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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2020年01月11日
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テーマ:Jazz(1652)
カテゴリ:ジャズ
ケニー・バレルの諸作の中でも個人的に特別な愛聴盤


 ケニー・バレル(Kenny Burrell)の最良の盤はと問われると、丸3日間(否、せめて1週間?)は頭を抱えることができそうだが、間違いなくその1枚の候補にするかどうか迷うだろうと思うのが、本盤『ブルージー・バレル(Bluesy Burrell)』である。1962年に録音されたもので、まだまだ伸び盛りの当時30歳過ぎのバレルが、既に大御所だったコールマン・ホーキンス(Coleman Hawkins)と全7曲中4曲で共演しているという作品である。

 本盤の特徴と言えそうな点を順に見ていくが、結論から述べてしまうと、全体を通じてダンディでシャレている。それはいろんな要素が交わりつつも、最後は独自色に染まっているというところにあるからと言っていい。

まず、一点目の特徴としては、上述の通りの共演盤であるということ。ホーキンスのテナーが聴けるのは4曲だが、それらはいずれもどこか自制的である。バレルはこの録音以前にも優れた共演盤(例えばこちらこちらこちら)をいくつも残しているが、相手の良さを消さずに自分の良さも消さない演奏は見事というほかない。このことは本盤にも当てはまり、上の“自制的”というのは決して悪い意味ではなく、ホーキンスもバレルもいい意味で互いを意識しあった結果だったということなのだろう。

 二つめに、演奏の精度の高さが挙げられる。ホーキンスとバレルの演奏だけでなく、ピアノのトミー・フラナガン(当時はホーキンスのグループのレギュラー・メンバーだった)をはじめとする面々がとにかく安定している。そして、三つめは、“中途半端な”ラテン風味。コンガのレイ・バレットが4曲に加わっていて、冒頭の1.「トレス・パラブラス」(「キサス・キサス・キサス」でも知られるキューバ人作曲家オスバルド・ファレスの作)も、そういう意味では、典型的な選曲である。ところが、実際に演奏を聴いてみると、“これがボサ・ノヴァ?”という声が聞こえてきそうなぐらいジャジーでブルージーさが温存されている。つまりは、“中途半端な”ラテンのフレーバーというのも、決して悪い意味ではなく、ラテンに化けてしまうことなく、あくまで“ご飯の上のふりかけ”的なちょっとしたフレーバーに止めているところがミソなのだと思う。

 それでもなお、この肩の力の抜け具合は真剣なジャズとは言えん!という、至極まっとうな意見もあるかもしれない。けれども、演奏がシャレているというだけでなく、それが一貫したダンディズムに結びつているのは、やっぱり本盤のよさで、何度繰り返して聴いても筆者が心打たれる部分であったりする。


[収録曲]

1. Tres Palabras
2. No More
3. Guilty
4. Montono Blues
5. I Thought About You
6. Out of This World
7. It's Getting Dark


[パーソネル、録音]

Kenny Burrell (g), Coleman Hawkins (ts, 1., 4., 5., 7.), Tommy Flanagan (p), Major Holley (b), Eddie Locke (ds), Ray Barretto (conga, 1., 4., 6., 7.)

1962年9月14日録音。




 ​
デサフィナード+ブルージー・バレル [ コールマン・ホーキンス ]

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【輸入盤CD】【ネコポス100円】Kenny Burrell & Coleman Hawkins / Bluesy Burrell (ケニー・バレル)




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Last updated  2020年01月11日 22時07分51秒
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