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2011年02月21日
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カテゴリ:「秘密」詩・小説

 BLの苦手な方は読まないでください。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  



 翌日、薪と青木は中学校に訊き込みに行った。しかし、田中は

 すでに辞職しており、住所も引っ越して分からなくなっていた。

 「八方ふさがりだな。」

 ため息をつく薪に青木は

 「指名手配できませんか?」

 と言った。だが、薪はこう言った。

 「裏がとれてないのに、指名手配できるわけがないだろう?

 まだMRIで殺人の動機のある人物を見つけ出しただけに

 過ぎない。状況証拠すらないんだぞ。本人がいれば、何か

 揺さぶりをかけて、尻尾を出したところで任意同行で署に

 連行すれば、自白に追い込めるかもしれないのだが、容疑者が

 行方不明では捜査ができない。逮捕状がとれなければ、

 所轄は使えない。八方ふさがりだ。」

 頭を抱えている薪に岡部がやって来て、言った。

 「室長、総監がお呼びです。」

 「チッ。こんな時に・・・」

 薪は不機嫌そうに舌打ちして室長室を出て行った。

 青木はもう一度MRIで犯行当日に犯人が映っていないか

 調べてみた。だが、1人目の被害者が犯人を見たのは鈍器で

 殴られた際に倒れながら振り向いた時の一度だけだった。

 犯人はサングラスをして、花粉症用の大きなマスクをし、

 帽子を深く被り、コートを着て、手袋をしている。見るからに

 怪しい格好だが、目撃者は一人もいない。クロロホルムを

 嗅がされて、気を失い、目が覚めた時には目隠しをされていて、

 犯人の顔が全く見えない状態で犯されている。二人目も同じで

 犯人の顔を見ていない。違う所といえば、尾行されている事に

 気が付いて、一瞬走り出したが、すぐに捕まってクロロホルムを

 嗅がされた後、鈍器で何度も殴られている。ほんの数十秒間か

 せいぜい1分間の出来事だが、大声を出せば、人けのない夜道

 でも誰か見に来るはずだ。それなのに目撃者は誰もいない。

 声を出さなかったのだろうか。車で連れ去られ、目が覚めた後も

 目隠しされ、口と手を縛られていて、声を出せず、身動きも

 とれずにいる。どこかの家のソファーで殴られ、犯され、痛めつけ

 られ、首を絞められて殺されるまで少年は何も見ていない。

 田中容疑者のアパートは2階だった。駐車場に止めて自宅まで

 担いで帰ったら、誰かに見られるに決まっている。どこに

 連れ込んだのだろう。いや、待てよ。目が見えていないのに

 何故ベッドじゃなくてソファーだと思ったんだ?幻影だ。少年が

 触れて体感したものがぼんやりと浮かんで見えたんだ。だから、

 頭の上で両手を縛られていたのも分かったし、犯人が服を

 着たままのしかかっているのも分かった。あっ、これは車。

 車の中だ。犯人は車で連れ去った後、そのまま犯している。

 ソファーだと思ったのは車の後部座席だ。目撃者がいないのは

 自宅や隠れ家に連れ込んでいなかったからだ。もし、車の

 窓ガラスを黒いシールド張りにしていたら、外からは見えない。

 では、どこに車を止めたのだろう。人に見つからずに3、4時間

 駐車できる場所。河川敷だ。二人目の被害者は川に死体を

 捨てられている。一人目は池だった。いずれも近くに車を

 止めやすい場所がある。連れ去る時の数分間と死体を捨てる

 時の数分間に運よく人に見られなければ、目撃者はいない。

 連れ去る場所も大きな公園の横の道で夜間は滅多に車も

 通らない道だった。犯人は綿密な計画を立てて犯行に及んだに

 違いないと青木は思った。

 「ちょっと訊き込みに行ってきます。」

 青木は岡部に告げると、犯行現場に向かった。


                         (続く)



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最終更新日  2011年02月21日 20時10分29秒
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