テーマ:韓国!(16985)
カテゴリ:韓国の中学校
韓国の問題の多い公教育(中高校)には、わけわかめなボランティア活動というものがある。 夏休み中に規定の時間をやってしまいなさい、という指示が出るので、今の時期、ボランティアの時間稼ぎに学生達は右往左往している。 昨日も、天安イーマート近くのロータリーのところで、ほんの50本くらいの木の苗木を植えるところに、20人くらいの男子高校生?が、うろうろしていた。 50本くらいなら、はんら一人でも出来そうなものである。 おそらく、洞事務所かどこかで、ボランティア学生を引き受けなければならないため、ああいうことをさせているのだろう。。。 コーちゃんの中学校のHPには、これまた洞事務所(町役場)主催で、町の掃除をするから集まれという情報が載っていたので、昨日、その集合場所に行ってみたところ。。。 ボランティアの時間稼ぎをしようとする中学生が、これまた7,80人は集まった。 あまりの集まりように、洞事務所の職員も、追加のゴミ袋を買いに走っていた。 学生一人一人に、50リットルのゴミ袋が手渡され 「これをいっぱいにしてきたら、ボランティアの時間、2時間を認定します」 と言う。 50リットルのゴミ袋って、ものすごくでかい。 その上、この辺りはマンションの密集地帯なので、毎朝、環境美化員という公務員が道の掃除をしているし、マンションの敷地内は管理事務所でこれまた掃除するので、とってもきれいなのだ。 こんなところで、80人分X50リットル=4000リットルものゴミが出るわきゃない。 しかし。。。 心配をよそに、1時間くらいでコーちゃんは帰ってきた。 「ゴミ袋、どうしたの?」 と聞くと 「いっぱいになって、2時間認定もらってきた」 と言う。 あやしい。 聞くと、隣のSマンション内に入ったところ、 あまりの大人数が大きなゴミ袋を持って登場したのに驚いたのか、 炎天下の中学生たちを可哀想に思ったのか、 Sマンションの管理アジョシが、Sマンションのごみ収集所を大解放! 「好きなだけ、ゴミを持って行きなさい!」 とおっしゃったそうなのだ。 かくして、コーちゃんたちは、Sマンションのごみ収集所にあったゴミをゴミ袋に詰めなおして運んだだけで、ボランティアを認定されちゃったのだ。 この、学生達の全く意味の無いボランティア活動には、たくさんの批判や意見があるようだが、なかなか改善されない。 はんらとしても、田舎で体の悪い老夫婦が細々と農業をやってるようなところに行って、若さいっぱいの男子中学生たちが雑草取りでもしてあげたら、どんなに喜ばれるだろう、とか思うのだが、 「個人の利益にかかわる、そういうところは認定されません」 と言われてしまう。 毎日毎日、田舎で農作業や舅姑のお世話に追われている主婦を、女子学生が行って、お手伝いしてあげたら、ほんの少しでも助けにならないだろうか、とも思うのだが、そういうのも認定されない。 だから、韓国の学生達は、何の意味も無く、誰からも喜ばれず、誰の役にも立たないようなボランティアに、多くの時間を費やさねばならないのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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