて出勤しないですよね?さすがに。チェーンに通してネックレスにして身につけるとか?・・・勝手に想像してしまいました。

 薪さんは指輪はめて出勤しないでしょう。
 ネックレスもしないです。
 青木は女性としか今まで付き合ったことがないので
 ピントがズレてるんです。
 このシリーズではズレまくった青木をずっと書いてます。
 なぜなら私は鬼畜ですから~。(笑)
 
 
(2008年12月27日 10時14分49秒)

読みました~!   菜々里 さん
残しておいてくれてありがとうございました~!うひょ~最終話が…!!
うう~このお話しを知らないのが残念でしたが、それでもかなりどきどき萌えでした☆
すごくよかったですぅ~文もとても上手で読みやすくって…よく書けるなぁと感心します(>_<)
ハッピーエンドでほくほくです♪ 映像で見てみたいです…妄想←コラコラ
(2008年12月29日 02時12分24秒)

コメントありがとうございます   あみりん9129 さん
菜々里さん
>残しておいてくれてありがとうございました~!うひょ~最終話が…!!

 OO喪失に向けて全力で書きました。(笑)
 他の方の小説は誘い受けが多いのですが~
 私は皆様とは違って薪さんは汚れなきお人だと信じておりますので~
 告白1、2は汚れなき設定にしております。(笑)

>すごくよかったですぅ~文もとても上手で読みやすくって…よく書けるなぁと感心します(>_<)

 小説を書いているとつい漢字が多くなりがちですが~
 あえて読みやすいように私の書けない難しい漢字は変換しないことにしています。
 それと、起承転結のあらすじを頭で考えてから
 一気に数時間で書くので~
 結末を考えずに書き始める方よりはまとまっているかと・・・(汗)

 
(2008年12月29日 12時37分34秒)

いつのまにっっっっ!!!   コハルビヨリ さん
私がオフ会に行ってる間にこんな凄いSSが生まれてたのですね・・・!!!

遂に18禁越えを果たされましたか!
素晴らしいです!ありがとうございます!!

私、OO喪失の薪さんを読むのが長年の夢だったんです。
誰もお書きになってらっしゃらないから、きっと難しいんだろうな~、と
思ってたので嬉しかったです(^^)

それにしても薪さん痛そうですね~
うう~可哀想~~でも男同士だから仕方ないですもんね~(^^;

>嫌がるのを無理やりが一番萌えますよね。

はい♪私もそれが一番萌えます♪

この調子でどんどん創作に励んで下さい!
これからも楽しみにしてます★


(2008年12月30日 19時05分40秒)

コメントありがとうございます。   あみりん9129 さん
コハルビヨリさん
>遂に18禁越えを果たされましたか!

 とうとう封印を解いてしまいました。
 あみりんの名では初のR18です!

>私、OO喪失の薪さんを読むのが長年の夢だったんです。
 誰もお書きになってらっしゃらないから、きっと難しいんだろうな~、と
 思ってたので嬉しかったです(^^)

 夢が叶っていただけて光栄です。
 実は未経験の設定で青木と結ばれたほうが
 いっそう萌えるのではないかと思い、告白2を書きました。
 告白3ではノーカットでR18にするかまたカットして
 R16におさえようかさんざん迷いました。(笑)
 
>この調子でどんどん創作に励んで下さい!
>これからも楽しみにしてます★

 ありがとうございます。
 ご期待に少しでも応えられるように頑張ります。p(^_^)q

(2008年12月30日 23時39分06秒)


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