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2009年11月10日
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テーマ:†黒執事†(564)
カテゴリ:「黒執事」小説
5万HIT記念に小説を書きました。

 私の書く変態小説を読んでくださる皆様に感謝します。

 今回もR指定です。

 BLの苦手な方は読まないでください。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート


 その古城はいくつかの森を越えた湖のほとりにひっそりと

 建っていた。月が満ちて森を明るく照らす夜、湖の水面に

 浮かぶ満月は血塗られた。

 「美しい。」

 古城の主は窓からその光景を眺めてこう言った。

 「我が妻は自ら贄となり、湖に住む魔女となる。湖の底に

 沈んだ肉体は朽ち果てようともその魂は永遠に生き続け

 るであろう。」

 「お父様、何故、お母様を殺したのですか?」

 「禁忌を犯したからだ。」

 古城の主は鎖で繋がれている我が子の元へゆっくりと近づき

 そっと足に触れた。足枷がきついのか血が滲んでいる。

 「私はおまえを失いたくないのだよ。罪を犯した者はその罪

 を償わなければならない。分かるね。さあ手を出しなさい。」

 恐る恐る差し出した白く細い手首に手枷をはめて、古城の

 主はこう言った。

 「我が愛しき天使よ。きっと『月の魔女』がおまえを守って

 くれる。だから今は父を信じて大人しくしていなさい。」

 そして、まだ幼い我が子を抱きしめ、その唇に口づけした。

 黄金色の髪を愛撫しながら別れを惜しむように唇を重ね

 合わせた。一時が永遠になるかも知れない。そんな思い

 が募った。長いキスの後、彼は拘束具を手にして足枷を

 はめ直した。

 「いや、お父様、やめて!」

 泣き叫ぶ息子の口を拘束具で塞ぎ、無理やり魔法陣が

 書かれた棺に閉じ込めた。彼は部屋の床に書かれた

 魔法陣を消し、棺を抱えて部屋を出た。

 月は美しく輝き、湖に浮かぶ死体を照らしていた。

 満月の夜にふさわしい生贄だった。

                        (続く)


   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート


   





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最終更新日  2024年02月27日 22時22分08秒
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